RikiTamanoさんの映画レビュー・感想・評価

RikiTamano

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君が君で君だ(2018年製作の映画)

2.8

君が君で君だ
ってどう言う意味〜?と思ってたけど多分入りはそれで間違いない。
序盤は異常な愛の形をまざまざと見せつけられてなんだこりゃと呆気に取られたが、
音もなく事態が急変していく瞬間は、グッときた
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ポンチョに夜明けの風はらませて(2017年製作の映画)

2.5


ロードムービー特有の、だる〜く始まってぬる〜く物語が進む序盤。
90分映画なのになんでこんなテンポ悪いんだ…
と思ってたけど、後半1時間は割とハイテンポな展開。
でもまぁありがちな話だなぁ。なんて変
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生きちゃった(2020年製作の映画)

2.7

たった一つの不倫から始まる人生崩壊ストーリー。
うーん違う。なんというか、もっと深いところから物語は始まっていて、その背景がクリアになってくると、変な深みに気が付く。
それは決していい意味だけではなく
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

3.0

主人公、田中ユカは、なんというかあまり世間を知らないまま大人になってしまったんだなぁ…と。
でもなんかいるんだよなぁ。こういう人たち。
役者さん達はあまり知らない人だったけど
リアリティがあって、住ん
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ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

3.1

スピンオフと知らず先に鑑賞。
本編観ることが決まった。(決まってた。)

あの頃。(2021年製作の映画)

3.0


何かに夢中になって、その時を全力で楽しむ事。でも振り返った時にニヤニヤ出来ちゃう思い出があるって、なんか素敵だよね。

自分にとってのあの頃って、いつなんだろう…と振り返るものの、なかなか難しい。
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サッドティー(2013年製作の映画)

3.5

なんか最近随分観てる、今泉監督作品。
これもまたいい温度感の映画だった。

最初はあの行間を読むような時間が苦痛に感じたが、次第にこれが快感にもなってくる不思議な映画。いわるゆシティムービーといえばそ
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.0

一言、とてもいい作品達だった。
映画館でオムニバス作品を観るのは初めてだったけど、これもまたいい経験になった。

全てのストーリーに共通する、『偶然』との出会い。そしてその偶然をまるで目の当たりにした
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街の上で(2019年製作の映画)

4.0

いい作品に出会えた。
元は若葉竜也さんと倉嶋カレンさんを目的に見たのだけど、カレンさんは一瞬しか出なかったし、過去作の好きだった雰囲気が無くて少し残念。
それにしても、若葉竜也の才能には惚れ惚れする。
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一度も撃ってません(2020年製作の映画)

3.0

激アツ。
キャストがアツい。
ハードボイルドな役回りを演じる大ベテラン俳優石橋蓮司、岸部一徳、桃井かおり3人に、脇役として出てきたベテラン俳優江口洋介、トヨエツ、佐藤浩一。そして、若手枠では佐藤浩一の
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真夜中乙女戦争(2021年製作の映画)

2.1


予告見た時(ファイトクラブじゃん)
観てる時(ファイトクラブだ…)
観終わった時(ファイトクラブだった!)
そんな作品です。

映画という表現媒体をエンターテイメント作品とするなら、この作品はアート
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.2

長かった。本当に本当に長かった。
およそ1年半ほど前に公開を知り、見ない手はないと思ったのも束の間、魔のウイルスに日本全土が蝕まれ、上映が先送り、先送りになっていた。

物語は、司馬遼太郎の燃えよ剣。
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.2

ラスト20分までは、すごくいい映画。
タイトルバックからイメージできる瑞々しさと質素さを併せ持った作品なのだけど、最後の20分は何を見せられてるのか本当に謎だった。
けど、それがいわゆる緊張と緩和なの
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名も無き世界のエンドロール(2021年製作の映画)

3.5

『あっという間』と言う言葉がここまでしっくりくる映画も中々出会えない。

2人がなにを企んでいるのか、そしてどんな20分が待っているのか
流れる映像全てが伏線に感じてしまえるほど引き込まれる作品だった
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

3.0

実はすぐ近くにある、でも決して密接ではないリアルな汚い世界を垣間見た。

きっとこの作品に出てくる人たちには
フューチャーされてない、もっと汚い背景があるんだろうなって容易に想像のできる演出。そしてそ
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指輪をはめたい(2011年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ふむ。可もなく不可もなく。
いい意味でも悪い意味でもTHE邦画。
終始だらだら〜と物語が進んでいく。
それが心地いいタイミングもあれば
中だるみが顕著な部分もある。
ただ、面白いは面白い。

きっとこ
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.7

嘘だろ…
こんなふざけたタイトルでこんなにも感情が揺さぶられる事ある?

