RHibinoさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

3.3

たまに無性に見たくなる、ゴシックホラーコメディ。
奇妙で独特な世界観が、たまらない。

幸せな聖歌隊の上から熱湯をかけて、性格を表すオープニング。
他人の家の硝子割りゴルフ、処刑台ごっこ等の日常の奇妙
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サスペリア(1977年製作の映画)

2.3

決して、一人では見ないで下さい。
このキャッチコピーが、あまりにも有名な名作ホラー。

CGがない当時だからこそ、
実物や色彩、音楽で恐怖を演出する所が、恐ろしい。
(特に、本物の虫の使用や赤緑の原色
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ローマの休日(1953年製作の映画)

3.4

オードリーに世界中が恋をした。ラブロマンスの不朽の名作。

自由を求める女王様と、
自由な彼の身分違いの恋。

後にプリティウーマン、アラジン、タイタニック等のプロットにもなった原点的作品。

デート
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.8

邦画界に燦然と輝く、最高傑作。

弱きを助け、強きを挫く。
仲間集めの前半、合戦の後半。

という単純構造でありながら、

・野望、利益より大事な人助け。
・侍と娘の身分違いの恋。
・全員助ける、故の
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ゴジラ(1954年製作の映画)

3.4

「怪獣映画」のジャンルを築き上げた、原点であり頂点な作品。

時代に合わせて作られてきた、怪獣映画だが、
初代は、恐怖の演出と反戦のメッセージが色濃く残る。

山の麓から頭を出す初登場。
東京空襲の順
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.2

スタジオジブリ、不朽の名作。
環境と戦争という重いテーマを、優しい少女が包み込む。

小さいものを大きく、大きいものを小さく。
そうすることで見える、本当の世界と大切なもの。

様々な生物を「胸」で包
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.6

生きろ、そなたは美しい。
スタジオジブリ、不朽の最高傑作。

森の主でありながら、生命と死を司る、シシ神。
村発展のため森を切り、差別された方に武器で救済する、エボシ。

どちらも生きる為であり、安易
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.8

現在に復活させた実録やくざ映画を、ノワール風に仕上げた傑作。

鈴木亮平の邦画界を代表する、狂気さ。
師匠を目指し壊れていくも、何かが欠けてる、松坂桃李。
の迫力が素晴らしく、血気さ、野蛮さが、画面か
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.9

抗え、生き残れ。
「仁義なき戦い」の東映が、血気そのままに現代に甦らせた傑作。

「警察じゃけん、何をしてもええんじゃ。」
公安という後ろ盾を理由に手段選ばず捜査を行う、大上。
新米刑事として社会性や
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ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

3.5

もし、最強と最狂が闘ったら。
そんな少年心を叶えた、作品!

奇跡のフュージョンを果たした、ゴジータ。
超サイヤ人を圧倒し恐怖を叩きつけた、ブロリー。
そんな二人が、真正面からぶつかり合う!!

歌舞
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.7

今の時代、甦ったSLAM DUNK.
その熱気は、時代を越える!

主人公は、花道でも流川でもなく、宮城リョータ。
沖縄の暗い過去と山王戦でリンクする壁が、見事だった。

オープニングの手書きタッチか
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.7

赤髪が導く終焉。

シャンクスの娘ウタが、
純粋すぎるが故に、世界を終焉に導いていく。
それを止める、ルフィとシャンクス!

2つの世界で行われる、麦わらの一味と赤髪海賊団の対話と共闘がとにかくアツい
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.2

痛みを知る、唯一人で在れ。
庵野節が炸裂した、ウルトラマンであった。

テレビ番組を、映画でまとめる技量と構成力。
原作の小ネタを拾う、庵野監督のオタク感。
最後は人類で倒すと言う、メッセージの継承。
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.2

誇りをかけて、飛ぶ。
トム・クルーズの意地と覚悟、次世代への意志を感じた完璧な続編。

CGアクションの主流、シリーズもの続編の頻発。
映画業界の衰退と、難解でドライなエンタメ業界。
こうした「今」を
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トップガン(1986年製作の映画)

3.7

トム・クルーズを、
スターダムへ押し上げた、青春映画の傑作!

戦闘機、ライバル、美女との恋、友情。
と男の好きな要素、てんこ盛りで、心からアがる作品。

更に、
臨場感あるリアルな戦闘機戦。
友達の
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.7

どんな時でも、希望を持って!
そんなことを、強く教えてくれる名作。

無実の罪で監獄に入った主人公。
そこは、ゲイ、暴力、隠蔽、支配が横行する絶望的な場所だった。

でも、それでも希望を無くさない!
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.0

人生で二度見たい、青春映画の傑作。

秘密基地的ツリーハウス。
街のヒーローを目指す冒険。線路を歩くシーンの憧れ。
と1回目は、青春ものとして、輝かしく見える。

しかし、大人になって見返すと、この作
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.6

日常が、徐々に壊れていく。
ジャックニコルソンの壁顔が有名な、傑作モダンホラー。

心霊や殺人、ではなく、
徐々に蝕まれ壊れていく、人間恐怖を描いた作品。

双子の姉妹、血のエレベーターは何度もパロデ
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.0

映画の映画による、映画のための傑作映画!

