みボさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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高慢と偏見とゾンビ(2016年製作の映画)

3.2

『高慢と偏見』全く知らないけど観ていいのかな〜と思ったら全然知らなくても大丈夫だった。やや登場人物の名前や相関図がこんがらがったけど話の筋として重要でないので無視無視。
18世紀末の世界とゾンビという
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怒り(2016年製作の映画)

3.4

信じることの難しさと疑うことの容易さ、そしてその相反する感情のバランスが崩れたときに発露する「怒り」をうまく描いているなと思った。群像劇にすることによってミステリ要素もあって面白かった。まぁ犯人はなん>>続きを読む

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.6

ポケモンのかわいさ100点満点!いや100万点!
とにかくピカチュウのよく動く表情がかわいい……。毛並みがふさふさすぎてキモいとかリアルすぎてキモいとか言われてるけど、そのリアルな質感が“人間と生活を
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ブレス しあわせの呼吸(2017年製作の映画)

3.4

映画のプロデューサーが主人公ロビンの息子だと気付いてからの涙の止まらなさっぷりがすごい。映画終わってスタッフロール流れるまでがいちばん“涙腺ゆるくなる”ゾーンですね。
しかし妙にポジティブな面しか描か
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.3

タイトルロゴにPart.1ってあったから「まさかね…」と頭によぎったけど思った通り中途半端なところで終わったのですごく消化不良……。はやくPart.2見させて!
前半のほのぼの日常パートと後半のバトル
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.0

過去に見たことあるのに冒頭とか全然見覚えなくて「こんなんだったっけ?」ってなったんだけど話が進むと印象的で覚えてるシーンが次々出てきたからびっくりした。多分将来見返しても「こんなんだったっけ?」ってな>>続きを読む

幸福なラザロ(2018年製作の映画)

3.7

ラザロは聖なる愚者なのか愚かな聖者なのか、わたしにはただラザロの純粋無垢さにこたえられる心がない人間がなによりも愚かだと思った。せっかく神を信仰して聖書を読んでいても誰も善きサマリア人のようになれない>>続きを読む

ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.5

老眼鏡で目がぎょろぎょろ大きく見えるのが不気味。何を考えているのかわからない瞳。
恐怖というものは人間の形をしていて、その人間が特に理由のない害意を持っているということがいちばんおそろしい。
そして好
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それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)

3.5

兄弟がメインなのかな?と思ったら母と息子の物語だったし、泣かされるなとわかっていても泣いてしまうし、韓国映画は本当にずるい。こういう家族の物語を作らせたら最強すぎる。

イ・ビョンホンがすごく若く見え
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エンジェル、見えない恋人(2016年製作の映画)

3.3

わたしは「透明人間が社会的にどう生きていくか?」というような話のほうが好みなんだけど、こういうファンタジーに振り切っているのもぜんぜんきらいじゃないな。
光をいっぱい感じるみずみずしい映像がとてもきれ
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

3.7

見る前からドキドキ心臓がうるさくてこのまま死ぬのでは?と思ってたら笑いも多くていい緩急だった。
エンドロールの映像めちゃくちゃカッコよくて泣けた。つらい。

シャザム!(2019年製作の映画)

3.7

コメディ調なのかと思ったら、結構シリアスでびっくり。
選ばれなかった者の苦悩がわかるだけにシヴァナは嫌いになれない悪役だった。

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.8

こんなにも美しい音にあふれる映画がNetflix限定なんて気が狂ってる!映画館で見られてよかった。この映画を見返すために自宅にシアター欲しいと思った。
日常の繊細な音、子供の声や犬の鳴き声、海の波が押
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コンジアム(2018年製作の映画)

3.5

ただのネット配信者とは思えないほど充実した撮影機器たちにちょっと笑った。
前半はただの合コン映像というか若い男女のイチャつきなので「はよ怖くならんかな〜」って感じだったんだけど、前半の明るいパートがあ
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ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

3.5

思ったより韓国の歴史というか光州事件や当時の社会情勢を知らないとすんなり入ってこない映画だった。
光州事件や学生運動のあたりってフィクションでもよく出てくるし見てたからわかったつもりだったけど全然わか
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太陽と月に背いて(1995年製作の映画)

3.0

図書館で借りたVHSで鑑賞。
めちゃくちゃ期待してたけど映画としては凡作の域を出ていないというか、わたし的にはつまらなかった。
とにかく登場人物全員気が狂ってて誰にも共感できない。
妊娠してる妻にDV
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キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

3.3

ティーンエイジャーの現実世界からの逃避というわりとありきたりな設定なんだけど、ビオジアという役がいるおかげでなんか妙なズレ方をしてて面白かった。
ウザい親、親友、片思いの女の子、逃避行、だけだったらそ
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映画ドラえもん のび太の月面探査記(2019年製作の映画)

3.0

冒頭、のび太の部屋に宝島の本が積まれてたり、みんなで乗った船のボトルシップが置いてあったり、今までの物語がちゃんと地続きであることがわかって「あ〜〜夏休み海賊として冒険して秋になったら月を探索してるん>>続きを読む

