くじら12号さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

くじら12号

くじら12号

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スパイダーマン(2002年製作の映画)

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ウィレム・デフォーさんの悪役顔めっちゃいい。グリーンゴブリンには日本の能面ぽさとレンジャーものの悪役の質感と造形を感じて妙に親近感。
ピーター真面目過ぎて生きづらそう。

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

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地上波の録画を鑑賞。

マッツのデスパンダメイク🐼
ヒーローはマントに好かれるもんなんだな。
スピリチュアルと魔術と気功が混ざったまやかし感がドクターストレンジの色彩に詰まってる気がする。ストレートな
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アメリカの影(1959年製作の映画)

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即興演出とジャズ。

兄弟の設定が面白かった。途中まで義兄弟なのかとさえ思っていた。それほど日本で生まれ育った自分にとって人種問題は馴染みの薄いことだったのだなと気づく。
マンハッタンの街の中でレリア
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

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やっぱり禍威獣とがっつり戦うシーンが胸熱でした
ウルトラマンの人間愛とかバディ愛をいうほど強く感じなかったのが少し残念

プレゼンする外星人
会話のアングルの妙
ウルトラマンの造形(背中から少し哀愁感
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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

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地上波の録画を鑑賞

ソーのハンマー持ち上げ選手権
コアのある建物への襲撃は阿鼻叫喚。しかしそれを切り抜けるアベンジャーズ

正義のための戦いでも誰かの死からまた負の感情の連鎖がおきる。平和のためにコ
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アベンジャーズ(2012年製作の映画)

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地上波の録画を鑑賞

ブラックウィドウを拷問しようとしてたのがイエジースコリモフスキーだと知って驚愕
ウィキペディアを2度見した

冬物語(1992年製作の映画)

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「緑の光線」にも通じたテーマ。デルフィーヌ役のマリー・リヴィエールがちょい役で出てるのも嬉しい。
ご褒美のように奇跡を待つんじゃなくて、自分の感覚や感情を大事に
別れ話のアメとムチが巧み

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

規則正しいルーティン。最初は心地いいのだが、1日目の終盤には窒息しそうな気持ちになった。ヒールの足音や電気オンオフの音だけでストレス。監獄のようなアパートの入り口もエレベーターもいや。
自分なら彼女と
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都会のアリス 2K レストア版(1974年製作の映画)

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いろんな乗り物で移動したけどランゲン式モノレールのある街が印象的。
フィリップ、アリスにまったく迎合しないのよね。流石にアリスがトイレにこもってしまった時は、ドイツ中の街の名前を読み上げてあげてて、奴
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アメリカの友人 4K レストア版(1977年製作の映画)

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ブルーノガンツて目がぎょろりとしてて人殺ししてもなんとも憎めない愛嬌がある。
デニスホッパーの役は繊細で掴めない。カウボーイハットが孤独感醸している。

ラスト車爆破してデニスがぴょこっとジャンプする
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青春群像(1953年製作の映画)

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シネマメンバーズにて駆け込み観賞。

ファウストの人を舐めたような目でニヤリと笑う顔が本当に胸糞悪くて、天罰喰らわんかなと見入ってしまった!

常に冬物のコート着てるのが印象的。オーバーサイズ。ファウ
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甘い生活(1959年製作の映画)

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シネマメンバーズ駆け込み観賞。

まず冒頭のヘリでキリスト像を運ぶシーンが圧巻すぎる。影を追う人々。あんな映像よく撮れたなと感心する。

大人数で映るシークエンスが多いのだけど、密集している人々の捉え
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シュザンヌの生き方(1963年製作の映画)

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ベルトランが必要以上にシュザンヌに嫌悪感を抱いたり、見下したりしているが、彼がシュザンヌみたいに生きれないからこそ苛立ちの矛先となっている。そこがとても巧み!でも同性でなく異性に対しての目線ていうのが>>続きを読む

紹介、またはシャルロットとステーキ(1961年製作の映画)

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ヒールで歩く雪の道
コート着たまま肉を焼く

鍋いっぱいぶら下がってるけど、普段きっと料理してないんだろうな、と思わせる間取りと手つき

女性の強気な姿勢が良き

カモン カモン(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしかった!

