中山安奈さんの映画レビュー・感想・評価

中山安奈

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バガー・ヴァンスの伝説(2000年製作の映画)

4.0

演技も音楽も衣装も素晴らしかった。
素敵な人しか出てこない映画。
自分の中の弱さに負けがちなジュナにうずうずするのが1番の居心地の悪さ、というくらい悪い人が出ない。不愉快さが極力まで抑えられた映画で、
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ビル・エヴァンス タイム・リメンバード(2015年製作の映画)

2.5

音楽への向き合い方への言及は多かったが、どことなく遠巻きな考察だった
音楽そのものへの言及はほぼなく、この映画を見たからといって彼に近づけはしなかった
世間話のような映画だ

ピアソラ 永遠のリベルタンゴ(2017年製作の映画)

2.6

ソールライターなんで出したの?
というか出すならちゃんとソールライターです、どういう理由で使いました、って言うべきじゃないの?

バーフバリ 王の凱旋 ≪完全版【オリジナル・テルグ語版】≫(2017年製作の映画)

3.8

強く美しく気高い王妃様が最高
歌も踊りも衣装も美しく荘厳で素晴らしかった。強さ、を示すのにきちんと理解できる強さを持ってきていたところや頭を使った戦術、友との仲など人間関係の美しさも見どころ。
しかし
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

2.5

違和感は多いのでなにかが隠されていることはわかるが、暗闇に隠されてヒントがヒントとして機能していない
猫が傷つけられるシーンも、傷が暗闇に隠されて、以前父親が猫を邪魔だと避けた方が先に思い出されて本来
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ローマの休日(1953年製作の映画)

3.6

オードリーがとにかく美しい。さまざまな姿を愉しめる。
特にラストはそれはそれは、たまらない。
みんなが望むであろう展開が、望む通りに実現している。

我は神なり(2013年製作の映画)

4.0

これ自体がいい映画か、という事よりもほぼ視線が中立で公平なのでこれを元に議論をすると楽しいだろうなという視点での評価
去年よかった、って大騒ぎしてた韓国映画、新感染の前日譚?なのかな?の、我は神なり
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花様年華(2000年製作の映画)

4.6

ただただ美しい、に尽きる
余白が多い、余白まで美しい
あの透明がかった緑のコーヒーカップが忘れられない

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.0

主人公の演技は素敵だけど、それ以外の騙しに向かってるところはだからなんだと思ってしまった
中途半端なラストの長さがこれまでのものを台無しにしている。芸術性を高めるにしても説明抜きで時間軸を滅茶苦茶にし
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.9

あああああいいものをみた………………!!!!

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.5

「この世界の片隅に」今更ながら観たんだけど私には全然しっくりこなかった……
私達と同じ普通の人が〜って感想をよくきいていたからかも知れないけど、台詞の中にも『普通で、まともで』いて欲しいとか、よか
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.2

何度も何度も同じこと、例えばお父さんの不在とか、オスカーが苦手なものとか、を確認しながら変わらないものと変わっていくものとを比較して、ああここまで変わってしまったと言うような切なさに包まれている
オス
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婚約者の友人(2016年製作の映画)

3.8

ラストシーンが好き
なんども出てくる絵画も

何度も出てくる曲が聞いたことのある曲でずっともやもやしていたけれど、平原綾香のカンパニュラの恋の原曲だと気づいた

周囲を取り巻く人たちがあんまりにも大人
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.7

小物が小物すぎてイライラする
音楽が重厚でエンタメではないのだと言うことを示しているのは良かったが、切迫感が足りないのはやっぱり対する相手に小物すぎる小物しかいないところが大きいだろうな
インテリヤク
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風に立つライオン(2015年製作の映画)

2.5

ストーリーも台詞も啓蒙的。全然本筋と関係のない東日本大地震と絡めているからか余計にそう感じるのかもしれない。
人の命を救うために、自分の命を犠牲にすることを良しとする世界に息苦しさを感じる。現実の世界
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.8

安心感のある構成と演技
そのなかでもアンディとレッドの行動はラストが近づくにつれ現実的に考えれば、というものからかけ離れて行く。粗筋だけを文字で聞けばチープな物語なんだろう。けれど、実際にはきっとブル
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ナタリー(2011年製作の映画)

3.7

ナタリーの話だと思うととてもみていられない。彼女の特別さが周囲を動かして行くがそれは多くの場合あまりに身勝手だといわれるようなもの。

しかしこの物語はマーカスのものだと考えると数々のナタリーの行動に
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台北ストーリー(1985年製作の映画)

4.3

どこにも行けない閉塞感が張り詰めてる
辛くて辛くてどうにかなりそう
それを破って連れ去ってくれる王子様を待つより自分が王子様になって好きな人をさらってしまうしかないと思えてくる映画

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.6

最高だった
予想を全部上回るし自分馬鹿だな〜すごいもの世の中にいっぱいあんな!って超思える映画

パターソン(2016年製作の映画)

4.2

完璧に分かり合えないこと、余計な一言、きっと何もかも分かっているのは主人公だけ
主人公はそれを受け止めて詩で心の平穏を保つ
日々少しずつ大事なもののために瑣末な何かを諦めていく、その日常感はとってもよ
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