えぐみのある映画は好きだけど、単調なグロテス表現には興味がないことがわかった。少女の不安定さも社会の不条理も、そうだよねって感じでした。予定調和の不穏は退屈。年間ワースト候補。
ルカ・グァダニーノ的編集の好きとグロデスク描写の苦手が混濁した結果、めっちゃ気分悪い。精神的に酔った。二度と観ないけど観れてよかった “BONES AND ALL”
なんだかんだ川村元気作品は好きなぼくでも厳しかった。山田智和らしいカットはよかったけど、だったら撮影やってればいいわけで、さすがに長編映画の監督厳しそう。
落下の解剖学、引きずる映画すぎた。ふざけた外道もまともな面してロジカルなフリしてれば何か言ってることになる。外道の常人仕草という意味ではSNSで見慣れた風景。でもあり、必ずしも片方が正しいことはなく、>>続きを読む
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作品世界の見方と表現がバッチリ一致して尖ってる映画は見てて気持ちいい。序盤の喜劇っぽさもベラの幼さと相まって目を引いたし、知能の発育に応じて主人公を取り巻く社会すら変化していくのは、めっちゃおもしろか>>続きを読む
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原作を先に読んでしまったがゆえに、2時間にまとめるために省略された人物描写やストーリーをまとめるために変えられた設定のことばかり考えてしまった。
原作で読者に突きつけてきたえぐみが、100倍に希釈さ>>続きを読む
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公開日から情報を遮断してやっと鑑賞。やけに日本的清貧の解像度が高いなと思ったら役所広司さんがプロデューサーとしても参加してるんですね。セリフが少なく、大きな展開もないこの作品でこれだけ美しさを感じられ>>続きを読む
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痺れました。ギリ現実で想像できるくらいのライン超えが一番スリルある。支配欲と理性のシーソーゲーム、最後は両者ブレーキぶっ壊れて支配と存在証明合戦、マウントの取り合い、土俵から降りない意地。どちらもガチ>>続きを読む
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縁起でもないことを書くけど、これは遺作になるんだろうか。ご本人にその気はどれほどあったんだろうか。
坂本龍一が遺した映画館(音響)で、宮崎駿の最新作を観たこと。その作品にカラーとスタジオ地図が作画協>>続きを読む
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胸糞悪映画オブザイヤーをさしあげます。20回くらい主人公グループをどつきたくなりました。
ただ情緒が乱高下する狂気はワンショットであるがゆえに際立ってる気がするし、映画としてはむしろ好き。無意識に夫>>続きを読む
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最初のインタビュー、学生を詰めるシーン、カフェでの対話。長台詞の中に濃密な意志が詰め込まれていて正直追いきれなかった部分はあるけど、ターの人物像が十二分に描かれた。だからこそ社会とのコンフリクトもその>>続きを読む
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終始、自由の映画のように映りました。北朝鮮で抑圧される学問の自由、超学歴社会の韓国で受験に過度に合目的化される学問と学問的自由。ちょうど國分功一郎さんの「目的への抵抗」を買ったところだったので、無意識>>続きを読む
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この映画には、卑怯な人が出てこない。みんな繊細でそれぞれの立場でやさしくて、傷つける人もピュアだった。悪意がないアグレッションが飛び交うのが現実だけど、悪意がないのはそれはそれで非現実的だよなあと思い>>続きを読む