くじら12号さんの映画レビュー・感想・評価

くじら12号

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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何か起きても起きなくても、ささやかに夢を見て目が醒めたら、その日はperfect day。
通勤時の選曲って大事。
大変な時期を乗り越えて、自分の望む生活ができるようになった20代初めの頃は、あんな風
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

5.0

見終わった後もあの人たちの生活がどこかで営まれているのではと思わされるいい映画ですね。すべて語らなくてもすべて画面に映さなくても細部から関係性や人となりが浮かび上がる。そして主演の声に支えられた作品。>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

公開日に鑑賞していたけど、とても日が経ってしまった

こんな世界観見たことないと思って、しばらくの間抜け出せませんでした

貧困で死にゆく人たちを見て大声で泣くシーンが1番心に残った。
初めは物事の分
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ケリー・ライカート映画をこれまで4本見たけど、人と人は繋がれないというか、どこか虚空を漂う人たちが描かれていたので、主人公の二人の関係性がどうなるかというのは見どころだった。
とはいえ、冒頭ですでにそ
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GIFT(2023年製作の映画)

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「音楽のための映像」として心構えを持って鑑賞するとしないとで、かなり見方が変わってくると思った。映像があるとどうしてもストーリーを見出して心が動いてしまうが、音楽はかならずしもリンクしない。トークショ>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

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「希望のかなた」以降久々のカウリスマキ!
現実とフィクションのチューニングが前回とは違っている。憂いは重いけど、メッセージがストレートでバランス良い。口数少ないから回りくどいこと言わず、「すぐ来て」と
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私の好きな季節(1993年製作の映画)

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家族や人間関係をテーマにした作品で、なかなか緊張感を孕んだ内容だったけど、美しいトゥールーズの風景に少し心癒された。
そしてドヌーヴの存在感がやはり強い、、ピリリとした空気に拍車がかかる。
アントワー
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

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モーリーとチチの関係性がいちばん色っぽかった。親密さは画面に映る。
自分好みの会話劇でした。

さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

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買い物ブギかっこよかった!
ちびまる子ちゃんの世界観は純粋な子供向けというよりシュールで独創的だと改めて認識。

ガール・ピクチャー(2022年製作の映画)

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女の子たちかわいいな。
口喧嘩したあと、怒って立ち去るのかと思ったら、そばに駆け寄ってハグをするのが良かった。ミンミとロンコの強い関係性が見えたワンシーン。

出てくる男子が見た目や性格ははさまざまだ
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ソングス・フォー・ドレラ 4Kレストア版(1990年製作の映画)

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シンプルな構成だったので、歌詞がとても印象に残った。字幕の日本語訳がとてもありがたい。"open house"一つとってもニュアンスがあるんだなあ。
立川さんとsugizoさんのトークが面白かった。や
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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

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バッドニュース
グッドニュース

自分が今まで人に助けてもらってきたことって本当にたまたま偶然ラッキーだったんだなって思う。
じいさんの6ドル、敷居の向こうのルー🐕あっちの世界とこっちの世界。現実。貨
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

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カートからの誘いは、子供が生まれる前のシリアスなマークには息抜きになるはずだったけど、焚き火でも心ここに在らずでそれはカートも泣くよ。お互い昔はきっと流せていたであろう価値観の合わない会話も今は何だか>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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面白いのか面白くないのかよくわからん。
主線軸がコインランドリーと税務署。良く考えたらそこから出てないけど、マルチバースの考え方は時間も空間も広がるからすごいよね。ある意味感心しながらも今何を見させら
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ハンナだけど、生きていく!/ハンナはいつも、アイされたい(2007年製作の映画)

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グレタガーウィグがヘルシーでキュート。友達の恋愛を横で見ている気持ちになる。

シンプルメン(1992年製作の映画)

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ハル・ハートリーはなんとなくハマれないな、と思いながらハマれなさを確認するために2作目。
シリアスさと笑いのバランスとか可愛いと思う女の子像とかの感覚がちょっと自分とは違うのかな。本当に絶妙なさじ加減
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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この原作漫画ではうるっときてしまうことがよくあるのだが、楽器のできない私は、映画では素人の玉田がとても刺さりました。
演奏はやはり素晴らしく、特にSO BLUEの二人の演奏と左手だけのピアノの演奏がと
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バビロン(2021年製作の映画)

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この映画を観た夜は悪夢を見た。
それほどになかなか居心地の悪い時間が大半。
でもマニーがネリーに恋をしたあの瞬間はやっぱり素敵で、この映画で一番好きなシーンだ。それだけで映画は成立するし、そういうシー
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人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版(2022年製作の映画)

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おっきな岩壁があったら、ただそこにあるなぁと思うだけで、登ろうという発想には到底至らない。まったく発想が違う。
山のことを考えて山だけ登って生活できている。目がキラキラしていて、とても幸せそうだった。

長江哀歌(ちょうこうエレジー)(2006年製作の映画)

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建物をハンマーで叩き壊す人々が印象的。緑色した雄大な河。

時たまSF的要素が入り込んで、脳みそバグったかなと思ってしまう。
この絶妙なバランスがよき。

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