えりんこさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

赤毛のアン 初恋(2016年製作の映画)

3.0

**
少しだけ大人になったアンのお話。学校の描写が多めなので、女性陣の服がとってもかわいい。アンは想像力豊かで、素直で明るい子。感情を表に出しまくり、突発的な行動力でときどきおもいっきり周りを巻き込む
>>続きを読む

アンナと王様(1999年製作の映画)

3.5

*ビルマとタイのいざこざ*
私的「アンナと王様」検証第3弾。1946年は「未開人」として描かれていたが、今作は最初からとても聡明な王に描かれている。実際、とても聡明なのだと思う。
「英国式の礼儀を覚え
>>続きを読む

王様と私(1956年製作の映画)

3.0

**
私的「アンナと王様」企画第二弾。
1956年ミュージカル映画。サウンドオブミュージックとメリーポピンズみたいな、女家庭教師もの。こどもたちがコミカルでかわいい。本国タイでは、王に対する不敬という
>>続きを読む

アンナとシャム王(1946年製作の映画)

4.0

**
古い順から3つ並べて見てみてね、と文化人類学者の片山隆裕先生のおすすめ。
この物語は、王家に対する不敬罪のためタイ本国では禁止作品。
未開人(現在では使われない)は劣っていて、この野蛮な人を、教
>>続きを読む

アリゾナ・ドリーム(1992年製作の映画)

3.0

**
久しぶりに普通の?化粧なしジョニーを見た気がする。が、このときから個性は顕在。
いきなり雪原シーンで、違う映画始まったかと思ったよ。コメディとシリアス。理想と現実。想像のシーンがとても美しく印象
>>続きを読む

アメリカン・ギャングスター(2007年製作の映画)

3.8

**
ベトナム戦争下で、独自のヘロイン密輸ルートを開拓した男と、それを追う警察官の話。だいたい実話だそう。汚職や司法取引など、正義と執念の物語。ラッセルクロウも、デンゼルワシントンも両方かっこよい。

戦場にかける橋(1957年製作の映画)

4.0

*英「法律を守ることが文明である。」*
アメリカから見た泰麺鉄道建設。史実。加害者としての日本を見ることができる。橋の建設には多くの犠牲を出した。この映画のヒットにより、架けられた橋や鉄道は今では観光
>>続きを読む

スール/その先は…愛(1988年製作の映画)

-

*アルゼンチン音楽も美女も堪能できる良作*
スペイン語。1988年公開。アルゼンチンは1977年〜1983年にかけて、3万人が消されるという暗黒のクーデターの時代だった。
タンゴの巨匠が音楽を担当。5
>>続きを読む

ビルマの竪琴 総集編(1956年製作の映画)

4.0

*アカデミー賞外国語作品集ノミネート作品*
ビルマ(ミャンマー)で敗戦を迎えた日本兵たちのお話。敗戦から11年後に公開された映画ということで、市川監督、仕事早すぎん?高度経済成長が始まる中、早く作らな
>>続きを読む

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

-

誰かとどこかの映画館で見た記憶あり。恋愛ものなので好みじゃなかった記憶あり。ブラピイケメンすぎって記憶あり。もしも主人公がイケメンじゃなかったらこの話どうなってた?って思いながら見た記憶あり。

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.8

**
ジョディ・フォスターがちっこくてかわいい。ホラー謎解き。1990年代は猟奇的な殺人が多く、なんとも不穏な空気があったそうだ。この辺りはもっと考察してみたい。
皮剥死体から見える皮下脂肪をどうする
>>続きを読む

クィーン(2006年製作の映画)

3.5

*ヘレン・ミレンに会いたくて*
実際、ダイアナ妃が亡くなったとき、とても衝撃を受けた。また、バッキンガム宮殿を埋め尽くさんが如くの花束の数にも衝撃を受けた。しばらくのち、まさかの映画化で再び衝撃を受け
>>続きを読む

レディ・ソルジャー(2014年製作の映画)

-

**
キューバのグアンタナモ湾米軍基地収容所は、テロの疑いがある人物を外に出すわけにはいかないという理由で拘束している。そこに赴任した女性兵士が見た非人道的な米軍側と、収容者たちの人間らしさ。ただひた
>>続きを読む

大脱出(2013年製作の映画)

-

*非合法洋上刑務所って設定*
陰謀に巻き込まれた脱獄専門家(セキュリティ屋さん)が、脱獄を試みる。傷めつけられるスタローン。そしてシュワちゃんがかっこよ。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

