resionさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

怪物(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

・闇の是枝監督が炸裂する地獄みたいな話。憶測と勘違いって怖え〜。
・保利先生がひたすら被害者で不憫すぎた。愛想がないばっかりに...。
・それにしてもあの場で飴食べるのはどうかと思うよ。
・安藤サクラ
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マンディ 地獄のロード・ウォリアー(2018年製作の映画)

3.2

・赤い光とニコラス・ケイジの脂ぎった演技を楽しむ2時間。
・トイレで酒を飲みまくる場面、演技の暑苦しい迫力に圧倒された(いい意味で)。
・あまりにも中二病な斧、かっこよすぎる。しかもニコラス・ケイジの
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第三の男(1949年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

・謎が謎を呼ぶ物語とはこのこと。特に前半、続きが気になってしょうがなかったよ。
・画面の斜めっぷりが印象的。謎めいた雰囲気でかっこええ。
・ウィーンの古くてちょっと荒廃してる街並みがすでにミステリアス
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スギメ(2021年製作の映画)

3.8

・熱い映画だった...!
・黒潮という強敵を前に、文化人類学者やら冒険家やら縄文大工(!?)やら、その道のプロたちが知恵を絞ったり、挫折したり、団結したり。
・たくさん失敗するところがいいんだよなあ。
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.2

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・原作漫画は既読。テレビアニメは未見。
・終盤、緊張感で心臓バクバクだった。気分は湘北のベンチよ。
・宮城が中心の映画ってこと知らなかった。登場人物みんな魅力的だから誰が主役でも成り立つな。
・オープ
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A2(2001年製作の映画)

4.2

・登場する人物や団体が前作よりも増えて、見たことない映像が盛りだくさん!
・監視テントの地域住民とオウム信者のやりとり、いい意味で「なあなあ」な関係に和む。
・写真撮影の場面が心温まるんだわ。
・食塩
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

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・エンドロールの曲調に笑ってしまった。あの本編からのあの曲調はずるいよ。最高のギャップじゃん。
・ケイト・ブランシェットのことを少しでも好きな人は映画館に見に行った方がいいてす。ケイト姐さんの喜怒哀楽
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「A」(1998年製作の映画)

3.6

・見ていると何が正しいのか分からなくなっていく映画。ドキュメンタリーの醍醐味って感じだった。
・信者の発言における「基本的には」の多さよ。歯切れの悪さが味わい深い。
・公安怖え〜。足の痛がり方、ファー
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.0

・歌と踊りと笑いで、とにかく楽しい!
・次々現れる豪華キャスト。ジェームズ・ブラウン牧師のはまり役っぷりに笑う。
・ブルース兄弟のクールなふざけっぷりが最高や。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.9

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・マスクとバイクがガチャガチャ変形するの、男の子ならみんな好きなやつじゃん。
・キャラとデザインの良い怪人がたくさん見れて楽しい!
・肉弾戦のぱっとしなさ、味わい深い。
・クモオーグさんかっけ〜。ドレ
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.3

・大学生のころの友達の夏休みを覗き見してるみたいな映画だった。
・柄本佑と石橋静香が初めてセックスする場面、ものすごく生々しいエロさ。
・OMSBが出てるとは知らなくて嬉しい驚き。クラブの青みがかった
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

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・「おかしな行動をすると強くなれる」って設定が最高。『ボボボーボ・ボーボボ』のハジケリストじゃん。
・いい意味でめちゃくちゃでやりたい放題な哲学的コメディカンフーSF。
・世界一強くてかっこいいバッグ
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.9

・家族の絆で心温まる序盤と中盤からの、地獄みたいな終盤。
・出てくる大人はみんなクズ。でも、悪い人たちじゃないんですよ...。
・役者陣の言動がすごく自然で、良い意味でホームビデオみたいだった。
・樹
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

5.0

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・静かで淡々とした映画だけど、最終的にものすごく激しく心が揺さぶられた。
・オープニングのタイトルが出るまでの静謐な映像で「あっこれは良い映画だな」となって背筋が伸びる。
・ミット打ち、2人1組のダン
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.9

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・映画の達人による最高級の自分語り。
・スティーブン・スピルバーグがこんなに地味で個人的な映画を撮ってくれたことに感謝...🙏
・すべての場面が名場面で、演出力に圧倒されっぱなし。
・おもちゃの電車を
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にっぽん昆虫記(1963年製作の映画)

4.3

・人の半生を客観視すると滑稽で重苦しい。これが「重喜劇」か...しんどいですわ...。
・ドキュメンタリーかな? ってくらい描写が生々しい。田舎の言葉遣いとか、物陰から覗くような画面とか。
・延々と虫
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地獄門(1953年製作の映画)

3.1

・主人公の盛遠がパワハラ+セクハラ+ストーキングをやりたい放題のただのクソ野郎だったな。
・都合のいいときに自分から死を選んで「潔くてかっこいいよね!?」って感じが無理。
・長谷川一夫、『近松物語』と
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.4

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・予想以上に爽やかな恋愛ロードムービー。ただしたまに人を食うし変態に出会う。
・序盤のお泊まり会、自然な流れで指食べだして度肝を抜かれた。あんなにエモい雰囲気だったのに!?
・人の食べ方が犬っぽくて良
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近松物語(1954年製作の映画)

