れれれざうるすさんの映画レビュー・感想・評価

れれれざうるす

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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

倒錯や偏愛、思春期や青春、ホラーやスプラッターを特に好きなジャンルとして観てる私からしたら全て詰まった最高な映画。

『菜食主義者が人肉に目覚める』と一言では語れない内容だった。わりと真面目に人肉食べ
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大脳分裂(2000年製作の映画)

3.1

点数つけてる人たちが物の見事に☆1〜2で溢れてるというカルトムービーにもなり損なったアート系ゲテモノ映画。
普通に生きていれば間違いなく吐き気を催す。
(以下ネタバレ。長い。)

プロローグで右脳と左
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エッチの国のアリス(1976年製作の映画)

3.6

とんでもねぇミュージカルだった…。
気持ち悪い中年ウサギ男を追いかけ、縮む薬を飲むと縮んだのは身体だけ。全裸で不思議の国に迷い込むアリス。
手始めに川で溺れて助けてもらった森の気持ち悪い仲間達に体中を
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ハウスフル 3(2016年製作の映画)

4.0

三姉妹の娘たちを結婚させたくない父が「もし夫が家に足を踏み入れたら・もし夫が私を見たら・もし夫が私の声を聞いたら、、私は死ぬ」と娘に嘘を言うと、実は彼氏がいることを隠していた娘たちはそれを逆手に、翌日>>続きを読む

ホームドラマ(1998年製作の映画)

3.4

一匹のネズミを飼ったことから家族全員の欲望が露わになる家族崩壊ブラックコメディ。同性愛、近親相姦、自殺プレイ、SM、乱交。
サラッと性の倒錯を描く初期オゾン作品がたまらなく好き。ある意味現実離れしてい
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Black(2005年製作の映画)

4.2

全盲全聾の暗闇で生きる少女に、すべてのものに言葉と意味があることを教えてくれた恩師がアルツハイマー病にかかってしまっている話。
インド版ヘレンケラーだけど、どちらかというとその後の物語といった感じ。目
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デスペレート・リビング(1976年製作の映画)

4.1

変態版不思議の国のアリス。
冒頭からノイローゼな妻がヒステリックに叫び、キチガイぶりを発揮。メイドの200キロ級黒人女(のちにヌードが見れます)が夫をケツで窒息死させる。逃亡した2人が辿り着いた先は、
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ア・ダーティ・シェイム(2004年製作の映画)

3.6

最近近所の人がやたら下品でお盛んなのに嫌悪しかないセックス嫌いの奥さん。娘はデカすぎるおっぱいを露出する癖があり存在が猥褻なので外出禁止。
そんな奥さんが頭を打ったことで性に開放的に!しかもクンニ好き
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ファン(2016年製作の映画)

3.5

インドの大スターであるアールヤン・カンナーと、その熱狂的ファンである青年ゴウラヴをシャー・ルク・カーンが1人2役で演じる。
誰かのファンって余りに愛が深すぎると熱愛発覚した時や事件があった時に “裏切
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アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.0

「イットフォローズ」は今年劇場で観た中でも断トツに好きだったからその監督のデビュー作の青春群像劇なんて見逃す訳にはいかないと真夏の京都(地獄)へ行った甲斐はありました。
スリープオーバーは海外では定番
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ヒップスター(2012年製作の映画)

3.1

一部でそこそこ話題になってるシンガーソングライターの主人公ブルック。こいつがなかなか癖があり、やる気もなく無気力で自分は誰よりも孤独と思ってて、でもかまわないと不機嫌になるようなたまにいるめんどくさい>>続きを読む

ケン パーク(2002年製作の映画)

3.0

ゴキゲンな音楽が流れながらスケボーを滑る少年が笑顔で自殺するシーンから始まる本作。この少年こそがケンパーク。
「KIDS」では子供のみに焦点を当てていたが、今作では親にも焦点を当てていた。ラリー・クラ
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ビッチハグ(2012年製作の映画)

4.2

「シンプルシモン」はラストの素晴らしさに息ができなくなった大好きな映画なのですが、同監督作品の本作でも同様の気持ちが長時間味わえます。つまり死にます。死因は“好き”です。
初っ端からオープニングで素敵
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「僕のバンドのビデオに出演しない?」
校門の外で毎日居る名も知らぬ年上女性に思わず口走る台詞。そこからMV撮影日までにバンドメンバーを集め、作詞作曲をし、音源を録る。

恋の威力は凄い。
彼は恋に落ち
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悪魔の植物人間(1973年製作の映画)

3.0

人間と植物を融合させれば食料とかいらないし将来的に地球すごくね?と思い立ち、要するに奇形にする、奇形は作れる♡でお馴染みノルター教授が大学の生徒を植物人間にしたりトカゲ女(失敗作)にしちゃう。
のが話
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

邦画ってそれほど数を観てないけど今まで観た中でもダントツに面白かったし鑑賞後もジワジワと心が森田くんに侵略されてる。

主な登場人物は少なく、
清掃の仕事をする冴えない主人公岡田
カフェ店員に恋する岡
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デッドプール(2016年製作の映画)

3.8

アメコミのヒーロー系はトビーのスパイダーマン以外基本的に苦手なんですが予想通り大好きでした。
ドラマ性と恋愛色が思いのほか強くてラストではつい目がウルウルに!
世界のため住民のために闘うのではなく、“
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GO NOW(1995年製作の映画)

3.7

恋人が多発性硬化症(MS)という難病になってしまう話。
仲間とサッカーをして毎日酒を飲みまくる様なごく普通の男が突然手足が痺れ、視力が低下し、松葉杖が必要になったら周りはどう接するだろう。
脚本家の実
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ウォーキング・ゾンビランド(2015年製作の映画)