マイクミルズの個人的で少しいびつな感情を残す過去作と比べて、子供を持っていてもいなくても、かつて子供であったわたしたちに忘れかけていたことや失われたものを取り戻させてくれるような普
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ベルファスト(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

北アイルランド紛争について無知だったので、冒頭のワクワクする始まりから突然暴動が起こってベルファストが恐怖に包まれる様子をバディや家族と共に体験していくこととなった。それを知れただけでも見て良かった。>>続きを読む

アネット(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

赤いノイズでカラックスのデジタル映画が始まるぞと高まる。
ご本人と娘さん登場でメタに決めてスタジオから飛び出していくあたりがドキュメンタリーでもあり、ライブであり、ミュージカル映画でとてもワクワクした
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散歩する惑星(2000年製作の映画)

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空間作りがとても不可思議!
顔面蒼白な人々からは悲壮感が漂う。
美味しいもの食べてつやつや血色良く生きたい!

トラスト・ミー(1990年製作の映画)

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マリアの危うい大胆さが安心感のある力強さに変わっていく。

最後まで起こる出来事はかなりしんどいことが多いけど、未来はきっと大丈夫と思える軽やかな後味。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

コロナ禍でただ仕事をしてるだけの描写なんだけど、こうして日々を過ごしてるってことだけでちょっと沁みた。
幸せな頃の描写よりもずっと。

伊藤沙莉ちゃんの空気感とか周囲を巻き込んでいく感じが圧巻すぎる。
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たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

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全て投げ出したくなったらこの映画を思い出そうと思う。

MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

自分に何事か起きた時に、自分に全く関係のない事象でさえもなんだか繋がりがあるような気がしたり、普段以上に意識してしまうことがある。
そのような感覚は自分のものでしかなく人に伝えるのは難しい。
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

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一番胸がきゅうんとしたのは、映画を映画館で見れるって幸せなことだと思わせてくれたところです。
いろんな愛に溢れてて、武士のように潔く、夏のように眩しい映画だった。
ヤングリーフ🌿

ロスバンド(2018年製作の映画)

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昔、冬のトロムソに行ったことがあり、地名に引かれて鑑賞。一瞬映った街は、暖かい季節らしく活気にあふれててちょっと嬉しくなった。
疲れてたようで映画の内容がゆるゆるだったので割と寝てしまった。
キル!デ
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

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北欧の作品はわりと暗さの中に希望とか皮肉とかを孕んでることが多いのかなと思うのだけど、最後のダンスはちょいと私にはいただけなかった。飛び込んだあと大丈夫だっただろうかとさえ思ってしまった。
お酒はほど
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

音の字幕が入っていて、そうかこの作品は聾者に見てもらうことも想定してるのかと思った。
キャンピングカーで道を走る何気ないカット。二人の楽しそうな会話の声が被せてある。難聴発症後に、二人の会話はない。
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裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

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ジャンヌの苦悶の表情と涙。見下ろす悪魔のような裁判官や神学者。抑圧された画面が続き、苦しさが伝播する。
外の処刑台に出て行く時、彼女はこんなにも小さかったのだと思い知らされる。19歳の少女が英雄となり
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

移民問題、貧困層の犯罪、レイプなどの社会問題がかなり孕んでいることに驚き、やるせない気持ちに。そしてそれらを今、ウエストサイド物語のリメイクという形で映画にする必要性についてちょっと考えてしまった。>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

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素敵な挿入イラストや写真が掲載されてる活字多めな雑誌をウェスアンダーソンの世界観で表現した映画。余白が少なかったのでちょっとスヤァとしました。
モノクロ、カラー、アニメーションなど自由に行ったり来たり
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ダムネーション 天罰(1988年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

黒い滑車が音を立てながら延々と動きつつける。霧の中に消え入り先は見えない。ファーストカットから心を掴まれる。こんな風景が窓の外に広がる町。ラストカットは男が歩いて行った地面の土の塊。この土地(国)で生>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

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V先生からの確信をついた問いに言葉に窮して思わず手話がでてしまう。ルビーにとって気持ちを一番表現できるのが手話。あのワンシーンで彼女がCODAとして生きてきたことが深く伝わった。
手話の表現が巧みで下
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奇跡(1954年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

そうだろうと思っているんだけど、いざその瞬間が訪れると感動的。

そこまでに入念に時間や空間が作り込まれている。室内劇の長回しはとても緊張感がある。ご先祖の写真が部屋をジロリと見つめている。

一方で
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