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.6

脚本の弱さというかカタルシスの物足りなさがあるので「微妙」だと評価している人の気持ちもわかるけどわたしはこの映画大好き。
ヒーローものってなんとなくだけど「愛する人のために強くなる」という定型がある気
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.5

荒唐無稽すぎて逆に面白い。
「関西人やけど見て楽しめるんやろうか」と思ったけど普通にめちゃくちゃ楽しかった。
埼玉がんばれー!とすら思った。

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.8

バディものロードームービーとしてとてもよくできている。ハートフルさと笑いのバランスのよさ。

黒人差別の描き方があまりにもステレオタイプだという批判があるそうだけど、ぶっちゃけ当事者ではない日本人など
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

「最高〜〜〜!」っていうアホみたいな感想しか思い浮かばないなぁと思ってウンウン考えたけど結局「最高〜〜〜!」としか言いようがない。
3DCGであんなにアメコミ的表現ができるんだということも驚いたし、ス
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特捜部Q Pからのメッセージ(2016年製作の映画)

3.0

第1作の時も思ったけど相変わらずドラマぐらいのボリューム感。
半分見たところで飽きちゃっけどなんとか最後まで見た。やはりクライムサスペンスは犯人の提示が早すぎると緊迫感に欠ける。

宗教とは…信仰とは
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特捜部Q キジ殺し(2014年製作の映画)

3.0

犯人が早々とわかるのでストーリーをどう動かすのかな〜と思いながら見てたら全部先が予測できる上にその予測を全然超えてこないから退屈だった…。
でも映像とか雰囲気は相変わらずいい感じで好き。記憶の中のまば
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特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

3.3

勝手にもっと派手な話かと思ったら終始淡々と進むし暗くてびっくりした。これぞ北欧という暗さ。
映画的な派手さがないので長尺のスペシャルドラマみたいだな〜と思った。でもこの地味な感じ嫌いではない。

デン
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.3

実話をもとにした映画だし内容が内容なのでもっと小難しいのかな〜と思ってたけどめちゃくちゃわかりやすかった。
逆にそのわかりやすさのせいで映画的な面白さは削がれてた気がしなくもない。

こういう映画観る
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.4

ホラーとしてそんなに怖くないという評をよく見かけるけどわたしは普通にビビった。
確かに脅かすシーンとかはそんなに多くなく基本的にだらだらモラトリアムな余暇を過ごしてるだけなんだけど、そのちょっと気怠い
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ロマンティックじゃない?(2019年製作の映画)

3.6

ラブコメ嫌いの主人公がラブコメの世界に迷い込んでしまうというメタネタ満載のコメディ。
甘く口説くイケメン見て苦い顔するナタリーおもしろすぎる。わたしもきっとああいう世界に迷い込んでもゲェってなるだろう
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.5

ジェイソン・モモアがひたすら可愛い143分。
砂の上に転がり落ちる様子は完全にはしゃいでる犬だった。

見た人みんなが良いと言っていたので楽しみにしてたけど、う〜〜〜ん正直ハードル上げすぎちゃったかな
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.0

原作未読。
作中にどんだけ起承転結詰め込むねん!ってなったけど、長編漫画の内容をギュッと詰め込んだら仕方がないのかな…。
失った自分探し、恋愛、親子愛、バトル、復讐…と描きたいテーマがとっちらかってた
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.0

こういうスタイリッシュアクションや裏社会的なものが男の浪漫なのはわかるんだけど、ストーリーが動かないアクション映画が苦手なので途中寝るかと思った……。多分映画館で見たら安眠していたと思う。
あと犬が可
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イヴ・サンローラン(2014年製作の映画)

3.5

イヴ・サンローランの成功とその裏の苦悩の話。
メゾンの成功というよりイヴとピエールの関係性をメゾンの歴史になぞらえて描いた、まさに“イヴ・サンローラン”という映画。

愛した人がいかに偉大だったかとい
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.3

なんやねんこれ!!!!
という一言ですませられる映画。とにかく本当になんやねんこれ……。B級映画の皮を被った現実逃避ムービーなのか?
A24は本当にクセの強い映画を作るな〜と感心した。

綺麗な映像や
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セッション(2014年製作の映画)

3.7

叱咤激励どころではない罵詈雑言飛び交うつらい展開と音楽クズvs.音楽クズのケミストリーをひたすらジャズに乗せて見せつけられる映画。つらい展開が多い割にジャズの流れるまま見ていたらあっという間に終わって>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.5

あえて盛り上がるであろう展開を描写していないために生まれる空間、その隙間についてつい考えてしまう。高校生のシャロンはどれほどの孤独を抱えていたんだろう。
主人公のシャロンがとにかく無口なので彼の気持ち
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スキップ・トレース(2015年製作の映画)

3.4

ジャッキー・チェン映画はじめてちゃんと見た。笑いとアクションのバランスよくて面白かった〜。
他の人の感想読んだらもっと面白いものあるみたいで逆にこれから見るの楽しみになってきた。