エイゼンシュテインと昂揚感
『戦艦ポチョムキン』を鑑賞しているとき、僕は海兵のひとりになりきって、艦内の劣悪な環境に本気で怒り、肩を震わせていた。最後の場面では群衆の中のひとりに変身して歓喜の声を一>>続きを読む
小津安二郎の佳作。
芸術作品の賞味期限について考察を記しておく。
典型的な家父長である父親が娘の結婚について妥協をする、という物語。父親以外の登場人物の態度、発言から、監督が時代の変化を鋭敏に感じ>>続きを読む
喜劇か、悲劇か。
幻想的な冒頭の場面からラブロマンスを想像するけれども、実は、内容は滑稽といっていいようなもの。マダム・クリスティーヌは青春の追体験を望んで、かつて自分を愛した男性たちを訪問するが、>>続きを読む