3.5

パッケージだけでどう考えてもとんでもクソ映画なんだけど製作者達のゾンビ映画愛がとても伝わり終始笑顔になれた。
基本、様々なゾンビ映画ネタとパロディだけで成り立ってるからゾンビ初心者にはオススメしない。
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ラブ&ピース(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

不覚にも号泣。
独断と偏見だが ホラー好きな人や人が死にまくる描写が好きな人は、動物や花や人形をこよなく愛する者が多い。きっと園子温もそのタイプの人だろう。
世間の嫌な部分汚い部分をこんなに優しく描け
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グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

3.6

単純に面白い!去年映画館で妹と観賞したのだが、館内には5人ほどしかおらず心置きなく手を叩いて笑うことが出来た。序盤の飛行機事故がファイナルデッドシリーズの事故並の惨劇でなかなかの恐怖を味わえる。そして>>続きを読む

ABC・オブ・デス2(2014年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

A〜Zを各国のホラー映画監督が1話約5分で『死』について独自に解釈したオムニバス第2弾。

前作は突出して素晴らしい作品がせいぜい3〜5作品程度で、見るに耐えないものもあったけど、今作は全体的に面白く
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.3

ショッキングピンクなポスターとポップなタイトル、そしてそれに似合わぬ血を流した女、真顔で可愛い服を着た中性的な少女。これだけで興味しか沸かないでしょ。評価の高さに驚いたけど観る者によってここまで感じ方>>続きを読む

ゾンビスクール!(2014年製作の映画)

2.8

わたくしイライジャ愛とゾンビ愛に溢れてまして。この映画がフィルマークスで登録されて5番以内にclipしたからね!?(多分)
公開後すぐワックワクで駆けつけた。それほど楽しみにしてたクーティーズ。
オー
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ライチ☆光クラブ(2016年製作の映画)

3.5

元々原作が好きで実写化と聞いたときは大批判してたんだけど完成度高すぎる出来に大満足。あの退廃美を完全再現した美術担当を褒め称えたい。
光クラブに相応しい美しい少女を捉える為に忠実なロボット・ライチを皆
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グローイング・アップ(1978年製作の映画)

3.9

70年代に「アメリカングラフィティ」を観た若者達はアメリカに強い憧れを抱いたそうだが、ごく稀に本作が自分の中でのアメリカングラフィティだと言い張る人達がいるそうで…。まぁ私の母なんですが、しかもアメリ>>続きを読む

ピンクとグレー(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

久々のレビュー、そして2016年初レビューがまさかの邦画。

最初の1時間は凄く好きな青春映画だった。
そして宣伝でも散々言っている62分後のシーン。
“衝撃の”とつけるくらいだけど今更このフレーズに
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キャッスル・フリーク(1995年製作の映画)

3.2

「肉を……新鮮な人肉をくれ!!!復讐の為に蘇った、フリークの叫びがこだまする……」
というキャッチコピーを堂々と載せているものの、特にグルメ男子でも何かの復讐でも叫びがこだまもしない。
ただ塔に監禁さ
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印度国道10号線(2015年製作の映画)

3.6

ホラーでよく見るリベンジモノのインド版。“名誉殺人”が深く関わっている。インドでの名誉殺人の被害者は主に別のカースト同士の男女で、年間約1000人近く家族に殺されているだとか。
本作は田舎でその現場を
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復讐の町(2015年製作の映画)

4.3

IFFJで観た9作品の中で個人的No.1!妻と子を殺された男とそれにより投獄された男の十数年の復讐劇。
“復讐”に意味はあるのか。何かを得るのか。それで気が済むのか。そんなことを忘れてしまうほどの主人
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女戦士(2014年製作の映画)

3.3

元々ラブコメが多いラーニー・ムケルジーだけどここ数年社会派だったり身体張った作品にポツポツ出演して幅広げてますね(多分)
まさに本作もその一本。人身売買の闇社会を追う女警官の話。
正直題材も好きじゃな
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ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)

3.6

同年同日同時刻に生まれたポーランドのベロニカとフランスのベロニカ。顔も声も音楽の才能も全て同じ。だけど2人が交わることも影響し合うこともない。ポーランドのベロニカが舞台中に死んでから運命が交錯する。フ>>続きを読む

バンバン!(2014年製作の映画)

3.9

ハリウッド映画「ナイト&デイ」のボリウッドでの公式リメイク。そっちは未見なので比較は出来ないがアクションに拒否反応を起こす私でも楽しめる完全娯楽ラブアクションでした。「クリッシュ」のリティク・ローシャ>>続きを読む

絶叫のオペラ座へようこそ(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

10年前、母が「オペラ座のたたり」上演中に何者かにブッコロされちゃう。だから何がなんでも「歌 舞 伎 版 オペラ座のたたり」主演の座を狙って初日に演じたい!ってことで演出家を誘惑するミュージカル映画。>>続きを読む

ラームが村にやってくる(2013年製作の映画)

4.2

外国育ちの金持ち男と田舎暮らしの純朴な女のロマコメ。
幼少期から超過保護兄貴に育てられ村から出たことがないソーナーが幼なじみの結婚式へ。そこで出会ったクソチャラい男ラームに猛アピールされ…って話。
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ヒーローはつらいよ(2014年製作の映画)

4.0

田舎から出てきたチャラくて破天荒だがイケメンな主人公を筆頭に、軽〜いノリでノンストップでドタバタするラブコメ。主演のヴァルン・ダワンといえば「スチューデントオブザイヤー」でのあの男前。前半は学園が舞台>>続きを読む

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