rayconteさんの映画レビュー・感想・評価

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映画 聲の形(2016年製作の映画)

5.0

夏になると思い出す作品がいくつかあるけれど、聲の形はそのひとつだ。
改めて観ても、この作品は人間が交わる上での繊細なバランスについてこの上ない精度をもった映画だと思う。

石田は過去の行いを悔いて終始
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

5.0

こんなに変な映画久々に観た。

キャラクターの個性は粒立っているし、キャストのメンツも素晴らしい。
岡田准一が振り付けるアクションは言うまでもなく最高な上、ガチガチハードボイルドかと思いきやアドリブが
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

5.0

まず結論から先に書くと、私にこの映画は合わなかった。
それに、自分と同じように感じる人は一定数いそうな作品だ。

ネタバレを避けるが、お互い見ず知らずの子供たちが「かがみの孤城」に迷い込むところから物
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

5.0

クリスマスといえばサンタ、サンタといえば殺し屋…俺は知ってるぞ、あんたは聖なる夜には血を見たがっていることを。
そんなやさぐれた心に、醜い金持ちどもが慌てふためくグラス・オニオンは最高のクリスマスプレ
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

5.0

オリビア・ニューマンの前作「ファーストマッチ」は、裏切りばかりの父にそれでも愛してもらいたい娘の痛みと旅立ちが描かれた秀作だった。
小説「ザリガニの鳴くところ」の風景にも共通する雰囲気があり、映像化の
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人生の特等席(2012年製作の映画)

5.0

急に思い出して久々に観た。
特に好きというわけでもなく、むしろその逆なのだが、時々思い出してしまう映画だ。
その理由は、この映画には「老人の悪いところ」が全部詰まっているから。

主人公ガスはメジャー
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

5.0

僕にとってのマイ・ブロークン・マリコは、感情の台風だ。
知らない誰かが、その外側にいる人たちのことなど気にも留めない巨大な渦を巻き起こす姿を見ながら、わずかに自分の思い出とも接触するような瞬間が現れて
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

5.0

 DCレーベル史上最大のヒーローにしてアイコン──バットマン。
 半世紀以上に渡ってあらゆる尺度から「やり直し(リブート)」を繰り返してきた金字塔的存在でありながら、本作「THE BATMAN」は過去
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

5.0

序盤から期待を裏切る最高の映画!
人はみな死ぬ!!
解散!!!

ライトハウス(2019年製作の映画)

5.0

孤島に閉じ込められた灯台守ふたり。
幻想と現実が狂気を混じえて観るものを翻弄するダークファンタジー映画だ。

「The Witch」のごとくロバートエガース監督の細部に渡る演出の徹底ぶりが見える。
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ジャングルランド(2019年製作の映画)

5.0

ベアナックルボクシングが決して陽の目を見ることがないように、この映画も誰しもに共感を与えるものではないだろう。
だが、僕の心は震えた。
少なくとも、それを感じ取れる人にとっては最高の作品だ。

一歩進
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リトル・シングス(2021年製作の映画)

5.0

多くの人が評価に悩む作品だろう。
ただ、悪評をしている人たちの意見は「思っていたのと違う」という点で一貫している。
猟奇殺人が起き、犯人とのスリルある駆け引きや意外な展開を経て、事件が解決する。そうい
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トマホーク ガンマンvs食人族(2015年製作の映画)

5.0

「ブルータル ジャスティス」はあまりにも素晴らしかったが、しかしこの監督の存在を知らなかった。
クレイグザラー?誰だそれ??

ということで後追いで観た「トマホーク」だったが…
なんだこれ!
やっぱこ
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サウスポー(2015年製作の映画)

5.0

もうかれこれ10回はこの映画を観ている。
たしかにボクシング映画は大好物なのだが、この作品を繰り返し観ている理由はもっと別のところにある。

まずこの映画に「ロッキー」的なものを期待していた人たちはガ
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

5.0

子供の頃から、スケートボードと映画が大好きだった。
大人はみんな夢や目標を持って努力しろというが、結局社会では最初からいいエンジンを積んでるやつが圧倒的に有利だ。
大人は知っているはずの現実を隠してい
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ケイト(2021年製作の映画)

5.0

「日本を舞台にしたアメリカ映画大体クソ」とは、たいていの映画ファンがもはや批判するのもどうかというほどの諦めを抱いているところだろう。

だが、アメリカも変わった。
多様性を重んじ、異文化のアイデンテ
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カモン カモン(2021年製作の映画)

5.0

1stトレーラー
https://youtu.be/7mzushAOM88

本来なら観てから感想言うべきだけど、こればかりはトレーラーで感動してしまった

↓はコメントにあった日本語訳

_____
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

5.0

これでもかと軽んじられた命が花火のように弾け散る、お子様厳禁、オトナの夏休み超大作!!

前作のクライムムービー路線からダイナミックな変貌を遂げ、まさしく何でもアリのカオスと化した今作。
ツッコミどこ
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

1.0

旧型サーブが好きだ。
よく走るし、ほどよくコンパクトで、同乗を拒むかのような愛想のないデザインはまるで懐かない猫のようであり、動かなくなるまで愛でていたい愛おしさがある。
ただそれだけの理由で、トレー
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

5.0

マジで最高!!
チョン切れ、ねじ切れ!
キモすぎるお持ち帰りたがりザル共の、プライドという名のキンタマを!!

