とがぴさんの映画レビュー・感想・評価

とがぴ

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ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)

4.1

地下鉄のレギオン襲撃シーンのホラー感が凄い。

90年代特撮映画独特の画面の質感が味があって良い。仮面ライダーZOに通ずるものを感じる。

北海道が舞台になってるだけあって銀世界が印象的だったり、特撮
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

正直ここ数年の中で1番乗れなかった。

全体的に豪華と言えば聞こえはいいが詰め込み過ぎてて色々とっ散らかってるというか、どれが1番やりたい事なのかが見えてこない……

最早人間やめてセスナにしがみつい
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仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング(2024年製作の映画)

4.4

ギーツ関連は映画関連のみ全部観てる状態で友人からプッシュされたので鑑賞。

熱量を感じるVシネマだった。ギーツは幸せを願う作品だと聞いてるけど、それが集大成という形で見事に昇華されたのではないだろうか
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.4

スペクタクルな時間旅行ロードムービーの完結編。西部劇が舞台なので当然のようにマーティの射撃名手設定が活きる…のはほんの些細なワンシーンで、土壇場をアイデアで切り抜ける強かさはやはり1の頃からの変わらな>>続きを読む

ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突(2024年製作の映画)

4.3

TVシリーズから久々に楽しんで全話観た本作だけど、後日談という位置付けに無理に固執せず、1年ものであれば本編の真ん中の時期に上映された映画であっても違和感ないかなというのが率直な印象の映画だった。>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.4

前作の流れを踏まえつつ、3部作通して描かれる定番シーン、デジャヴを感じさせるお約束シーンで笑わせてくる続編。

1989年時点での2015年という未来への価値観の偏見が現実と乖離し放題でかなり面白い。
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.5

久々の鑑賞記念に記録。やはり完成されたよく練り込まれたタイムトラベル系SFのお手本のような映画。

台詞回しのオシャレさもさる事ながらデロリアンのセンスのカッコ良さは何年経っても色褪せない。時間表示メ
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映画 王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン(2023年製作の映画)

4.2

死者の世界にラクレスが居ないこの時点で後半の衝撃の伏線がしっかり張られてたんだなと感心。

本編が常に劇場版並のクオリティで毎週放送してる影響なのか、どうしても「いつものノリだな」という感想に落ち着い
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

4.2

予備知識がほぼ全くない状態での鑑賞。全く問題なく、期待通りの緩さで楽しめた。

特に前半の家族旅行模様でロイドが浮気してるんじゃないかとドギマギしてるヨルさんがビビる程可愛い。同僚が言ってた事を鵜呑み
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仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインド(2024年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

まず割と序盤の段階で早々に思ったのが、かなり頑張って「当時の仮面ライダー555の空気感」を再現しようと精一杯の努力をしてる意思は伝わること。

BGM、戦闘演出、SE、カメラワーク、細かい部分を本当に
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仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ギーツは夏映画鑑賞程度、ガッチャードは本編未見。という状態ながら予告が面白そうだったので観た。

やはり浮世英寿の存在感、圧倒さが終始際立つ映画であり、それに翻弄される宝太郎の図が映画の基本軸となる。
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

4.1

願い事はただの祈りではなく、その人が前進する為の想いや原動力となって、やがて希望となる。そんな作品。

オーソドックスな作りの中でミュージカル要素が主人公サイドを奮い立たせる為のエネルギーとなり、逆転
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屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「現実と虚構」というテーマの中で忘れない事や記憶が存在を永遠にするって落とし所と、イマジナリー特有の独特の世界観のアニメーション映像が綺麗に噛み合ってる映画だった。

所々分かりにくかったり、頭を通り
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クール・ランニング(1993年製作の映画)

4.1

本来もっと過酷な状況下である筈のジャマイカ・ボブスレーチームの紆余曲折を明るく楽しく面白く描いてる、決して重苦しくない映画なのがとても良かった。

独特の台詞回しと愉快なキャラクター模様で98分が進ん
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.3

「あ、そういう話だったの?」っていうプロモーションからは見えにくい予想の二転三転がある所が面白かった。裏を返せば宣伝の難しさを改めて感じる映画。

親の束縛や良い子を演じる為に我慢してたりコソコソして
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映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ(2023年製作の映画)

4.7

号泣。色んなシーンが刺さる映画。

特に玩具やぬいぐるみが小さい頃から大好きで色んな思い出がある身としては、小さい頃ふとした拍子でぬいぐるみが破れちゃって(壊れてしまった)泣いてるシーンがリアルな刺さ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

この映画を一言で語ると「非日常の原体験」。

シン・ゴジラが徹頭徹尾政府サイドの目線でゴジラ討伐の為の作戦を丁寧に描いてた事に対して、それとは正反対の手を打ってきた民間人サイドから観るゴジラの映画だか
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ガールズ&パンツァー 最終章 第4話(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

