主演の方の演技力が凄まじく、市子さんの実在感がハンパない。結果、否応なしに感情を揺り動かされる、力のある映画に仕上がっていると思う。作り手のエゴを強く感じてしまって個人的には乗り切れませんでしたが。>>続きを読む
こりゃ素晴らしい!映画を観はじめた10代のころ、訳が分からないけど美しいもの、受け止め方は分からんがパワーあるもの、未知の文化に触れたくてカルト作品を漁ってたのを思い出しました。
夫婦バトルにおける妻のオーバーキルに「ウッ...」と相成候。観終わったあとに色々考えさせられる、上質な映画であるとは思うが、少し長すぎに感じました。
トモエ学園に通わせたかった娘と一緒に観ました。
原作を知りすぎていたし期待しすぎていたところがあったのだけど、黒柳徹子さんの自伝で小林先生の評伝である原作の誠実なアニメーション化だと思いました。娘の胸>>続きを読む
特に前情報なく「ヴェンダースフィルターをかけた東京、ちょっと観たいな」くらいの気分で見に行って、確かに期待したものが見られた満足感はあったけど。考えれば考えるほど、モヤモヤが止まらなくなる困った映画。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ADHD特有のタラレバ、「あの時、こうしていたら」「違う選択肢を取っていれば」が無数の平行世界を生み出すマルチバース。突拍子のないアイディアをよく形にしたものだ。脱帽。
これは素晴らしい和製カルトムービー。「一人で作ってるのでやりたい放題!」ではあるけれど、ハードなオタクである監督が自分が好きなもの・好きなノリを参照して盛り込んだ結果なので、整合性があり一定の安心感が>>続きを読む
西川監督による抑えた演出と演技指導で、「いい映画を観た〜」という満足感は残る。が、あまりフィクションぽくない手触りだから故に、ちょっとしたアラや違和感に逆にご都合主義を強く感じてしまって、後からモヤモ>>続きを読む
山崎作品に4点をつける日が来るなんて。独特の薄っぺらい人間ドラマが苦手なのですが、あのわかりやすさが文化の壁を超えて世界に届くとは。恐れ入りました。
人間が為す非道、巨悪を描いた映画であるが、そこに加担した人間の凡庸な弱さに焦点が当てられているが故に、深い苦味が残る。
うむむ…「グランツーリスモの映画、撮らん?ソニーがスポンサーでがっつりギャラでるで」みたいな話に、第九地区の監督が乗って、きっちり仕事した感じ。
あの頃、膝を抱えて聴いていた、暗くて美しいエレクトロニカのような映画。刺さる人の胸には深く鋭く刺さるだろう。
子供というのは傷つきやすく、自分たちの世界の外の者の事情は関心の外、というあたり、そうだよな〜と思った。
重苦しさを覚悟して観てみてみると、決闘シーンのカタルシスもあって意外に楽しく見れてしまってレビューしづらい。
ラストは演出過剰でちょっと粋じゃないと思うが、こんなの昭和生まれのおっさんはみんな泣くでしょ。
小2の娘と吹替版を鑑賞。スラップスティックで大人も楽しめた。コロンビアならそんなこともあるよね、という納得感ある。
米国人の死生観というか宗教観が強く反映されてるなと思った。音楽も絵も素晴らしく、大劇場で観たかったな。
自然ドキュメンタリーと呼ぶには監督の主観が強すぎだけど、そこがいい。私小説ならぬ私ドキュメンタリーだ。
観終わって「なんか都合のいい話だったね!」と小六の息子が。リテラシーが育ってきた。
原作を丁寧になぞっていて、小説の映画化としては申し分ないのだけれど、物足りなさを感じてしまった。期待しすぎたかな?
あんなキラキラした青年が立派な社会の歯車に馴致されてしまう、社会というのは恐ろしいところだな...。まあ若い時に摂取した文化は年をとってから、それこそ子育てするくらいになって役に立つと思う。
この映画は安藤サクラにつきる。構造としてはみんな大好きロッキー展開なんで、これがもし凡庸な女優が主演やってたら、安くてうまいカラアゲ弁当みたいな映画になってるところ、素材に野生のシャモみたいなモノホン>>続きを読む
私は男ではあるのですが、この歪めて箱に入れてある記憶を取り出して直視する感じ、感情移入できてしまってきつかったです。
このレビューはネタバレを含みます
誰もが知ってる会社の創業物語は意外に知らない。事実だけで十分面白い話。本質は不動産業、というのは純粋に目から鱗でした。
映画好きが撮った映画。なろう系ラノベみたいで最高。外出自粛中に観るのにすごくオススメ
政治性抜きにしても、没入できる良い映画。
政治性抜きにして、点数はつけれないけれど。
ビフォアサンライズから続けて視聴。これは蛇足では?と思うけれど、終わりかたはちょっと好き。
スパイダーマンにもマーベルにも一切詳しくないので映像と音楽で評価するしかなくて、そうするとこんなスコアになっちゃいますね。最高!