Rさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

(2023年製作の映画)

4.0

でんでん太鼓は持ち手部分を何度も回転させて音を鳴らす。振った分だけかえってくる。笑いと暴力も同じ。首を奪って得た人生の転機を同じく首を手にすることで失う中村獅童もそう。
刀で饅頭を刺して遠藤憲一の口に
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

ニューヨークとローマのパートで腹抱えて笑った。
基本的に車内だから、車から降りてのアクション(荷物を運ぶ、取っ組み合う、引き摺る)や窓から物を投げ捨てる瞬間に惹かれる。
後部座席と助手席から差し出され
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.5

スクリーミン・ジェイ・ホーキンスの着ているスーツが真っ赤。工藤夕貴の口紅より印象的な赤だった。あと回し飲み

あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

4.5

再見。サーフィンに興味を持った二人組の男が真木蔵人と大島弘子をきっかけに始めたもんだから移動する時のサーフボードの持ち方まで忠実に真似てしまいカップルとして撮られるギャグに爆笑した。
男が前を歩き女は
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3-4x10月(1990年製作の映画)

5.0

再見。ダンカン萌え映画。石田ゆり子もべらぼうに可愛いがダンカンもそれにタメ張れる。
ダンカンのなんともいえない歌唱力のカラオケをバックにビール瓶とパンチでブン殴る暴力を360度パンのなかおかわりするト
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.5

再見。ビートたけしがめちゃくちゃ歩く映画。あと暴力。兎にも角にも暴力。
ビートたけしとの印象的な横並びを見せる平泉成や川上麻衣子の最期が宙吊りや地べたを這う姿であることからも北野武が並び立つことや歩く
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ダークグラス(2021年製作の映画)

3.5

序盤の日蝕を見上げる引きのショットが好き。中国人少年の自宅から逃げる際にいきなりババアが出てきて叫び叱りつけるんだけど、俺が前後を見落としたかなと疑うくらい脈絡がなくて笑った。向かってくる車と仁王立ち>>続きを読む

ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

3.5

組合の人数はあっさりと揃い、初めてのレースが電話一本で決まるテンポの良さ。馬の瞳、特に正面からのショットにグッとくる。というかふつうに泣いた

死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

3.0

蹴ったボールが暗がりから返ってくるカットに『E.T.』かと心躍ったが期待外れな展開で残念。ジェームズ・ワン『死霊館 エンフィールド事件』のテントを見てないってことはないと思うんだけど

何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

-

-3.5。インコを愛しているので。
ベティ・デイヴィスの精神異常演技も凄まじいけどそれを受けるジョーン・クロフォードの顔芸にも圧倒される。
閉鎖空間から開放的な砂浜に場面転換して、より恐怖が増す

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.5

デンゼル・ワシントンの一宿一飯モノ。
住民を脅すための見せしめに車椅子を破壊し老人を吊るす落下の暴力と、屈することなく打ち上がる花火をじっと見つめる人々との落下と上昇の真っ向勝負

イコライザー(2014年製作の映画)

3.5

再見。眉さえ微動だにしない不動の眼差しがおっかないデンゼル・ワシントン。ロシアンマフィアと会話しながら机にある髑髏のオブジェクトをきちんと並べるところが病的に几帳面で、これはなんかヤバいぞと思わせる。>>続きを読む

見えない恐怖(1971年製作の映画)

4.0

盲目のミア・ファローが死体に気付くことなく広い家の中を歩き回る映画。コワっ。彼女を思いやり常に視線を向ける親戚のショットというのが基本にあって、親戚が殺され視線が宙ぶらりんになってからはカメラが彼女を>>続きを読む

明治侠客伝 三代目襲名(1965年製作の映画)

4.0

吹き戻しを咥えた汐路章のルックスがカメレオンのように見える。暴力を予感させる彼の目つきが獲物となる嵐寛寿郎を捉えることで喧嘩祭りの賑わいが明後日の方向に高まっていくオープニングに引き込まれる。
戯けて
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ションベン・ライダー(1983年製作の映画)

