RKさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

4.5

評論家は食を無くし
お店は解体され
リングイ二は給士になる

レミーによって固定概念から解放された彼らはようやくスタートラインに立てた

サラブレッドのリングイニが、ラストまで料理オンチ、というところ
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モンスターズ・インク(2001年製作の映画)

4.6

言語が通じないことで
互いが互いの「恐怖の対象」になる、
という設定は、とても妙だった。

単純に、怖い怪獣(加害者)と弱き子供(被害者)の交流、という設定だったら、ここまで奥深い映画にはならなかった
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.9

ライブ中に
ファンとキスしまくってた。
ディスタンスが…

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃおもろいんだけど、
今回の最大のテーマは
◼️恐竜との共生はいかに
◼️クローン人間の社会復帰
かとおもっていたので、これらはほとんど解決せず、いつものように極悪大企業の陰謀暴きで終わって
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.5

果たして彼女は
スチールカメラマンとして
“何者か”になれるのでしょうか

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

4.4

ザーグの設定が、トイストーリーシリーズでは「バズの父親」だったのが「バズの未来」となっていたところに、哲学的命題のようなものを感じました。

「父殺し」の概念を信じる時代はとうに過ぎたんだなと。本当の
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デビッド・クローネンバーグのシーバース(1975年製作の映画)

4.5

ポルノへの挑戦というか、
キワキワを走ってるような作品。

クラッシュとかに比べたら
めちゃくちゃ安っぽいけど
やはりあぁいうヒルみたいな
グロ生物描写への偏愛は止められない…

たしか三島の小説で、
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プレデター(1987年製作の映画)

4.3

アーミー描写が良かった気がした
シュワちゃん瞳が小さ過ぎて
プレデターより人間離れしていた

プレデターが最後、笑いを模倣してたの
怖かった

バグズ・ライフ(1998年製作の映画)

3.9

バッタのホッパーは
群集心理を愛読していた
ヒトラーを彷彿とさせた

大衆の心理を熟知していたからこそ
丹念な洗脳を施していたんだな…

戦争映画的観点から観ても
大変勉強になる映画でした

マグノリア(1999年製作の映画)

4.5

過去は足音を立ててやってくる。金輪際捨て去ろうとした人には特に、その音は喧しく響いて聞こえる。

因果の糸は、分かち難い。その分かち難さは、この映画では「幼少期のトラウマ」という形で描かれている。
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鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成(2022年製作の映画)

4.0

拍手を送りたいです。
一つの青春が、良い形で終わったような清々しさがありました。

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.3

阿部サダヲの言うように、
そっちの世界に行くと戻ってこれなくなる、というのはとてもしっくり来る。

こっちの世界でギリギリを保っている人はいる。ていうか、人間なんてみんなその綱渡りなのだけれど、それで
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ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

4.5

傑作だった。
柏木くんをメタファー的存在として
簡単に解決させてなくて良かった、
と途中から思うようになった。
もちろん、変なサイコキャラとしても描いてなかったのは大前提だけど、そこも良かった。そんな
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ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

4.2

藤野涼子が凄すぎた。
その他も、全体の色調が
薄暗く陰湿で統一されてて
観てて病みそうな感じが良かった。

役者の演技は過剰だけれど
この沈鬱なトーンには  
演劇的な映え方をして
良いのかもしれない
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アレックス(2002年製作の映画)

4.6

肉体的すぎても
言語的すぎてもいけない
ということか…?

やはり恐ろしいのは、
暴行されたアレックスに
誰も付いてあげていない
ということだ。

肉体で愛しても
言葉で愛しても
それはあくまでも
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.5

単に、
『無垢な少年によって、純粋な心を取り戻す大人の話』
に終始してなくて良かった。

きちんと少年の葛藤&成長の物語としても描けていて、
あぁやはり、人間関係というのはどうしたって相乗効果(良い意
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ロスト・チルドレン(1995年製作の映画)

4.4

なんと、音楽はリンチ映画常連のバダラメンディだったのか!
気がつかなかった…。
奇想天外な物語、とかでは案外なくて、随所のクリエイティブによって
稀有なエンターテインメント作品に仕上がっている。
ミエ
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ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)

3.5

ゴジラ目が怖い。
てかなんで、重要な戦いのシーンを
あんなコマ送りみたいにしちゃうんだろ

バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.7

映像的手法の洒脱さ、クリエイティブは素晴らしいけれど、脚本的にはまるで面白味が感じられない。
主人公に対して「あの哀愁が良いんだよね…」的な感想を持てる人って、どんな感覚してるんだ?「認めてあげられる
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鋼の錬金術師(2017年製作の映画)

3.6

そこまで酷いかね?
アルの悲哀は十二分に伝わってきたから、それだけで僕は満足。
アルの実存問題こそが、この作品の根幹だと思っているから。

ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.7

ウェスアンダーソンの中で
一番好きかもしれない。

三島の豊饒の海シリーズにも通ずるものがあった。傷心し出家した女は、追ってはいけないんだ。彼女たちは、もう決して帰ってこない。恋人の元へも、息子の元へ
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

4.0

完全なる予定調和な物語なのだけれど、
傑作だった。
そもそも、「けれど」という接続詞がおかしい。予定調和なものは、文字通り「調和」なんであって、本来であれば心に安寧をもたらすものに違いないのだ。

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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.6

心臓無くなるくらい辛かった

序盤あたりのミュージカルシーンで
「もう見るものなんてないわ」
とセルマは歌っていた
 
だけど息子のジーンには、
母親より<目>が必要だと言う。
それはたぶん、セルマの
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