れおさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.6

人の想像力は世界をも繋ぐ無限の可能性を秘めていると感じさせる不朽の名作です。

ミスト(2007年製作の映画)

4.0

いかにもチープな結末が予想できる内容なのに、それなりに楽しめる。
忘れた頃に観たい、ちょっとクセになる作品。
でもラストはやっぱり胸糞悪い(笑)

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

4.0

面白く観られたが、キューブリックの『シャイニング』とは基本別物と考えたい。映画と原作をうまく繋いではいるけど、終盤の展開はやや強引にも感じられた。

前作好きにとっては、有名なシーンの数々が再現される
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ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)

4.2

とにかくストーリーと伏線の回収が爽快な「大人の青春ストーリー」というべき作品。場所は原作者が得意の仙台市。

題名でもある「ゴールデンスランバー」=「ビートルズ」の4人のメンバー解散への想いなど見事に
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

4.0

私は原作は未読だけど、いくつかの短編が「ウィンストン小田」というボクサーの存在で繋がるという世界は、小説という世界ではかなり有効なギミックだと思う。でも2時間という短い映画の中に詰め込むと、ちょっとこ>>続きを読む

プール(2009年製作の映画)

4.0


タイの優しい風を頬に感じるようなさわやかさ、明るさの中に潜む生と死の予感、人と人が関わる上での切なさやもどかしさ、
人はみんなひとりぼっちで生きていくから、一緒に暮らしたり、一緒においしいご飯を食べ
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こはく(2019年製作の映画)

4.0

アキラ100%が井浦新との共演!アキラ100%が役者出身というのはどこかで聞いたような、、、役者としては見たことがなかったし見たかったので鑑賞。

まず長崎弁?がすごい!聞き取れる所は勿論あったけど、
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.0

天気の子を見る前に。

映像も綺麗で音楽も良かったし、主人公達が入れ替わりになるのは面白いと思ったが、時間軸を3年ズラすのはちっと無理があったのではという印象。
結局お互いが覚えているようでいないのも
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

4.0

物理的に遠く離れていたとしても、お互いが想っていればその距離を感じさせないことがある。
逆に隣にいたとしても、お互いの心は全く通い合っていないこともある。

登場人物の現在地は目まぐるしく変わっていく
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.4

要所要所で自分が子供だった頃のことを思い出した。
映画の中の彼らもそうだったけど、今となっては会っていない当時の友達も多くてそれぞれの道を歩んでいる。
ただ友達には、今の自分のように、たまにで良いから
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.5

こういう映画を観て毎回思うことは、私はこういうアクシデントがあったら1番早く死ぬ人だろうなあということ。。。

言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.3

映像や音が詩的でとても綺麗。
雨の日も良いなと思える作品の1つ。

ユキノ先生とタカオには「共に迷いのある人間」という共通点があったように感じる。でもどんな日常であっても雨はやがて上がるように、ラスト
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いちごの唄(2019年製作の映画)

4.0

銀杏の漂流教室がずっと頭から離れない映画だった。個人的に序盤は少しダラダラ?な感じがしたかな。。
コウタ君の笑顔の中にいるシンジ君を私が奪ってしまったと泣くあーちゃんが苦しい。きっと誰もそんな風に思っ
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.7

宇宙の美しさと宇宙の怖さをこれでもかという感じに味わえた作品だった。
釘付けだったけど見るのが息苦しい映画だった〜
宇宙飛行士ってとんでもないな、、!

月極オトコトモダチ(2018年製作の映画)

4.3

「手頃なイケメン」柳瀬のふんわりした自然体の態度が心地良く、こんな人すぐ側に欲しいなぁなんてつい思ってしまう。
家のシーンは結構やばい。油断してるとすぐ少女漫画モードになりそう。
彼の心情吐露や望むこ
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あの日々の話(2018年製作の映画)

4.3

大学のそして誰しもが通る青春を思い起こさせてくれる。カラオケで始発待ちしてオール、徐々に見えてくる太陽が嬉しいような、そこからの帰宅が怠いような、段々眠気が襲ってくるけどふざけ話に夢中になる。早朝スー>>続きを読む

小さな恋のうた(2019年製作の映画)

4.5

まさか青春音楽映画にこんなに泣かされるとは思ってもいなかった。

しかし恋愛要素たっぷりの青春映画かと思ったら、米軍基地などの沖縄が抱えるデリケートな部分も描かれていて単に恋と友情、仲間や家族だけでは
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芳華-Youth-(2017年製作の映画)

4.5

前半は殆どが若者の美しい毎日を描く青春群像劇。
後半はそれまでとは一転する戦闘場面。肉が散り脚や腕がちぎれ私的には結構ハード。。。
でもワンカットでの長回しのシーンは瞬きする余裕もない程だった。
そし
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.3

樹木希林さん力の抜けた感じは演技なのか素なのか分からないくらい見入ってしまった。
典型的な駄目男と家族の日常を描いた、日本のありふれた風景なのにクスッ笑える部分もあり面白かった。
人生とは何なのか?こ
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スティーブ・ジョブズ(2013年製作の映画)

4.4

スティーブ・ジョブズはなかなかの奇人変人であり最高に天才だ!!!
思考力や直感力や判断力やセンス、、、
とりあえずフルータリアンになります

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.5

原作は読んだことなかったけれど、予告動画とフライヤーが完全に私好みだったので遂に鑑賞!

