オープニングのワールドカップ会場のテントで、「魔法って最高!」と改まって言うハリーが可愛い。ハリーアンチ過ぎて「Potter Stinks」というバッヂを校内にばら撒くネガキャンを始めるマルフォイ。企>>続きを読む
開幕のバス家出からの列車にディメンターが現れる流れが物騒で好きです。何よりディメンターのデザインが不気味で素晴らしい。幸せを吸い取って人を駄目にする設定も比喩的で面白いし。それに対抗する守護霊の呪文が>>続きを読む
初っ端からドビーのせいでもあるが、義理の家族に厳つい反抗を見せて学校へ発つシーンがアナーキー過ぎる二作目。ドビーの要らんことする様子に何だか既視感を覚えるなと思ったらスターウォーズのジャージャービンク>>続きを読む
勿論面白いのだがイマイチハマり切れないと全俺の中で評判の今シリーズ。
年末にはネトフリでの配信が終了されそうだし、寒くなってくるシーズンに観ればこそなのではと思い再鑑賞。
マジで音楽が良すぎる。圧倒>>続きを読む
人はどんなに話し尽くしても分かり合えることはないし、自分の心の内のことを全て言葉にすることも、人のことを全て言葉で理解することも出来るはずがない。しかしながら、この作品から、言葉をやりとりすることの尊>>続きを読む
ある時点から数分程しか新しい記憶が残らないことを利用した、時系列を逆行するサスペンスの斬新さに魅入っていたら、「記憶」や「記録」の曖昧さ、それらは全て自らの願望や意志で書き換えられてしまうという潜在意>>続きを読む
「戦争の悲惨さ」という言葉ではとても形容し切れない冒頭30分。あまりにも惨たらしい情景、視界が狭くなり、ぼけるような映像、耳鳴りや音が入ってこないような感覚をうまく再現した音響効果など、映像表現として>>続きを読む
「大人が中学生に戻ったつもりで作りました!」みたいな映画で、微笑ましいラインと気恥ずかしいラインを行き来する絶妙な仕上がりになっておりました。
年上の怖いお姉さんとお兄さんを倒して、ちょっぴり大人に>>続きを読む
生活のゆるさとアクションのキレで緩急が効いていて面白い。日常×殺し屋のズレ感ってやっぱり相性いいよね。
主役2人のキャラ造形がリアルかつ魅力的で最高でした。
まひろは超内向的で過集中で空想癖持ちでコ>>続きを読む
長さを感じつつも、製作陣の無邪気さを微笑むような気持ちで最後まで見届けました。
『ジョン・ウィック』で「やりたいこと」と「できる限りのインフレ」を詰め込んだような作品で、目新しさと馬鹿馬鹿しさが同時>>続きを読む
人の認知能力の限界と、それにも関わらず選択をしなければならないことの残酷さを思い知らされる作品。
人はその本能から、目の前に起こっている事象に意味付けを行わずにはいられない。今作では、ただの霧だとし>>続きを読む
前作で触れられた事件を描き、前作同様に捻りの効いた脚本でありながらも、内容はサイコパスmeetsサイコパスという続編の王道な展開を見せてくれ、さらには前作では見られなかった隙のあるエスターも垣間見える>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
怖すぎます。
発育障害と人格障害を抱えている彼女に、底無しの恐怖と憐憫を覚えさせられる圧倒的な衝撃作。
詐称して養子に入り、人を操って散々家庭を荒らした挙句、最終的にはただ男とF◯CKしたいとかいう>>続きを読む
ミニオン達のこれまでの歴史と生態が明らかになる序幕と、謎のイギリス侵略を見せる本編からなるスピンオフ。
68年のイギリスを舞台に、The Kinks、The Who、The Turtles、Door>>続きを読む
新登場のルーシーがチャーミングな2作目。
前作に続いて吹き替えが素晴らしく、ルーシーの声優を務めた中島美嘉の声が本当に魅力的。彼女の見た目からはクールな印象を受けますが、鼻にかかった高音から幼気な聴>>続きを読む
とっても尊い。てぇてぇです。
まずは高品質な3DCGが素晴らしい。キャラ造形も外連味が効いていてクセになるし、等身大の孤児達と、捻くれてるけど純粋な怪盗グルーとの家族愛をメインに描きながら、ミニオン>>続きを読む
テーマ性が良いだけに、名作とは言い切れない映画の完成度が残念な作品。詰めが甘い。でも好き。
酸っぱさを知って初めて分かる甘さ。虚実が入り混じり、全てが淡い夢想に消えていく儚さ。バニラスカイという、甘>>続きを読む
側から見れば何不自由なく過ごしている主人公ハンターの、見えない鳥籠が徐々に見えてくるような映画で、逸脱の快感と鳥籠からの解放が血生臭く描かれていた。「飲み込んだ」ものは「排泄」しなくてはならない。>>続きを読む