4.0

これでもかと気合の入ったショットが多い。遠景撮影や長回しに、水死体とそれを橋の上から見下ろす野次馬のショットとか。
投げるアクションも多め。遠景ショットの3人でのキャッチボールはどこまでも自由が広がっ
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学校の怪談2(1996年製作の映画)

4.5

序盤から野菜を投げつけ合う画面にニヤニヤする。超楽しい。折角お墓があるんだから肝試しをやろうとかいう台詞もヤバくて笑う。
岸田今日子の首より伸ばす時の腕の動きに違和感があって怖かった。
太田翔平が笛で
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.5

アクションが超楽しい。
二度目の封鎖宣言に反抗して射出されるレーザー銃をきっかけに暴動が起き、昂り加速する情動がキスやジェットパックの噴射へと繋がる愛すべきドタバタ劇。連鎖するアクションにワクワクする
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

5.0

再見。死と喪失が色濃く、哀しくも愛おしい。また好きになった。
客室乗務員に途中下車するよう迫られたオーウェン・ウィルソンは賄賂で対処しようとするも紙幣はたちまちくしゃくしゃに握り潰され投げ捨てられてし
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.0

再見。昔渋谷のTSUTAYAでエドワード・ヤンのVHSをレンタルして浴びるほど見ていた。ラストのエレベーターだけは強烈に覚えてる。
今見ると当時は気にもしなかったコンビショットに徹した画面構成・人物配
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ミンナのウタ(2023年製作の映画)

4.5

中務裕太視点の高谷邸での左下→右上の反復と差異がマジで怖い。劇場でも悲鳴が上がり泣いてる人もちらほら。それだけでもう映画体験として大満足。
終盤のホテルで半透明のカーテン越しに再度登場した時には勘弁し
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.5

異常というほど派手にトチ狂ってるわけでもない普通から少しはみ出した人間の行動を、淡々と撮るのが恐ろしかった。安っぽくない狂気が見れる

エルム街の悪夢(1984年製作の映画)

4.0

笑っちゃうくらい派手に血が流れてサイコー!
ジョニデ!?

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

4.0

話し合いましょうと言いつつ侵入して監禁、そこで彼らの役目は終わって後は選択を待つだけ。これだけ計画性のない犯行=物語すら面白く撮ってしまうシャマランすげぇ。
手のカットが印象的だった

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.5

長い。普通に冒頭とかいらないと思うんだけど。

砂漠に伏したトム・クルーズが馬と同時に起き上がるカットにおぉっ!となった。ここが1番好きだな。
ヘイリー・アトウェルが運転ヘタクソでぶつけまくってるの景
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.5

再見。
キレキレなアクションとはいかないトム・クルーズの少し鈍かったり思うようにいかない動きが良い

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

4.0

再見。
オペラ劇場での狙撃前後に交わされる視線の応酬が楽しい。
屋上から脱出する際にレベッカ・ファーガソンがトム・クルーズに対して靴を脱がせてと促すところ、あれトム・クルーズが演出してそう。フェティッ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

気色悪ぃ……褒めてます。
ちなみに俺はセキセイインコを飼ってる。全然関係ないですけど。まったく。

エンドロールを見てる時の気分としては3.0。映画館を出てから無性に走りたくなって3.5。飛ぶこと/歩
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名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)(2006年製作の映画)

2.5

犯人の歪んだ愛情表現や失敗と向き合えない人間性に対する視点が結構厳しかったな。
俺なんかは自分にも通じる部分があるからそこまで突き放した見方ができなくて、うーん…となった。
物語はちゃんとつまらない

名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)(2005年製作の映画)

4.0

物語のほとんどが豪華客船で完結している。それでいて停滞もしないし、犯行場面も推理パートも見やすかった。ふつーに面白い。

小五郎の活躍もそうだけど傷だらけでボロボロな姿が似合っていてかっこいい。

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