qpismさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

5.0

初めて観たのは幼稚園の頃でもう何度も観てるし、好きすぎて録画したVHSもDVDもBlu-rayも原作もペーパーバックも持ってる。でもスクリーンで観たのは今回が初めてで、それだけでもう満点。

小学生最
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STAND BY ME ドラえもん(2014年製作の映画)

3.0

仕事で子ども達をつれて鑑賞。
正直CGである必要性はよくわからなかったし、やっぱり昔の声優さん達で育ったので違和感もあり、また泣かせにきてる感じが押し付けがましくもあり…なかなか入り込めず。
でも少し
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サスペクト 哀しき容疑者(2013年製作の映画)

3.9

上映前に主演のコン・ユさんによる映画の宣伝が入ったのですが、ざっくり言うと「お金があればボーンシリーズみたいになれたのに…」という恨み節みたいな内容で、こっちはこれから観るってのに何を言ってるんだ(笑>>続きを読む

クライマー パタゴニアの彼方へ(2013年製作の映画)

3.2

静謐な山のドキュメンタリーを求めて出かけたのがそもそもの間違い。
クライマーってのはそもそもクレイジーな人種で、彼らに密着すればそりゃあこういう映画になりますわな!

南米パタゴニア、セロトーレ。70
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.3

ガーディアンズオブギャラクシー、come and get your loveに乗せてそのタイトルが出る瞬間のすっとぼけ感&愛らしさに、冒頭からこの映画が最高だってことを確信した!(だって全然カッコつけ>>続きを読む

フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.1

リーアムおじさんが強引なキャラすぎてストーリーすらぐいぐい引っ張られ、あれよあれよという間にエンディングというぶっ飛び映画でした。思い返すと辻褄とかどうなってたんだと思いましたが、まあいいや!ルピタニ>>続きを読む

細雪 ささめゆき(1983年製作の映画)

4.1

谷崎原作。京阪神を舞台に春から冬への美しい景色の移ろい、徐々に色濃くなっていく戦争の影響下で煌びやかに暮らす美しさと儚さ、本家と分家の対立や絆。それら現代では失われてしまった全てが新鮮で綺麗な、力強い>>続きを読む

イントゥ・ザ・ストーム(2014年製作の映画)

3.0

B級感マックスだけどPOVが上手く使われてました。特に序盤のモーテル2階から雹の中を車まで走るカットは長めで頑張ってた。
竜巻が出てくる映画で今ぱっと思いつくのはオズの魔法使いとツイスターくらいですが
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トランスフォーマー/ロストエイジ(2014年製作の映画)

3.5

最高にキュート且つおバカで愛らしい、料理で例えるとラーメン二郎、ギトギトで具沢山なお腹いっぱい映画でした!
シリーズ初見だったけど全く問題なし。とりあえず爆発と銃撃!ロボット!乗り物!恐竜!悪の親玉が
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黄昏(1981年製作の映画)

4.0

子どもの頃に観た時は男の子目線だったけど、今は老い始めてきた親を思いながら、つまりジェーンフォンダに感情移入しながら観ている自分がいた。なんて良くできた映画なんだろう!頑固じいさんも死への恐怖でより一>>続きを読む

GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

3.3

ゴジラの造形、存在感は文句なし。トレイラーがミスリードだったこともあるけど焦らし方が絶妙で、ムートーが出てきた時はゴジラの幼体かと思って「え…なんか違う…」となったけど。
博士の付き人の「まさか!あり
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アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

4.0

どう点をつけたらいいやら…

元殺し屋アンワルの打算的な嗚咽に寒気を感じた。時代の空気感は倫理や想像力を麻痺させる。だからと言って悪が許されるなんてことはあり得ない。
虐殺を黙認し軍政を支援した西側を
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ニッポン無責任時代(1962年製作の映画)

4.5

最高の映画で、笑うよりも涙で目が真っ赤になった!!
超名曲「スーダラ節」を地で行く主人公・平均(たいらひとし)が、組織にも思想にも縛られずどんな困難も笑顔でヒョイヒョイかわしていく!!それが猛烈にカ
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トランセンデンス(2014年製作の映画)

2.9

ターミネーターとは逆のアプローチで人類の滅亡を予感させる人工知能の暴走。映画としてはぼやーっとしててあんまり面白くなかった…

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.3

娯楽映画としては普通に楽しめたけど、企画として良いなと思いました。
日本のアニメ漫画ライトノベル市場はネタの宝庫だろうし、ハリウッドやらが強引に映画化しちゃってもそこそこ面白いし当たるってことかと。
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劇場版 テレクラキャノンボール2013(2014年製作の映画)

4.2

元ネタになった映画「キャノンボール」のラスト、キャプテンUSAを囲んでの大団円。レースの勝敗なんかそっちのけでみんなが笑顔になった瞬間、意味もなく溢れてくる涙。これもそんな最高の映画でした!なぜ走る?>>続きを読む

攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears(2014年製作の映画)

3.0

やっぱり恋する素子はちょっとくすぐったかった!笑
攻殻らしさがあまりない回だったのが残念。やっぱり自我やゴーストについて苦悩している姿が見たい。4部構成の3作目ということで伏線も残されてるし、尺も短い
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.9

数年ぶりの鑑賞。
最後に待つ、車に駆け寄っていく手持ちの長回しと一連のチャイナタウンのシーンが強烈すぎて、それだけでも観る価値があると思う。ジャックニコルソン演じる過去に影のある探偵、フェイダナウェイ
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.0

