凍った海をスケートで敵陣に潜入するというスウェーデン映画。なかなか珍しい設定。
貧困を人情から描いた成瀬 巳喜男、木下啓介、政治面から描いた今井正、性的面から描いた田中登。全方位がら描くとこうなってしまう。リアルでちょっとつらい。
韓国映画にたまにある、プロットが混乱しているが熱量で押し切ってしまう作品。國村隼の存在感。
もう少し化学知識的なものを期待していたが、ギャングコメディ色が濃かった。リバプールの街の描写はよかった。
プロットが今一つのところを、デンゼル・ワシントンの存在感と名演技で最後まで引っ張てしまう作品。
この映画、アメリカに渡った娘夫婦を助けに単身渡米する韓国人のおばあちゃんが軸になっている。悪態をつき、孫に花札ばくちを教える婆さん。貧富の差と経済の悪化で渡米せざるを得ない。かつてジャガイモ飢饉で渡米>>続きを読む
大間のマグロ漁を描いた作品。一人船の上でテグス(釣り糸)を直接手で操りながら巨大なマグロと格闘する。板子一枚下は地獄というより、板の上も地獄の世界。
休戦中とはいえ、臨戦態勢での民主主義。相手国はもっとひどい独裁国家。
そんな韓国での裁判の物語。ソン・ガンホ安定の名演技。
複数の口パクアイドルのヒット曲に自分の歌を使われたりしながらも、好きな歌を唄い続けるバックコーラスの歌姫たち。ゴスペルで才能を見出し、世界の音楽ビジネスに影響を与え続ける。
エンジニアではなく、ユーザーレベルのインターネット駆使のシーンはあるようでなかったような気がする。
バブル成功者のストーリーとしては「ウォールストリート」「ラリー・フリント」と共通したパーティーシーンがあって興味深い。
レズビアンの娘のために一時政界を引退。大統領の死を待つだけの仕事と蔑んでいた副大統領に就任。意外なチェイニー副大統領の裏の顔。
彼と娘のリズ・チェイニーはトランプ支持者の議事堂襲撃を批判する数少ない>>続きを読む
無賃乗車するホーボー(流転する失業者)と敵視する鉄道員との漢の戦い。
こういった映画を観ていればトランプの台頭を理解できたかも。
プロットにちょっと無理があるところを、演出と演技で力業でそこそこ見れる映画に仕上げた感がある。
現実の事件では20年懲役した犯人が冤罪だったことが判明する。
それでも家族への迷惑を避け沈黙する。
最近被害者や加害者家族への二次被害が問題にされているが、冤罪の関係者
は全くの理不尽であり絶句する>>続きを読む
池田小事件の異常な犯罪者を描く映画と思っていたが、家族の物語だった。
アメリカ映画でいえば「わが谷は緑なりき」で古き良き家父長制が描かれ、
「普通の人々」で一見理想的な核家族の崩壊が描かれた。その後「>>続きを読む
ふすま一枚で他人と住む貸間という貸部屋が昔あった。今は子供部屋さえ独立しているのに。「ひきこもり」など存在不可能な時代。
場末のヒロインたちが感動的。ピーター・フォーク、ミミ萩原といった昭和のアイコンもいる。
ロバート・アルドリッチ監督の「ロンゲスト・ヤード」「何がジェーンに起こったか」「北国の帝王」を見ると無骨なアメ>>続きを読む
かつての韓国映画は、勧善懲悪がシンプルでサザエさんのような単純さだったが、最近はだいぶひねりが出てきた。アカデミー作品賞を受賞するくらいだから、すそ野は広い。
MGMの会長や映画会社首脳陣、市民ケーンのモデル(ウィリアム・ランドルフ・ハースト)がヒトラーの台頭を危惧しているシーンが面白い。
ソ連の指揮のもとヒトラーと戦ったポーランドのパルチザンが結局はスターリンに利用され捨てられる。右だ左だと言っている人はよくよく考えるべき教訓。
保守もビジネスというFOXのマーケティングに、もっと尖ったターゲットで乗り込んできたトランプ!
茨城県鹿嶋地区の洪水被害をくい止めるための大土木工事を描いた作品。
江戸時代と昭和の奮闘を描く。
今では土木工事は映画のテーマにはなりにくいが、水道利権を描いたロマン・ポランスキー監督ジャック・ニコ>>続きを読む