過去に693回(!)の精子提供をし、実は533人(!!)の子供がいることを知らされ、かつ彼女も妊娠(!!!)、しかも借金取りに殺されそうに(!!!!)…そんなダメ男が子供たちに会い彼らと関わることで少>>続きを読む
前作の娘を探すお父さんのワタワタ感とは対象的な今作の母親を探す娘ちゃんの捜索能力の高さよ!柔軟な発想や鋭い推理が見ていて気持ち良かった!いや、FBIもっと頑張れよ!なんてヤジを飛ばしたくなった完全なる>>続きを読む
自分とは遠い所にある物語だと思って観ていたら、ふと気づくと目の前まで迫っていて心をかき乱していくような、そんな作品でした。
救いとは何か、まだわからないけど、気にせずにはいられない人と人との関わりのそ>>続きを読む
ナイキとマイケル・ジョーダンのスポンサー契約という奇跡の出来事を80年代カルチャーを散りばめつつ痛快に描く。他社に遅れを取っていたナイキチームの情熱と、この映画を共同制作したベン・アフレックとマット・>>続きを読む
あちこちにぶつかったり転んだりしながらも何とか自分で立ち上がろうとする3人の少女の、人生の助走のような3度の金曜日。危なっかしくはあるけど自分の中にある疑問に向き合い悪戦苦闘したり、大切な人を傷つけた>>続きを読む
森の中の山小屋で休日を過ごす一家。そこに突如現れた武器を持った男女4人が突きつける究極の選択。何が真実なのかわからなくさせるデイヴ・バウティスタのいかつい圧力と静かな語り口の奇妙なバランスにキャスティ>>続きを読む
見たことのない量の血に持病の貧血が治ったような気がしました。犯罪者も警察も皆、刺され、撃たれ、踏み潰され、殴られて肉の塊と化す。逃れられないのならどの死に方がいいかな…と考えるほどに脳内は麻痺し、超展>>続きを読む
どう生きたいのか、どんな風に人生を終えたいのか…この普遍的な問いを真摯に、奇をてらわずに描く素晴らしい作品。そしてその問いに対峙する孤独な役人を静かに演じきったビル・ナイの一挙手一投足に目と心を奪われ>>続きを読む
成り行きで悪と戦う主人公もそれに巻き込まれる頼りない仲間たちも恐ろしいはずなのにどこか可笑しいモンスターもドラえもんに出てくるみたいなアイテムもクスっとするギャグもヒュー様の使い方も…そしてすごく面白>>続きを読む
伝説の殺し屋キル・ボクスン。シングルマザーとして思春期の娘との関係に悩みながらも任務を完璧に遂行していた彼女に生まれた小さな迷いが命をかけた悲しい戦いを巻き起こす…
もう!チョン・ドヨン姐さんが!アク>>続きを読む
面白かった!エスターが"エスター"になるまでのくだりは「さすがエスターちゃん!」となり、そこからまだ手口が成熟してなくてたまに素の顔を覗かせながら四苦八苦する姿も新鮮。詐欺師、化け物、異形の子…容赦な>>続きを読む
命が残り一つになった猫のプスと、熊と人間の娘ゴルディの犯罪一家、そして世界征服を企む男が「願いを叶える星」を巡って戦う旅。
初めて命の終わりを実感するプスや本当の願いを模索するゴルディたちのたどり着く>>続きを読む
食べ物のことばっか話してる可愛くてゆるいまひろとちさとの日常や殺し屋家業の世知辛さの「緩」とそんな日常の中に突如現れる命の奪い合いの「急」のコントラストが鮮やか!