**
アカデミー賞作品賞受賞作品。脚本がおもしろい。ブラックコメディ。韓国で格差が広がっていくのがわかる。パク家は「アメリカ製品」を好み、英単語を話し、IT会社経営、家庭教師は留学経験あり、と、かなり
>>続きを読む

ジェイン・オースティンの読書会(2007年製作の映画)

-

お題の本を読んできて感想を話し合うという、全6回の読書会。心理描写が深い文学作品なので、読み進むうちに人物たちの心もえぐられていく、みたいなお話・・・かとおもいきや、本の中身はそんなにからみはないから>>続きを読む

トゥヤーの結婚(2006年製作の映画)

4.0

中国の映画ということで見てみました。内モンゴルの大自然。何もないって最高のぜいたくだ。たくさんの羊とラクダの世話をするたくましい妻トゥヤー。夫が事故で働けなくなり、夫も家族として面倒をみてくれる再婚相>>続きを読む

ダンシング・クィーン(2012年製作の映画)

3.5

韓国の普通の生活が垣間見れて楽しい。食卓が美味しそう。
弁護士と踊り子(ダンシングクイーン)夫婦のお話。
「家族の人権ゼロだわ!」とか、夫を蹴り飛ばしたりとか、韓国女性はとっても芯が強くカカア天下。一
>>続きを読む

静かなる叫び(2009年製作の映画)

4.0

*悲しい事件だが映像美。音も。*
悲しい事件の映画化。犯人は、「女を受け入れたから、俺はこの大学に落ちた。フェミニズムなんてくそくらえ。」となんとも理不尽な理由。かろうじて助かった学生たちは、それぞれ
>>続きを読む

レスラー(2008年製作の映画)

4.0

**
痛いのは苦手なので、痛いシーンは指の隙間からみた。でも、すごく良かった。身体の衰えを自分自身で否応なく感じるのが辛い。泣ける。たぶん、ミッキー・ロークを初めて見たと思う。他の作品も見てみたい。

シチリア!シチリア!(2009年製作の映画)

3.2

*イタリアの近代史をざっくり学ぼう*
一人の男の生涯を通して、1930年代から80年代のイタリアシチリア島を描く。映画館には講釈師。大自然。ヤギがいっぱい。牛を連れながら、「ミルクはいらんかね〜!」っ
>>続きを読む

しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

3.5

**
ナイス邦題。原題:ブラインドサイド=見逃していたラッキーゾーンとしよう。白人主義が根強い社会の中、裕福な白人家族が貧困家庭出身の黒人少年と一緒に暮らすようになり、少年の才能を見出してくとともに、
>>続きを読む

アリス・イン・ワンダーランド(2010年製作の映画)

-

**
すごいCG。かわいくて不思議な世界。「自分の人生は自分で決める」という、流行の価値観で、ちょっとげんなりしてしまった。が、絵はものすごく美しい。

プチ・ニコラ(2009年製作の映画)

3.0

**
1960年代フランス。長年フランスで人気の絵本の映画化。にほんでいうところのぐりとぐらみたいなポジション。主役はこどもたち。こども目線で見るフランス文化がとても楽しい。ニヒルに大人たちの世界を分
>>続きを読む

ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.5

*ゴッホの絵がうごいとる!!*
衝撃的。動く絵を見て、ゴッホの筆跡ってやっぱり独特なんだなって思った。こんなんどうやって作った〜??と思って、レビューを巡回。・・・(巡回終了。)本物の油絵を動かしてる
>>続きを読む

シングルマン(2009年製作の映画)

5.0

**
メガネがいいなあ。てか、服も持ち物も全部いいなあ。ベリーハンサム、ベリーキュート。
1960年代、同性愛者の恋人を事故で亡くした男の最期の1日。シングルマン、ひとりになった男の身辺整理をたどって
>>続きを読む

パッセンジャーズ(2008年製作の映画)

3.4

*ミステリー・・・ではない*
飛行機事故サバイバーたち5名のカウンセリングを引き受けた主人公。ところが、サバイバーたちが、一人、また一人と消えていく。他にも、身の回りでは不可解なことが起きていき「これ
>>続きを読む

マウンテン・オブ・ゴールド(2012年製作の映画)

3.1

*1830年イギリス統治時代のマレーシアに遊びに行こう*
西欧人と、現地人との間に生まれたニーナ。無理やり母と引き離され、イギリスの教育を受けて帰ってきてみると、大好きな家は落ちぶれていた。
南国の自
>>続きを読む