ルートヴィヒとデュルクハイム大佐が自由について印象的な問答をする。「狂王」の哲学だけではなく、ルートヴィヒを理解する忠臣たちの葛藤も丁寧に描かれている。さらに、また、忠臣たちの葛藤を理解してしまうルー>>続きを読む
胸の奥底から懐かしい感情が湧き上がってきた。不思議な気持ちになる。何だろう。僕は何を思い出しているんだろう。
さて、作品の内容についていくつか記しておく。まず、タイムトラベルの方法が独特だ。最近、流>>続きを読む
「ドン・キホーテだとバカにして笑ってるけど一生皮肉言って終わるのも不幸かもね」
さて、わたしたちはどのように生きるべきだろうか?
イタリアはサン・ジョバンニ病院の告発をきっかけにして、精神病院の廃止に成功した。一方で、日本では、依然として精神病院は必要だという主張が勢力を振るっている。残念なことに、我々の国の人権意識は希薄である>>続きを読む
"Nobody catches Clyde. Never."
-C.W.Moss-
大恐慌。資本家の支配。警察の横暴。
クライ>>続きを読む
サスペンスムービーでありながら、同時に社会的な問題も扱われている。戦後、戦争犯罪人が普通に生活している。こわいことですよね。三十年経ってしまったら、人体実験、拷問、虐殺、全部忘れられる。本人も罪の意識>>続きを読む
父の不在、母の記憶。
自伝的物語、あるいは、「ノスタルジア」という主題が必然的に不規則な時間配列を要求している。
自然界の四大要素の描写。地水火風。
時間停止。物理法則を無視。
細かい事物描写。>>続きを読む
【視点について】
「欲望」と「おしり」。冒頭で述べられているように、観客の視点を強調したカメラワーク。鑑賞者は「今、私は映画を鑑賞している」ということを意識する。観客の意識に配慮したカメラワークが「欲>>続きを読む
「批評が創造に先行することはない」という信条を私は持っているから、前衛的芸術集団とは相性が悪いけれども、ゴダールは好きだ。彼が、徹底的に、徹底的に、理論という観点から、まず、映画を眺めて、作品を創って>>続きを読む