何度でも観たくなるラストバトルシーン>>続きを読む
落ち目の俳優ニック・ケイジが金の為に訪れたスペインの大富豪の誕生日パーティーで巻き込まれる国際的事件!このモノホンのミッションインポッシブルに「アクション!」の掛け声一つで果敢に挑む我らがニコケイに拍>>続きを読む
韓国映画史上2人目の女性監督の作品を修復するスランプ気味の映画監督ジワン。欠落したフィルムを探す過程で出会ったのは時を超えて届いた女性たちの悲痛な叫びと、自らの情熱だった…
ジワンの抱える現実と幻想的>>続きを読む
仕事や親権問題で追いつめられるシングルマザーとその幼い娘と一緒に姿を消す中国人ベビーシッターの女。
本当ならわかり合えるのに、助け合えるのに、それをさせてもらえない社会的弱者2人の僅かな心の繋がりが切>>続きを読む
秀吉の明侵攻の足がかりとなる朝鮮進出で相まみえる二人の名将、朝鮮水軍の将軍イ・スンシンの「静」と日本の武将脇坂安治の「動」の戦い。
なんてったって見所は終盤の海上決戦!戦局の潮目を変えた両将軍の戦術の>>続きを読む
余命わずかな父親が4歳の息子に残そうとするもの。それは新しいお父さんとお母さん。
抑制の効いた演出で描かれる"平凡な日常"があまりにもささやかで、ケンカすら愛おしくて、もしかしたら私の今この瞬間こそが>>続きを読む
映画音楽を一芸術たらしめたマエストロの半生を振り返るドキュメンタリー。
トランペット奏者をリタイアした父親との優しいエピソードに涙。そこに彼の紡ぐメロディから感じる温かさの理由を見た気がした。
映画と>>続きを読む
作り手の意図とは関係なく観る者の人生までも狂わせる力を持つ"映画"
この映画に魅了され、打ちのめされ、それでも「芸術とは?」を問い続けながら50年もの間撮り続けた巨匠にだけ表現できる軽やかで粋なラスト>>続きを読む
消えてなくなりたいほどの自己嫌悪、家族との関係…後悔だらけの人生をちょこっとだけ(このちょこっとがすごく救いになる)肯定してくれるような作品。めちゃくちゃ壮大な親子喧嘩は"この私"の物語に思えました。>>続きを読む
1930年代の極寒のハルビンを舞台にスパイ4人と警察たちの身も心も凍えそうな心理戦に震える!雪で覆われた白の世界、蠢く両者の黒い影、そしてスパイたちの熱い信念のコントラストは芸術的。暗号、疑心、交錯す>>続きを読む
O・コールマンの滋味深いというか、観る人の記憶を手繰り寄せるような演技は至高。老いの悲しみ、焦燥、卑屈さ、誰かと心を通わせる喜び、優しさ、温かさ…彼女に表現できない感情はないんじゃないかと思ってしまっ>>続きを読む
古い一軒家に越してきた一家の前に現れた幽霊アーネスト。幽霊と心を通わす次男が彼の失われた記憶を探す手助けをするが…
懐かしい雰囲気のドタバタが楽しく、悲しい事実にラストはホロリ。最後まで一言も話さない>>続きを読む
わーこうなっちゃったかぁという感じだった。元風俗嬢という題材をこんな風にファンタジーに描くと途端に手触りが変わってくるなぁ。私の中でちひろさんは「誰かを癒したい」「慰めたい」というよりも、至極内向きな>>続きを読む
"持つ者"と"持たざる者"のヒエラルキーが豪華客船転覆からの無人島サバイバルで大逆転。
中身のない論争や吐瀉物や糞尿にまみれ、"人はみな平等"を鼻で笑う厭世的な語り口も観終わってみれば不思議と後味スッ>>続きを読む
原作を読んで想像していた、いや、聞こえていた大のサックスの音が本当に耳に届き、3人の演奏に体が揺さぶられ、ただそれだけで胸が一杯になってしまった
あのラストについて一緒に鑑賞した夫が「雪祈へのプレゼン>>続きを読む
自らを"イエスの花嫁"と信じる修道女ベネデッタ。彼女の存在によって教会の堕落や信仰心の矛盾があぶり出される様は辛辣。
私の目にベネデッタの貪欲な信仰と欲望は痛々しく映り、切ない気持ちになった。
ヴァー>>続きを読む
疑う男と疑われる女。上や下、手前や奥にと交錯するショットに二人の揺らぐ心の機微を感じ、言葉のすれ違いがもたらす甘美さに酔いしれるロマンティックなミステリー。
女の目は運命を見定め、幾度となく目薬をさす>>続きを読む
原作『ナイト&デイ』にも負けない火、水、そして筋肉増し増しのド迫力アクションと映像に加えてリティクさんの顔の圧に攻め立てられるハイカロリーな156分!!
原作よりポジティブに"いつか"を夢見る二人がパ>>続きを読む
恋人に勧められるがまま一人極北を目指すラウラと粗野なリョーハが出会う寝台列車の一室。
まるで噛み合わない不器用な二人が旅の中で心を通わせ、互いの存在が癒しになっていく姿に胸がしめつけられた。めちゃくち>>続きを読む
銃乱射事件の加害者遺族と被害者遺族の対話を描く会話劇。
断罪、後悔、理解、赦し…当事者同士だからこそ響き合う繊細で濃密な魂と魂の衝突に否応なしに没入させられる111分。
全ての登場人物、台詞、小物など>>続きを読む
エンドロールの最中、人との繋がりについて考えた。
愛を与えたり、与えてもらったり、それが救いになったり哀しみや寂しさになったり、当たり前だけどとても一言で言い尽くせない。
でも出会っちゃったから、そう>>続きを読む
今回記者のジニと謗法師ソジンが立ち向かうのは呪いに操られた死者!その呪いの奥にある悲しい真実と巨悪にまたしても心を抉られる
加えてゾンビ集団の一糸乱れぬ強さと信じられない機動力に興奮しまくり!最後の最>>続きを読む
今年度アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞ノミネート作品。
毎秋、北極圏の小屋に独り滞在し、ある調査を行う海洋生物学者を追う。
わずか25分の映像の中で人間の罪深さ無力さ、そして今この地球が崖っぷちに立>>続きを読む