邦画によくある、ヌル〜っとした始まり方なのに、こんなに激動するとは。
なんといっても、タイトルの入るタイミングが至高。
これほ
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Elephant Song -A Tokyo Couple Story-(2019年製作の映画)

1.0

跨線橋から始まるこの物語は、なんとも珍しい、いわゆる保活をテーマにした映画。
が、しかし、これは保育業界に身を置いていること、保活をしていることがマジョリティでないと理解が及ばない作品。
たしかに、ポ
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GO(2001年製作の映画)

3.7

まずはシンプルに、
こんな世界があったのか。と驚き。
今でこそ聴き馴染みのある『人種差別』という言葉。これがここまで酷いものだと思ってもみなかった。
かく言う自分にもいわゆる在日と呼ばれる友達がいる。
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Happybirthday Raymond(2017年製作の映画)

3.5

なんとこの映画、初レビューが僕だった。


誰だって世界の主人公なんだし。
そんな当たり前のことが淡々と、幸せな事だと描かれていく。
セリフはオンリーで撮っていて
それもまた斬新な表現だ。
たまに入る
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そんな別れ。(2019年製作の映画)

3.3

この短い14分という時間の中で
様々な別れが描かれる。
一見重くて淀んだ雰囲気の中進んでいきそうな物語ではあるが、始まってみるとそんなことはなく、登場人物が3人とは思えないほどコミカルに、それでいてシ
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ハード・コア(2018年製作の映画)

2.6

原作は漫画なのだそうで、
漫画的な表現が多かった。でも、役者がしっかりとシュールさを作り上げていた。

プロローグは少し長く感じるけど、
物語そのもので言えば面白かった。
主人公たちのおかれた環境、テ
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何者(2016年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

就活というテーマをもとに、淡々と進んでいく物語。
うーん、自分は職業柄内定をもらうということに必死になったことないなぁ。なんて思いつつも、けど、芸能界で生きていた頃の何で受からないんだなにがダメなんだ
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.0

重い。
人間の繊細な部分が、映画的な文法で
美しく、そして如実に表現されている作品。

鬱だからという理由で、色々な事から逃げ続けるヤスコと、それを支えるツナキ。
よくこんな女性と付き合ってられるな〜
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“隠れビッチ”やってました。(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

中だるみこそするものの、序盤のテンポ感と、ラストシーンに向けて大振りで伏線を張っていく、そしてラストは鑑賞者にその先を見せる。何とも映画的な手法にまんまとはめられた感覚だった。

タイトルが、隠れビッ
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます


愛がなんだ

〜ネタバレあり〜
久しぶりに恋愛ものを鑑賞!と思ったら、思ってたのと違った。
と言うのも、ラストシーンの主人公、テルコのセリフで物語がフラッシュバックしてゾッとさせられる映画だった。
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.0


世間にはB級映画なんて称されているものも含め、嫌と言うほどあるゾンビ映画。
でも、この作品は他の追随を許さないというか
少し変わったシチュエーションと人間模様を表した、言わば画期的な作品。

とある
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リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

3.0

忘れかけていた青春が包まれて送られてきたって感じの映画。

紆余曲折あって、新たにメンバーを迎えたガールズバンド。迎えた留学生ヴォーカルは歌はもちろん日本語すらおぼつかない。
そんな彼女が歌うのは、T
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

生まれてからずっと、誰かにとってのスターとして生きる、そんな世界があったら自分ならどうするだろうか…
そんな興味で観た。

物語は恐らく2部構成になっていて、
1部はこのトゥルーマンショーを観てる感覚
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