ホートンさんの映画レビュー・感想・評価

ホートン

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市子(2023年製作の映画)

3.7

主演の方の演技力が凄まじく、市子さんの実在感がハンパない。結果、否応なしに感情を揺り動かされる、力のある映画に仕上がっていると思う。作り手のエゴを強く感じてしまって個人的には乗り切れませんでしたが。>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

こりゃ素晴らしい!映画を観はじめた10代のころ、訳が分からないけど美しいもの、受け止め方は分からんがパワーあるもの、未知の文化に触れたくてカルト作品を漁ってたのを思い出しました。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

夫婦バトルにおける妻のオーバーキルに「ウッ...」と相成候。観終わったあとに色々考えさせられる、上質な映画であるとは思うが、少し長すぎに感じました。

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.0

トモエ学園に通わせたかった娘と一緒に観ました。
原作を知りすぎていたし期待しすぎていたところがあったのだけど、黒柳徹子さんの自伝で小林先生の評伝である原作の誠実なアニメーション化だと思いました。娘の胸
>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.5

特に前情報なく「ヴェンダースフィルターをかけた東京、ちょっと観たいな」くらいの気分で見に行って、確かに期待したものが見られた満足感はあったけど。考えれば考えるほど、モヤモヤが止まらなくなる困った映画。>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ADHD特有のタラレバ、「あの時、こうしていたら」「違う選択肢を取っていれば」が無数の平行世界を生み出すマルチバース。突拍子のないアイディアをよく形にしたものだ。脱帽。

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

これは素晴らしい和製カルトムービー。「一人で作ってるのでやりたい放題!」ではあるけれど、ハードなオタクである監督が自分が好きなもの・好きなノリを参照して盛り込んだ結果なので、整合性があり一定の安心感が>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.9

西川監督による抑えた演出と演技指導で、「いい映画を観た〜」という満足感は残る。が、あまりフィクションぽくない手触りだから故に、ちょっとしたアラや違和感に逆にご都合主義を強く感じてしまって、後からモヤモ>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

山崎作品に4点をつける日が来るなんて。独特の薄っぺらい人間ドラマが苦手なのですが、あのわかりやすさが文化の壁を超えて世界に届くとは。恐れ入りました。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.3

人間が為す非道、巨悪を描いた映画であるが、そこに加担した人間の凡庸な弱さに焦点が当てられているが故に、深い苦味が残る。

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.6

うむむ…「グランツーリスモの映画、撮らん?ソニーがスポンサーでがっつりギャラでるで」みたいな話に、第九地区の監督が乗って、きっちり仕事した感じ。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.5

あの頃、膝を抱えて聴いていた、暗くて美しいエレクトロニカのような映画。刺さる人の胸には深く鋭く刺さるだろう。

怪物(2023年製作の映画)

4.2

子供というのは傷つきやすく、自分たちの世界の外の者の事情は関心の外、というあたり、そうだよな〜と思った。

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.9

重苦しさを覚悟して観てみてみると、決闘シーンのカタルシスもあって意外に楽しく見れてしまってレビューしづらい。

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.9

ラストは演出過剰でちょっと粋じゃないと思うが、こんなの昭和生まれのおっさんはみんな泣くでしょ。

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.9

小2の娘と吹替版を鑑賞。スラップスティックで大人も楽しめた。コロンビアならそんなこともあるよね、という納得感ある。

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.0

米国人の死生観というか宗教観が強く反映されてるなと思った。音楽も絵も素晴らしく、大劇場で観たかったな。

オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

4.2

自然ドキュメンタリーと呼ぶには監督の主観が強すぎだけど、そこがいい。私小説ならぬ私ドキュメンタリーだ。

天気の子(2019年製作の映画)

3.2

観終わって「なんか都合のいい話だったね!」と小六の息子が。リテラシーが育ってきた。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

原作を丁寧になぞっていて、小説の映画化としては申し分ないのだけれど、物足りなさを感じてしまった。期待しすぎたかな?

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.6

あんなキラキラした青年が立派な社会の歯車に馴致されてしまう、社会というのは恐ろしいところだな...。まあ若い時に摂取した文化は年をとってから、それこそ子育てするくらいになって役に立つと思う。

百円の恋(2014年製作の映画)

3.6

この映画は安藤サクラにつきる。構造としてはみんな大好きロッキー展開なんで、これがもし凡庸な女優が主演やってたら、安くてうまいカラアゲ弁当みたいな映画になってるところ、素材に野生のシャモみたいなモノホン>>続きを読む

ジェニーの記憶(2018年製作の映画)

4.2

私は男ではあるのですが、この歪めて箱に入れてある記憶を取り出して直視する感じ、感情移入できてしまってきつかったです。

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

誰もが知ってる会社の創業物語は意外に知らない。事実だけで十分面白い話。本質は不動産業、というのは純粋に目から鱗でした。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.1

映画好きが撮った映画。なろう系ラノベみたいで最高。外出自粛中に観るのにすごくオススメ

新聞記者(2019年製作の映画)

4.3

政治性抜きにしても、没入できる良い映画。
政治性抜きにして、点数はつけれないけれど。

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.8

10年くらい経ったら、悪いことしたな、って反省してると思う、マモちゃんは

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.5

ビフォアサンライズから続けて視聴。これは蛇足では?と思うけれど、終わりかたはちょっと好き。

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.7

スパイダーマンにもマーベルにも一切詳しくないので映像と音楽で評価するしかなくて、そうするとこんなスコアになっちゃいますね。最高!

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