デロリアン、金田のバイク、キングコング、T-rex、ミレニアムファルコン、アイアンジャイアント、スーパーマン、メカゴジラ、ガンダムetc.
作品、配給会社の
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チャイルド・プレイ2(1990年製作の映画)

2.6

キラーアイコンとなった、チャッキーが暴れまわる!!

姉との協力と家族愛。
90年代のいい感じのグロ。
工場内のラストバトル。

シリーズ通してバランスよく、
見やすくもグロく怖く、
でも、なんかかわ
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.4

トイストーリーを復活させて、
ディズニーお得意のポリコレ化した作品。

・良かった点
おもちゃを通して、「自由」を描いた点。
ボーの復活、女性の自立。
時代と共に変わっていく、メッセージ性とキャラの成
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トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

4.1

訪れる、アンディとの別れ。
シリーズ最高傑作の3!!!

サニーサイドに預けられる、
ウッディ達。
そこは、夢のようにありながら、ロッツォが管理する悪夢だった。

バスのスペイン語。
みんなの能力をフ
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トイ・ストーリー2(1999年製作の映画)

3.7

走れ!風のように、ブルズアイ!
トイストーリーがパワーアップして帰ってきた!

ウッディを救出するバスの友情。
西部劇風のユニークな新キャラ。
ジェシーの悲しき別れ。
映画ファンがニヤリとするパロディ
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トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

3.6

無限の彼方へ、さぁ行くぞ!!
アニメ界に革命を起こした、トイストーリーシリーズ第一作。

ウッディと共に、アンディ宅を探検する冒頭。
ウッディを脅かす、ニューヒーローバズ。
ガソリンスタンドでのケンカ
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となりのトトロ(1988年製作の映画)

3.6

誰もが知ってる、
スタジオジブリの名作。

メイちゃんとトトロの出会い。
お父さんと一緒のお風呂。
カンタの傘貸し。
トトロとのバス停での出会い。
さつきとメイ、トトロの夜の田植え。
猫バスでのメイち
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.4

宮崎駿、自伝的作品であり、次世代に託す一作。

ポニョ以降、大衆受けの「分かりやすく」ではなく、
哲学的で内省的な「難解」な作品になり、
その最たるものが、今回の作品。

前半、少年の僅かな心の痛みと
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武士の一分(いちぶん)(2006年製作の映画)

3.4

譲らない心。譲れない愛。

繊細ながら、温かみのある作風の、山田洋二。
盲目、妻を利用されての怒り等を熱演する、木村拓哉。
旦那の為にひたむきに頑張る健気さと凛とした姿勢の、檀れい。
師匠であり、人の
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フラガール(2006年製作の映画)

3.6

06年、邦画界を席巻した傑作。
蒼井優の迫力は、今見ても素晴らしい。

炭鉱で栄えた街に、南国を作り、再度興す!
日本人が好きそうな、プロジェクトX風な物語を下敷きに、
少女毎の葛藤、成長という青春要
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怒り(2016年製作の映画)

4.0

人を信じることの難しさを、
強烈に突いていく、社会派作品。

東京の社会的に認められず、小さく暮らすゲイカップル。
千葉で人生の再起を図るも、容疑者に似てるだけで全てが崩壊していく家族。
沖縄で米軍に
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

2.7

バズる、に執着するインフルエンサーを胸糞悪く描いた作品。

「お金」という理想と現実。
「バズる」を尺度にする愚かさ。
現代社会の表現方法の危なさ。
を、悪意の限り描いた作品。

バカだなー、胸糞と思
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.3

星と父の幻影。
上に向かう覚悟と批判。

・良かった点
STUDIO4℃の映像美。
分かりやすいストーリー。
西野亮廣の集大成的作品。
オンラインサロン中心にムーブメントを巻き起こした。
BGM、豪華
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.7

あなたもきっと、ちょっと思いだす。

ふとしたきっかけで、昔の恋を思いだす二人。
何でもない会話、家までの道。家からの道。いつまでも恋人を待ってる人。
あの日々が何とも輝かしく儚い。

コロナ渦、夢の
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百円の恋(2014年製作の映画)

3.3

ボクシング邦画に、名作あり。
それを証明する、作品でした。

ニート、家族ケンカ、残飯窃盗、下衆な人々と、
前半はかなりきつく絶望的だが、ボクシングに憧れ、
通うにつれて、徐々にスカッとしていく。
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.8

盗んだのは、「家族」でした。
現代の家族と犯罪を問う、傑作。

それは、一人の少女を拾ったことから始まった。
家族の絆を芽生えていくが、家族の稼業は、犯罪だった。

女性は自分の傷・自分の美で、男性は
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サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

4.0

家族愛、戦争の悲惨さ、を描いた名作ミュージカル映画。

家庭教師マリアが入ったのは、厳格なトラップ一家。
歌の力で仲良くなるが、そこに押し寄せる戦争の影。

軍と愛の狭間で揺れ動く、マックスもいい味を
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カサブランカ(1942年製作の映画)

3.4

戦争による引き裂かれた愛を描いた、
古き良きハリウッドのラブロマンスの名作。

ハンフリーボガードだから許される、キザな台詞とダンディズム。
イングリッドバーグマンの可憐さ、表情の豊かさ。

切ない音
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