大名作と度々紹介され、ハードルが上がりに上がっていたからか、「資本主義と法治国家のもとでいかにしたたかに生きるか」みたいな内容で少し面食らってしまった。それでも、演出、演技、脚本、撮影の総合点がすこぶ>>続きを読む
痛烈も痛烈。彗星衝突が事実だろうが生きている人間の私利私欲で日常的な非日常が巻き起こっていく様子が描かれ、何もかもが風刺になっていて痛烈なのに、まるで喜劇のような物語として終わっていく。Don’t L>>続きを読む
説明が多かったり、回想が長かったり、チープで違和感のある衣装だったりと、気になるところや映画としてのスペクタクルに欠ける部分があり、さらには繋ぎのような作品であるため不完全燃焼の感はあるものの、邦画と>>続きを読む
何かに全てを忘れて没頭できるほど「好き」という天才的な才能に、神々しささえ感じる一方で、社会に居場所がない彼らの危うさも盛り込むことで、運や縁や環境が生み出した寓話的な半生に感動する作品。
のん演じ>>続きを読む
画で魅せることが抜群に上手く、ローポジションで動かないカメラ、小綺麗なセット、真正面のバストアップ、独特なテンポやリフレインによる会話、散りばめられるユーモアなど、当時の映画に疎いため監督の作風なのか>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
男性の暴力性、性欲、幼児性があまりにグロテスクで、本当に気持ち悪かった。主人公が秀才らしい周到な手口で、身を賭してまで復讐をやり遂げるに至る気持ち良さはあるものの、やはり救われない気持ちが残る、復讐系>>続きを読む
夢を追うことは素晴らしいことだが、それは生きる目的にはならないということ。また、何でもないような生活の一瞬一瞬や、他人の人生と関わる体験の連続こそが人生そのものであり、自分の人生の一瞬一瞬を心から味わ>>続きを読む
ちょうどいい〜楽しい〜映画です。
映画観たいけど何も気負わずに観たいときに最適で、ループものなのでテンポが良く、適度なドキドキハラハラを伴ったライド感が印象的な軽ホラー作品。
主人公が自己中心的で>>続きを読む
アメリカ西部の原風景のような雄大な自然と、ウェスタンな建築様式で建てられた木造住居が美しい。大牧場を営む人々の生活模様も眺めることが出来、ロケーションと映像美がとてもよかった。
物語は、知性的で強権>>続きを読む
メキシコ文化全開のカラフルな死後の世界を舞台に、ド直球の家族愛と純粋な音楽の素晴らしさを感じられる作品。
音楽厳禁という先が見透かせる掟の設定や、憧れのミュージシャンというやや露骨なミスリードがある>>続きを読む
「わんちゃんを殺されてブチ切れる映画」として右に出るものはない本シリーズ。今作もジョンの旧友ソフィアがわんちゃんを殺されてしまい、そこから爆発したように殺戮を遂行していく展開には拳を掲げたくなる高揚感>>続きを読む
前作の子犬と車を踏み躙られるという流れに沿って、家を爆破されるという不憫なジョン・ウィック。前作と似た展開なので、身を構えることもなく、すんなりとジョンを応援する姿勢にしてくれる。
ローマでの武器調>>続きを読む
キアヌ・リーブスに当て書きしたのかというぐらいハマり役で、哀愁のある孤独な殺し屋が様になりすぎていた。彼特有の茶目っ気も光っており、洗練された動きでばったばったと敵を薙ぎ倒していく姿とのギャップにキュ>>続きを読む
アイコニックなジブリ感はなく、内容も抽象性が高いので、冒険活劇というには地味で難解な作風だと率直に思った。
しかしながら、紛れもなく宮崎駿がそこにいて、一人の人間の純粋なものが滲んでいるような映画だ>>続きを読む
フルCGなのにどう見ても実写という域まで来たCG技術。お馴染みの物語が、ネイチャードキュメンタリーのように映されるのは不思議だった。
多少の時代錯誤をアップデートし、粗を詰め、辻褄を合わせ、スカーの>>続きを読む
ゆったりと間をとり、必要十分で繊細な演技。SF映画としてシネマティックで印象に残る映像。没入感や陶酔を増幅させるサウンドトラック。ヒューマニティとは何か、という普遍的で核心的な問い。前作あっての今作だ>>続きを読む
巨大な摩天楼の中を車が空を飛び、ビルには芸妓のようなアジア人女性やコカコーラのロゴが映る電子広告が掲げられ、狭い路地にネオンサインと電子ケーブルが犇くという退廃的な光景が冒頭から広がる。この、東洋と西>>続きを読む
全ての生き物が調和を保っているという『サークル・オブ・ライフ』のスケールの大きさと普遍性に圧倒されると同時に、主人公シンバの誕生から成熟までを描くことでその一回のサイクルを目の当たりにすることができ、>>続きを読む