イライライジャさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

イライライジャ

イライライジャ

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大都会/ビッグ・シティ(1963年製作の映画)

3.8

巨匠サタジット・レイ監督が描く女性進出映画。家族や夫に猛反対されながらも職に就く話なのだが、60年代インド映画でここまで真の意味でフェミニズムを描いてることに驚き。女性は強い!的な押し付けがましい女性>>続きを読む

キラー・プッシー(2003年製作の映画)

3.0

ヤッた男をマンコに吸い込む体質のヘレン。男性経験なしの結合双生児ソニア。この2人のエピソードが同時並行。

意外と面白かったけど終わり方が最悪。
男性嫌悪のヘレンと処女のソニアが最後に出会ったらどうな
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トラック(1977年製作の映画)

2.0

マルグリット・デュラスの映画はまだ『ヴェラバクステル』しか観たことないがとことん人類を排除してる。人類消滅した世界みたいな風景がずっと続く。サノスみたいな思考してんじゃないかな。今んとこどちらも全く合>>続きを読む

Corpse mania(英題)(1981年製作の映画)

3.0

お目当ての蠢く蛆虫まみれの死姦シーンが最高に悪趣味でたまらん。この強烈な画を観るだけでも価値がある。感動すらする。映画自体もジャッロを意識しまくった正統派スラッシャーな作りでそこそこ良かった。カイ・チ>>続きを読む

蛇姦(1974年製作の映画)

3.9

国内版があるのに入手困難ゆえに観てる人が少ないカイ・チーホン監督作。5作品観た現時点では1番好き。エログロ蛇姦映画。
幼少期に両親のアブノーマルセックスでSMに目覚め、それ以降SMの妄想をオカズにシコ
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邪 ゴースト・オーメン(1980年製作の映画)

3.4

前半は真面目に古典的オカルトホラーをやっているのに終盤の除霊シーンが唯一無二。
謎のスタイル抜群全裸女が無修正で踊り狂い、除霊師のババアが靴べらでしばく。だが踊る。しばく。踊る。しばく。
地獄に堕とす
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ロボ・ジョックス(1990年製作の映画)

3.0

我らがスチュアート・ゴードンの初SF作にしてロボ映画。荒廃した世界でコマ撮りでぬるぬる動くロボットが一騎討ち。ストーリーの薄さなんてお構いなしに、ただ殴り合うロボを見て心に潜む少年をときめかせれば笑顔>>続きを読む

スルターン(2021年製作の映画)

3.0

マフィアの父が死んで真っ当な人生を歩んでいた息子が若頭になる。しかし暴力はよくないのでどうにかマフィアたちを更生しようと農業させる話。

ほっこりマフィア映画。マフィアたちは坊ちゃんに甘々。おじさんに
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マンデラ(2021年製作の映画)

3.0

小さな村で名前も戸籍も家もないカースト最下層の男が戸籍登録する。適当に付けられた名はネルソン・マンデラ。
村では村長選挙が行われるが同票になってしまう。選挙権を持ったマンデラの1票がほしいがため、ゴミ
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カルナン(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞中は退屈だなと思っていたが、何日経っても何ヶ月経ってもこの映画のことを考えていた。考えれば考えるほどとんでもない傑作なんだと気付いた。
おそらく誰も気付いてないのだが、本作は『イングロリアス・バス
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マニアック・ドライバー(2021年製作の映画)

2.8

ジャパニーズジャッロと謳っているが、なかなかジャッロ風で良かった。内容はかなり『タクシードライバー』。ポルノじゃない邦ホラーで惜しみなくヌードを晒してジャッロ風エログロを撮る試みが最高だし、何よりポス>>続きを読む

ソサエティー(1989年製作の映画)

3.9

面白すぎる。上流階級が庶民を喰い物にする社会的構図をこんな形で具現化するなんて狂気の沙汰。ヌルッヌルでベトベトに絡み合う富裕層の気持ち悪さは現実で味わう富裕層への不快感と何処となく一致する。人の形すら>>続きを読む

クリス・ロックのタンバリン(2018年製作の映画)

3.8

去年のビンタの件は最初から最後までクリス擁護派なのですが、多くの日本人の反応がウィル擁護派で「クリス・ロック誰やねん」状態だったのでかなりイライラしてそのとき勢いで本作を再生。いやいやクリス・ロックか>>続きを読む

ノー・ランズ・マン(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ナワーズッディーン主演ってだけで大阪アジアン映画祭に観に行ったのに全く救いがなくて虚無顔で劇場を去った。
NYでインド人のふりしたパキスタン人。バイト先の白人女性と恋愛関係になるのだが彼は自分の素性を
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バンジージャンプする(2001年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

2001年の韓国映画でイ・ビョンホン主演だなんて、絵に描いたような韓流ブームのありきたりメロドラマに見えるが人によっては性癖にブッ刺さるとんでも展開だった。
出会い…愛し合い…愛する人の死…までは定番
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クワイエット・ファミリー(1998年製作の映画)

3.7

そんなつもりじゃなかったのに一家全員で仲睦まじく殺人と隠蔽を繰り返す。殺人を家族で共有する話大好き。秀逸なブラックコメディ。

華やかな魔女たち(1967年製作の映画)

3.0

ルキノ・ヴィスコンティ、マウロ・ボロニーニ、ピエル・パオロ・パゾリーニ、フランコ・ロッシ、ヴィットリオ・デ・シーカ
この5人の監督たちがシルヴァーナ・マンガーノを主演に“魔女”を独自の解釈で描くオムニ
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Listen(原題)(2020年製作の映画)

2.6

ロンドンに移民するポルトガル人の貧困な家族が福祉の奴らに子供たちを奪われ、取り返そうと奮闘する。移民の貧困や障害など社会問題を提起しているものの、それだけになってしまい映画として盛り上がりに欠ける。解>>続きを読む