3.8

・溝口健二監督、悲劇を語るのが上手すぎて困る。観てて辛くなっちゃうので...。
・ほとんど音楽が鳴らなくて、良くも悪くも侘しい。たまに鳴る音楽がまた独特。なんだあの打楽器の音色。人形浄瑠璃ではこれがふ
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バビロン(2021年製作の映画)

3.7

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・胸焼けするくらいに熱烈な映画愛!
・ブラッド・ピットとマーゴット・ロビーの「銀幕のスター」っぷりよ。この2人がスクリーンに写ってるだけでもうドラマチック。
・序盤の狂宴、もっっっとでかい音で観たくな
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洲崎パラダイス 赤信号(1956年製作の映画)

3.9

・男と女のうじうじとした情念〜!
・テーマ曲の大人っぽいのかふざけてるのか分からん感じ独特。
・「酒の店 千草」の常連になりたいな。ママさんに悩み聞いてほしすぎる。
・三橋達也、いつも俯いてて覇気がな
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幕末太陽傳(1957年製作の映画)

4.7

・「粋」な映画ランキングで間違いなく世界一位。
・イノさん、ひょうきんで爽やかで哀愁もあって、こんな主人公みんな大好きでしょ。
・登場人物がみんな濃くて、かけ合いのテンポは絶妙で、上映時間中ずっと楽し
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

・血、呪術、原野でできてる狂った物語。現代日本社会の価値観で通じる場面がまったくなくて最高。
・画面がずっと野蛮で禍々しくて美しい。劇場で見れてほんとに良かった。
・先週も見たけど途中で眠ってしまった
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

・おっさん同士の友情のもつれで話がもつのか...? と思ってたら、想像以上に泥沼化して度肝を抜かれた。
・イニシェリン島、観光で数日滞在するならいいけど住むのはちょっとな。本屋とかスタバとかなさそうだ
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雨月物語(1953年製作の映画)

4.4

・この美しさが「幽玄」なんだな、ってものすごく納得した。「幽玄」を感じたくなったらこの映画の京マチ子を見ればいいです。
・湖を渡る場面で「これ以上に『幽玄』な映像ってないだろ...」と思ったけど、京マ
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.3

・キャラクターがみんな絶妙に気持ち悪くて絶妙にかわいい。小さいフィギュア買って本棚に並べたくなるな。
・クノコ採取の部屋、奥行きの深さがやたら不気味でぞわっとする。
・公式サイトに載ってる世界設定、煮
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非常宣言(2020年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

・かなり珍作だった。なんだこれ。
・ウィルスを脇の下の肉の中に隠す意味ってなんなんだ...? ウィルスって空港の金属探知機に引っかかるの???
・最初の犠牲者の死にっぷりが派手でホラー映画っぽくて良か
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マッドゴッド(2021年製作の映画)

4.6

・とんでもなく気持ち悪くてグロテスクで、なぜか美しい。至福の悪夢でしたわ。
・登場する化け物の「ぬめり」とか「てかり」とかの質感が伝わってきて最悪!(褒めてる)
・高速で飛来する石板に轢かれて弾け飛ぶ
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ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

3.4

・まさかの都市再開発映画。世の中にはいろんな映画があるな。
・古い建物に対する愛があふれまくり。あの建物の写真集がほしい。
・物語は3行くらいにまとめられそう。
・でも、まとめるほどでもないささいなエ
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.6

・主人公目線では悲劇、視聴者目線では喜劇。あんまりにもあんまりな出来事で、引きつった笑いが止まらないよ。
・嘘を嘘で塗り固めていく主人公を見てると胃が痛くなるな。終盤のテーブルの下の貧乏ゆすりと支離滅
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.4

・ポスターとタイトルから、もっと甘酸っぱい青春映画かと思ってたよ。主人公の男の子が悪いお友達と付き合って堕ちていくしんどいお話だった。
・ろくでもない若者が、ろくでもないことをして若さを浪費するだけの
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

・3D+IMAXレーザー+HFRで鑑賞。
・海中の映像、衝撃的だった。なんだあの美しさ...。画面が豊かすぎて一度観ただけじゃ処理しきれないな。
・海洋生態系の描写がクジラ的ポジションのトゥルクンに集
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アバター(2009年製作の映画)

4.7

・4回目くらいの鑑賞。
・地球の生態系に対する壮大なオマージュ。巨大な宗教建築を見たみたいに、よくこんなの創ったなあ...と唖然としてしまう。
・自然科学に基づいたスピリチュアルSF設定、知的好奇心を
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

・「閉じ師」とかの設定、なんとなくサンデーで連載してそう。
・猫を見て「大臣っぽい」って思うことある??
・序盤〜中盤、主人公の目的がふわっとしててのめり込めなかった。椅子 or 要石になったイケメン
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.5

・「俺の地元まじでやばかったんすよ」って話をこんなに普遍的な物語に変えられるケネス・ブラナーさん、すごいや。
・人が話してるだけの場面が多いのに、画面の美しさが印象的。構図がすごく凝ってる。特に最後の
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.0

・3回目くらいの鑑賞。
・会話も映像も音楽も、すべてがだらっと観るのにちょうどよくて心地いい。BGMとして家で無限に流していたいな。
・オープニングクレジット、ただ白黒で名前出すだけでなんであんなにお
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