スパイクジョーンズとミシェルゴンドリーはワンアイデアで最高にキュートなMVをいっぱい作ってて、DVDBOXも持ってるくらい大好きです。今回はオリジナルの脚本ってことで楽しみにしてました。

二人で砂浜
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渇き。(2013年製作の映画)

2.8

なぜかそこまで乗れなかった…期待し過ぎが原因か…。編集はもっとぶっ飛ばせたと思うし(劇薬エンターテイメントか?)、意外とテンポが良くない。二つの時間軸がお互いにリンクしてたのは面白かった。バイオレンス>>続きを読む

サード・パーソン(2013年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

ポールハギスはクラッシュ、PTAはマグノリアが至高だと思ってるので、個人的にはそろそろ群像劇が観たい。今回は期待してた分、ファンタジーすぎてガッカリ…

イタリアパートは現実では叶わなかった子どもを救
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オールド・ボーイ(2013年製作の映画)

4.0

名リメイク!オリジナルを意識しつつ新たな味つけも気持ち良い!バイオレンスも手抜きせず血と精液で生臭かった!
カチ込みの横移動、ぐるっと回ってワンカットで見せる感じ最高。モヒカンのサミュエルLジャクソン
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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

4.0

だらしのない宿無しフォークシンガーの一週間。「今夜どこに泊まるか」が彼にとって死活問題で、そのせいで様々な厄介ごとに巻き込まれていくのが滑稽。

口汚い罵り上手のキャリーマリガンに笑いすぎて涙が出た。
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美しい絵の崩壊(2013年製作の映画)

3.5

「私たちもっと外の世界に出なくちゃ。4人で」ってセリフが出てくるけど、結局その道を選ばず崩壊(むしろ完成)する淫らでだらしのない4人組の物語。確かにナオミワッツだったら断然アリですけどね…。しかももう>>続きを読む

世界の果ての通学路(2012年製作の映画)

3.8

新宿武蔵野館にて。日曜だったこともあり満席。子どもが多く、みんな身なりが綺麗で裕福そうだったのがこの映画と対称的でした。

さて内容はドキュメンタリーとしては演出臭く、カットもあり得ないカメラ位置で割
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

4.2

こりゃ、とんでもないドキュメンタリーだ!
2001年宇宙の旅とスターウォーズに挟まれる形で70年代に実現されるはずだったSF大作映画・DUNE。
その企画から頓挫までの紆余曲折をホド爺が狂気で目をギラ
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エル・トポ(1970年製作の映画)

3.4

さて困った映画を観てしまった…
ガンマンが息子を捨てて助けた女性と逃避行するも裏切られて出家しフリークス達のためにトンネルを掘る、という不条理で意味不明な展開に加え、過剰な暴力・同性愛・アブノーマル・
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青天の霹靂(2013年製作の映画)

3.5

説明臭くならず、かと言って鼻につく感じでもなく、真面目に映画を作っているところが好感を持てましたし、面白かったです。寄り過ぎててお腹いっぱいにはなりましたが…
マジックは何十テイクも撮ったと読みました
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.9

ソーシャルネットワークにおいて用いられた多量の情報をぶっ込む技が、分厚い原作を落とし込むことに活かされてる。その点オリジナルよりも上手。オチの変更も許容範囲でしょう。

ミッケとサリーの関係も、実はオ
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羅生門(1950年製作の映画)

3.6

羅生門のセットが凄い。話は藪の中なんだけどラストはちょっと羅生門だし。ただ、最後きれいにオチつけちゃった感はあるなあ。もっと不条理な原作のままでもいいと思ったけど。

少ないキャストと凝ったセット、演
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭、夜の街。あてもなく、何も持たず、人形だけを抱えながらとぼとぼ歩くマルコの後ろ姿にいきなり打ちのめされる。それがラストシーンだと気づかされた時、胸が張り裂けそうになった。

非の打ち所がない、素晴
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.3

心待ちにしてた新作。正直、豪華すぎる画面と字幕を両方とも追うことが難しく集中できなかった!ブルーレイを吹き替えで観るか、時間が許せば劇場で再鑑賞したいです。
次々に開くドア、たくさんの鍵たち、奥行き、
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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

4.0

きちんと娯楽映画で、かつ丁寧。とても面白かったです。原作は三浦しをんさん。舟を編むも面白かったですねー、読んだことないので手にとってみたい。

受験に失敗したチャラ男がノリで田舎に行ってみたもののすぐ
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あなただけ今晩は(1963年製作の映画)

3.8

警察をクビになってヒモになった男が嫉妬に狂った挙句に客になりすますんだけど代金を払うための借金でクビが回らないわ愛想を尽かされるわでドン底に落ち紆余曲折でハッピーエンド!という二重三重にハチャメチャな>>続きを読む

マンデラ 自由への長い道(2013年製作の映画)

3.5

重いのに長いから疲れた。でも勉強にはなりました。マンデラさんが意外や女たらしだった点。バリバリの活動家だった点。嫁がブラックパンサー化していく点。釈放後も一筋縄ではいかなかった点…黒人同士で争ったりも>>続きを読む

旅する映写機(2013年製作の映画)

3.3

ドキュメンタリーとしては、うーん!少し前に素晴らしい作品を観た後だったから霞んでしまった。
内容は映画好き、映画館好きとしては楽しめました。N渋谷でインザスープを観て感激してDVDを買うに至ったことを
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