鼓動を高鳴らせ(2015年製作の映画)

3.9

見事な家族映画。円満に見せかけてる大富豪一家が知人を招いて豪華クルーズ船での旅。実は家族関係は長いこと破綻してるのに、船という物理的に逃げ出せない状況で家族問題から逃げる。『人生は二度とない』でも思っ>>続きを読む

あの時にもう一度(2016年製作の映画)

3.0

私は『アバウトタイム』のアンチである。本作はあのクズ映画のクズルートやクズエンドを回避した親切なタイムリープモノだった。未来に行くことしか出来ず過去の改変は出来ない。しかも自由に未来を選べないため一度>>続きを読む

僕はドナー(2012年製作の映画)

3.5

金稼ぎに精子ドナーになったら子供が何十人も出来ていた話。もうこの時点でカナダ映画『人生ブラボー』のリメイクか元ネタが同じなのは一目瞭然だが製作側は否定している。(オリジナルは533人だが)
ジョン・エ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.2

劇場で観たときはさすがに興奮したけど時間が経つにつれてMCUスパイダーマン3作目としては遊びすぎな気がしている。でもこのガヤガヤ感は本来のスパイダーマンぽくもある。
サプライズに気を取られがちだがとん
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自傷戦士ダメージャー(2015年製作の映画)

3.2

明らかにクソ映画に見えるのに意外と面白くて泣ける。素人が自分主演のヒーロー映画を撮ってほしいとお願いして出来た低予算映画。好きな女の子を守るため自傷して闘う中年ヒーロー。哀愁漂う切ない結末。

変態団(2015年製作の映画)

3.5

井口昇の低俗なイメージになんとなく苦手意識があって全く手を出してなかったのだが、素晴らしく愛溢れる作品だった。様々な変態がこれでもかと出てくるが、個々のエピソードがどれも感動的。ここまで変態に真摯に向>>続きを読む

やくざ観音・情女仁義(1973年製作の映画)

3.0

映画好きの人たちと上映会で真夜中に観たやつ。マンコに銃突っ込んで殺してたとこや壮大な自然に囲まれてセックスしてた画ヅラしか覚えてない。もう一回ちゃんと観たい。

怪談新耳袋 異形(2011年製作の映画)

3.0

女の子の演技が下手のレベルを超えててもはや可愛い。オムニバスホラーコメディとしてレベル高い。

無職の大卒 ゼネコン対決編(2017年製作の映画)

3.4

2021年に最後に劇場で観た映画。
前作で無職から大勝利したのにまたもや無職に。「無職は才能」という超名言が飛び出て無職の私は大共感。
かなり意地悪い女社長と対立するのだが、「なによあの無職!気に食わ
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ルームズ・フォー・ツーリスト(2004年製作の映画)

3.4

ボグリアーノ監督長編デビュー作にしてこの出来は天才。この監督、ホラーのみならず映画全般に精通しているのではないだろうか。陰影のコントラストや、ショットやカット割のセンスが凄い。見方によってはアートハウ>>続きを読む

スペース・ゾンビ OZONE!(1986年製作の映画)

1.8

小規模で数体しかゾンビは出ないけど皮膚爛れ系ゾンビで緑のゲロ吐き散らすし、臓物や血飛沫も惜しみなく見せる。チープな映画のわりにビジュアルが良い。喧嘩してるのにBGMは軽快だったり、やたらみんな「HAH>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.6

公開日に劇場にて。
ロキやシャンチーが個人的に不発だったから尚更傑作に感じる。ほぼノマドランドってほど広大な景色の中での戦闘。地球人がちっぽけであり、謎多きエターナルズが漠然と偉大な存在であることを示
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がんばれ!ベンチウォーマーズ(2006年製作の映画)

3.0

いじめられっ子野球少年を救うために元いじめられっ子のオッサン3人が少年野球で打倒いじめっ子を目論む。
ロブシュナイダーだけが野球上手くて無双するのだが、もっとガキ煽ったりバカなクズキャラでいてほしい。
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ニュー・ガイ(2002年製作の映画)

3.7

かなり面白い。学園バカコメディの中でもこれを求めてたと言っても過言ではないゼロ年代初頭特有の頭の悪さで好きすぎる。いじめられっ子が転校してイケてる奴としてデビューするのだが、そもそも何故かイケてない仲>>続きを読む

Blood Night 2 - Return of the Demon(英題)(2002年製作の映画)

3.0

前作のホームビデオから大幅にクオリティアップ。低予算ながらにゴアに全振りし、死姦や顔面にウンコ噴射までするお得っぷり。生きた人間が秒で肉塊と化す!
前作をディスるメタ発言もまかり通るほど映画として面白
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Blood Night - Revenge of the Demon(英題)(2002年製作の映画)

1.5

この映画の楽しみ方は“観る”のではなく、TKCさん描き下ろしのスーパークールなジャケットを“飾る”のが正解。
評価し難いほどのチープな自主製作映画だがこんな映画にわざわざ字幕付けて配給することにだけは
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メイド(2001年製作の映画)

2.5

ジョン・ファブロー初監督作。
ヴィンス・ヴォーンとジョン・ファブローのコンビは『スウィンガーズ』の再来で激アツだが、バディモノとしてもコメディとしても弱い。掛け合いが罵詈雑言でしかなく、面白味に欠ける
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ハロウィン KILLS(2021年製作の映画)

2.2

去年ハロウィンの日に劇場で鑑賞。
ジェイミー・リー・カーティスの最強ババアを堪能したいのに負傷してモブになってるのが解せない。完全にマイケルの作業ゲーになってる。