俺はイケメンでもないし稼いでもないしオシャレでもないしダサい男だとマモちゃん言っていたけど成田凌はどう見てもか
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21世紀の女の子(2018年製作の映画)

4.5

個人的にめちゃくちゃ良かった!
エンドロール含め15作品の短編が集まったオムニバスで、セクシャリティやジェンダーがテーマだったけどそれぞれの作品ごとに全く違う味を出していて観ていて飽きず凄く面白かった
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放課後ソーダ日和-特別版-(2018年製作の映画)

4.0

物豆奇、ロン、宝石箱、ジュリアン、デン、セピア、gionの7つの都内の喫茶店が登場していて行ったことある場所も幾つかありちょっと感動。
そうそう、クリームソーダって見た目が可愛いしカラフルで何となくお
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マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

3.5

書店を始めるまでの話があっさりしていて個人的に期待はずれ。どのような結末に持っていくんだろうと思っていたが経営難な状況が続くばかりでこれといって特に感動なども無く薄い印象。なんとなくバッドエンド感すご>>続きを読む

アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

4.5

シーンの切り替えが早くて時系列が違う2人つのストーリーが同時に進行していく上に、特にセリフが多い訳でもないので原作を読んでいないと???となる部分が多いかもしれない。
気の合う仲間と今の環境から逃げ出
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デッドエンドの思い出(2018年製作の映画)

4.5

私の大大大大好きな吉本ばななさんの話が映画化と聞いて観ない訳にはいかない!
ゲストハウス エンドポイント(行き止まり)イメージ通りだし知らない土地や異文化に触れてリスタートを切る主人公がかっこよかった
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東南角部屋二階の女(2008年製作の映画)

4.0

完璧にタイトルに惹かれて観た作品。

古アパートで悩みながら生きる現代の若者たちという図がとても私好みだった。
誰かの部屋に集まってご飯を食べたり、バドミントンをしたり、草を刈ったり、携帯電話の着信に
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.7

偏見や差別意識などフライドチキンの骨と共に捨ててしまえ!!!!!!

当時の人種差別はきっともっと酷いものだったのだと思うが、相反する2人が8週間のツアーを経て徐々に分かり合っていく姿が丁寧に描かれて
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

3.0

何となく消化不良が否めない。。。
期待し過ぎてたのもありますが。

評価やコメントをして欲しい感が満載だったように感じてしまいました。
役者さん一人一人は演技も良かったですがなんだろうこの微妙な感じ、
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.4

個人的にはとてもおどろおどろしい映画でした!

主人公よ、幸せになってくれと願いながら最後まで観ました。
(まあハッピーエンドだったようで何より)

PARKS パークス(2016年製作の映画)

4.3

なんといっても映像が美しい。

素敵な音楽と人間を通して成長していく主人公の姿が逞しく見える。
こんな仲間に出会いたかったな。
春には井の頭公園に行こう。

スカートの澤部さんが登場して弾き語りをして
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

絆の在り方なんてどんな形でも関係なく、幸せならそれでいい。

とうもろこしを美味しいと思う気持ちや、花火を美しいと思う気持ちがあるならば、本当にこれで良いのかと思う気持ちがあるならばそれで良いと思った
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.8

ボヘミアンラプソディー!この音楽を、大画面大音量で体感して欲しい。今もフレディのハイトーンボイスが耳の奥で聞こえる。これは映画館で観るべきだよ〜

夜明け(2019年製作の映画)

3.6

東京で生きてる時間は夢なのではとふと思うことがある。東京には起きてから寝るまで余白なんてものは一切なく、瞬きほどの短い一瞬で世界が動いていて救われることもあった。
きっとそこには不毛な時間も山ほどあっ
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.4

躁鬱で自分のスイッチやブレーカーが切れ、もうダメだと踠き出し、何故誰も理解してくれないのか何故全て見透かされてしまうのか訳も分からず苛立ち怖くなりでも貴方には分かって欲しいと願いでも貴方は自分を守って>>続きを読む

半世界(2018年製作の映画)

4.0

恐らく人は幾つになっても変わらない(変われない)部分があって誰の手本にも成れやしない。

私の過去現在未来の価値は分からないけれど、この先ずっと半径5メートルしか分からないのかもしれないけれど、広い世
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