雪山の雪崩、砂風などのステージギミックを存分に活かした戦車バトルは毎度お馴染みのクオリティ。

スピード感もあって迫力健在。

既に次世代隊長の話をしてて、本格的に最終章を閉じにかかろうとしてるのが伝
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

才能を持つ者、「好きこそものの上手なれ」を地で行ったゲーム出身レーサーの激アツサクセスストーリー。

当初は鬼教官系キャラクターに徹してたジャックのかつてル・マンでレーサー時代にクラッシュし、ヤンと同
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映画プリキュアオールスターズF(2023年製作の映画)

5.0

オルメモが15年分の「想い出」の映画だったとしたら、今作は1つの答えに留まらない、沢山の含みや定義付けた「プリキュア」という固有名詞の意味を70分問い続けたような映画だった。

プリキュア映画の従来の
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SAND LAND(2023年製作の映画)

4.4

ノーマークだったけど、この度鑑賞。とても良かった。

予備知識全く不要の単発アニメ枠で、尺も100分ぐらいで観やすく、テンポ良く穿った事をせず主要登場人物は勿論、道中で出会った立ちはだかった奴等が最終
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.3

炎や水のあらゆるエレメントを応用したアイデア(火を用いて自らの手でガラスを精製など)やピクサー特有のアニメーションの楽しさは毎度の事として、扱ってるテーマが良かった。

本心を伝える事、踏み込んで化学
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映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

本編殆ど知らない状態での鑑賞だったけど、構図はとてもシンプルで良かった。

何より普段はクール系の主人公ライダーである英寿が知性・運・力を奪われたとしても、本当に大事な精神こそが彼を「仮面ライダーギー
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

既に飽和状態なマルチバースものの多くは多次元世界を描く事によって、「救われる物語」だった。

一方、今作の特徴は逆にマルチバースが原因で「救われない」運命を見せつけられる。

本来存在しない筈のスパイ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.4

ゲームで見る世界観、横スクロール視点、舞台装置、ギミック、諸々がきちんと映画という媒体の映像内に自然に落とし込んでて、尚且つBGMなどのゲームをやってきた人達が「おっ」ってなれるシーンが沢山入ってたの>>続きを読む

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

「キミがいれば」がこんなにロマンチックな使われ方するとは。

AIの老若認証という現代技術ならではのシステムで黒の組織に灰原がシェリーだと気付かれるって構成はスリリングだし、惹き込まれる展開だった。
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【推しの子】Mother and Children(2023年製作の映画)

4.2

殆ど前提知識と言える程のものもなかったけど、惹き込まれて見入ってた。

アイの嘘もやがて本当になると信じて愛したいという気持ちは不誠実なようで、とても健気な気持ちだなって思いながら観てた。

転生もの
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グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

地元の映画館でも都合のつくスケジュールあったけど、わざわざ観客の盛り上がりっぷりが観たくて新宿まで行きました。

なるほど、クロスオーバーであり、続編であり、完結編。それらに求められる要素を解像度低い
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

庵野さんが作る大作仮面ライダー映画という事で何年にも渡って注目し続けてた本作。蓋を開けてみたら自分が想像してたものとは全然違うというのが正直な感想だった。

「孤高、信頼、継承。」本作の宣伝キーワード
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RRR(2022年製作の映画)

4.3

トンデモ・エネルギッシュ映画で、正直ドラマパートは所々ダルいと思ってしまった場面はあったにせよ、それらを帳消しにしてくるほどパワー全開なアクションパートで思わず身を乗り出しそうになった。

インド映画
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.2

C.A.R.システムを用いたキアヌ・リーブス(ジョン・ウィック)のガンアクションが只管にカッコいい映画。ライティングが結構印象的で、青色だったり緑色だったり暗いシーンが多い中だからこその演出が光る。>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.4

君の名は。から続く近年の新海誠映画を今作で3部作の完結編と位置付ける声も少なからずあるみたいだし、その感覚そのものも分かる一方で前2作のようなボーイミーツガールな恋愛映画の趣は控えめ。

前2作では舞
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わたしだけのお子さまランチ(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

お子様ランチにパンチするキュアスターとヒーリングステッキから砲撃かますキュアグレースさん流石に笑うしかない

何気にプレシャスが前作の決め台詞「トロピカってる」を言う貴重な資料として後世に語り継がれそ
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映画デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!(2022年製作の映画)

4.9

幼年期のゆいちゃんとケットシーの邂逅シーンからしてゆいちゃんがメチャクチャ可愛かったんだけど、そのゆいちゃんから分け与えられた「笑顔」を踏まえて純粋故に夢を踏み躙られ狂気を纏ってしまったケットシーを救>>続きを読む

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