quenelleさんの映画レビュー・感想・評価

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うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.4

暴力性を後先考えずに発揮できるのもアングラな嗜好と性愛に過多な憧れを抱いているのも痛々しい思春期真っ盛りで小っ恥ずかしかった
 
浅野いにおの世界観のまま原作に忠実

セッション(2014年製作の映画)

3.0

感情が揺さぶられ続けてジェットコースターから降りた時のような高揚感と疲労と安心感を抱いていたことを1年経っても覚えていて自分でも驚いた

オオカミの家(2018年製作の映画)

4.3

映画というよりも映像作品として鑑賞したい作品

繰り返し見たいけどサブスクとかで安易に消費されて欲しくない

背景知識なくても表現技法を純粋に楽しめる気もしますが、「いつでも見てるぞ」という言葉の重み
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古の王子と3つの花(2022年製作の映画)

4.0

色と光の表現に陶酔してたらご都合主義なストーリー展開気にならないのかも

ガラス、ステンドグラスをアニメーションで綺麗に表現出来ることにびっくり
CGはちょっと勿体なかったな、個人的には2部目の影絵が
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.1

ずっとこの世界観の中に居たいと思うのが良い映画の指標なら、間違いなく1番の名作だと思う

怪物(2023年製作の映画)

4.1

資金力も行動範囲も制限が多い子どもが辛い現実に向き合うにはやり過ごすしか方法がなくて、大人の求めてる無垢な子ども像とか子どもたちだけのコミュニティ内での上手い立ち回りとか生きづらさとか全部全部感情無に>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.2

ティモシーシャラメとイタリアの田園風景の美しさを堪能する2時間、この映像の空気感にずっと浸っていたい

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

自己犠牲伴う家族愛受け付けない人間には結構きつい展開でした

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.8

村上春樹作品の比喩を重ねていく部分が色濃く出た演劇のセリフに対比して淡々とストーリーの映像が展開されていく塩梅がとても心地良かった

言葉としての感情表現は乏しい登場人物たちであっても目で訴えるものが
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PLAN 75(2022年製作の映画)

2.9

脚本の作り込みが甘いのに題材が重いせいで息苦しさだけ感じさせる作品

照明と音楽はとても良くて
死を意識した時に光ばっかり目に入ってきたりとか緊迫したシーンに穏やかなクラシックあてたり

元気空回りし
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ディオールと私(2014年製作の映画)

3.7

アトリエの職人たちの歳の重ね方も小物使いも憧れ

ディオール氏邸宅もパリディズニーのお城もピンクでお国柄なのかなと
ディオール展楽しみすぎる

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

2.8

アダの父親が明かされるシーンを除いて話の流れが推測できる上に聖書から引っ張ってきたであろうメッセージも安直
A24作品だと訊いて期待してた分落胆した

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.0

よくある青春懐古エモ邦画の類いかなと思って見始めたのに予想以上だった

佐々木みたいに普段の盛り上げ役に徹している人ほど時節見せる物哀しい目の闇が深いし周りもそれに気づいていないことが多いけど

人で
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.8

この作品観たらアウリスのイピゲネイア、オレステイア悲劇三部作について調べてみてほしい

また春が来やがって(2021年製作の映画)

2.8

ビッグイベント起こらないならモラトリアムの中にいる登場人物たちの苦悩とか葛藤もう少し丁寧に描いてほしい

映画として鑑賞するには退屈

二郎は鮨の夢を見る(2011年製作の映画)

3.9

眼光の鋭さと指先まで伝わる緊張感に、思わず観る方の姿勢も正されるような威厳は流石だった

彼の仕事、生き様を味わえるのならお一人様3万円からでもいつかは食べにいきたいと思わせる作品

奴隷の島、消えた人々(2015年製作の映画)

2.8

中だるみしてて冗長なんだよなあ、
90分ならもう少しテンポ感良くてもいいのでは


離島で長年の慣習なら警察との癒着だって予想出来るはずなのに主人公の危機管理能力どうなってるわけ

星の子(2020年製作の映画)

4.1

段々貧しくなっていく暮らしぶり、反比例して増えていく教団グッズ、募っていく不信感と綻びていく人間関係

どんなに欠点だらけでも子どもにとっては唯一の親であることに変わりなくて
狂っていく両親を見捨て切
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三人の夫(2018年製作の映画)

3.8

ムイの人物像とか3人の男との関係性とかだけを注視するのではなくて
香港と中国本土、経済体制の差異、要所要所で出てくる赤色の意味に思いを馳せて初めてこの映画が成立するんだと思う、きっと

にしても何でこ
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.3

空気感も演者も衣装も良かったああ
題材の重さの割に気持ちが沈みこまないから晩酌しながらでも大丈夫
また観たい一作

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.6

社会保障全く機能してない上に救いようがなさすぎて
妹さん、誰かから必要とされたかったんだろうなあ
しんどい、重すぎる

ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

3.2

クリスマスイブに友達と観に行って帰りしなに無言で焼肉食べた思い出の作品

予想できる結末だけど子どものいたいけな姿がいたたまれなかった
(映画ではなく特番ドラマ程度、生命倫理扱うならもう少し深掘りして
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告白(2010年製作の映画)

3.8

認知の歪みと拗らせた承認欲求が破滅をもたらしていくストーリー

BGMやエンディングがいい味出してたけど心に余裕ある時に観た方がいい

嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.7

主人公は結局幸せな私を手に入れたいだけだろうしそういう意味では救いのない映画

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.7

エモさ狙いに行きすぎてる気もするけど演者の色気に飲み込まれる

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.6

グロシーンが後半に固まってるのでお気をつけて

匂いのシーンが印象的

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