とまあこの感じのペースで最後までいってくれやと願っていたが、しかしトントン拍子で悲しくシ
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

5.0

俺たちのクリスプラットがついに時をかける!

レゴザムービーでアニメーション監督を務めたクリスマッケイ監督によるSF大作。
話の出だしはまあありがちな「人類VS宇宙人」。
突然未来から軍人がタイムスリ
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フィアー・ストリート Part 1: 1994(2021年製作の映画)

5.0

ロバートローレンススタインの原作を三部作に渡って映画化。
1994、1978、1666の三つの時代からなるホラーシリーズの一作目だ。

ティザーからわかってはいたけれど、まあストレンジャーシングス感が
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

5.0

怖ろしく残酷で純粋な暴力が、原始的な狂気を放つ、南米式西部劇。
こいつはヤベーブツを観た!!

物語は、ブラジル北東部の僻地に位置する小さな村「バクラウ」に住民である女性が物資を持って行く場面から始ま
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

5.0

大傑作ミステリー「サーチ」のチャガンティ監督新作映画。

複数の先天性疾患を持ち、要介護者である少女。ひとりで外に出たこともない彼女だが、信頼する母とふたりホームスクーリングで勉強に励んでいる。
少女
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

5.0

結論から言う。
クソ好き!!

映画も撮れちゃうジャックライアン、クラシンスキー監督の大ヒットSFスリラーの続編。
正直前作でギミックは使い果たし、続編なんて右肩下がりになるんじゃないかと穿った部分も
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流転の地球/さまよえる地球(2019年製作の映画)

5.0

超壮大SF「三体」のドラマ化も着実に進行しているらしいので、同著者原作の本作を観てみた。

太陽の急速な膨張により死の星へのカウントダウンが始まった地球。
人類は統合政府を設立し、地球を1万基のスーパ
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るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

5.0

最高!!
ハリウッドの猿真似じゃなくても、ガチになれば日本でもこんなアクション映画が作れるのだと示した傑作。
前作から7年経ったけど、これはただの焼き直しじゃない。
スケールも迫力も資金も、さらにパワ
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ウィズアウト・リモース(2021年製作の映画)

5.0

トムクランシーの「レインボーシックス」を原作とした軍事アクション。
しかも「ウィンドリバー」や「最後の追跡」のテイラーシェリダンが脚本を務めるということで、期待して観た。

クランシーだから当たり前な
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アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

5.0

俺たちのザックスナイダーとネトフリマネーが手を組んだら出来た、ドーンオブザデッドの世界でディスイズスパルタ!!

銃撃、銃撃、爆発、銃撃のフルコースで合計したら都庁吹っ飛ばせるくらいの火薬量なんじゃな
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ベスト・オブ・エネミーズ ~価値ある闘い~(2019年製作の映画)

5.0

1970年代未だベトナム戦争只中である時代に、ノースカロライナで実際に起きたある二人の友情譚が原作だ。

町にひとつしかない黒人専用の小学校で火事があり、校舎が著しく損傷。
黒人住民は、白人の学校へ黒
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心霊×カルト×アウトロー(2018年製作の映画)

5.0

最近軽く話題になっていたので観たが、これは傑作!

ホラー作品を手がける監督のもとに、心霊現象らしきものを収めた映像に映る行方不明者の捜索依頼が舞い込む。
ところが捜索は二転三転し、半グレ集団や彼らの
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この茫漠たる荒野で(2020年製作の映画)

5.0

荒野を旅する、物語を伝える男と物語を知らない少女。
ポールグリーングラス監督が「キャプテンフィリップス」のトムハンクスを主演に製作された開拓時代ロードムービー。

インディアンと入植アメリカ人の紛争が
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

5.0

荒涼とした空気の中に漂う、希望と冷酷。
8秒間に永遠を賭ける男が纏う淡く儚い輝きは、まるで地平線に日が昇る寸前の夢のような煌めきに似ている。

映画の始まり、すでに主役であるロデオライダーの青年は頭部
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

5.0

この映画は、できるだけ多くの人に観て欲しいとはばかることなく言える名作だ。

佐木隆三のルポ「身分帳」を元に西川美和が監督した本作。
元々僕は原作を読んで深い感銘を受けていたのだが、西川監督の繊細で鋭
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オリ・マキの人生で最も幸せな日(2016年製作の映画)

5.0

その男は、戦いに生きるにはあまりに愛に満ちすぎていた。

実在したフィンランド人プロボクサー、オリ・マキをベースとした作品。
オリ・マキの心にはいつも花束がある。誰かに向けた愛と、思いやりをぎっしり詰
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

5.0

「サウンドオブメタル」というタイトルとポスター写真から、メタルミュージックに関する映画だと勘違いされそうだけど、全然関係ない。
意訳としては「機械(金属)の音」というところだろうか。
ミュージシャンを
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