リプリーさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

アイス・ロード(2021年製作の映画)

4.0

予告編を見ただけでこれは絶対に面白いやつ!と感じた人も多いはず。
春先のわずか厚さ80センチの氷の上を、30トンのトラックが走る。運転手たちはそれを死の仕事と呼ぶ、つまりはアイスロード。
みたいな字幕
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

4.1

「聖地X」を見たらなんとなく本作を思い出して、劇場鑑賞以来の2回目。

当初は原作とのギャップにやや戸惑ってしまったが、2回目だとそこもすんなり飲み込めたのでさらに面白く感じた。

というか、この映画
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聖地X(2021年製作の映画)

4.0

舞台に関しては、ズブの素人なので、イキウメさんによる原作舞台は未鑑賞。
しかし、主演岡田将生&川口春奈、監督入江悠という布陣にこれは見ねば!という感じで期待値大で見てきた。

結論めいたことを言うと、
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貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

3.8

劇場鑑賞含めて3回目くらい。
やっぱり何回見ても楽しい。

「貞子VS伽椰子」。そもそもの事の発端は、何かのエイプリルフール企画として作られたポスタービジュアルだったように記憶している。
文字通り嘘か
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アンテベラム(2020年製作の映画)

4.0

「ゲット・アウト」「アス」のプロデューサーが放つ…この宣伝文句で見たいと思った人は多いだろうが、僕もその一人で、予告編など前知識一切なしで見たものだから、まさかこんなにもネタバレせずに語るのが難しい映>>続きを読む

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

4.2

菅田将暉と小松菜奈。3度の共演作がある中で、本作ほど二人の結婚を祝すのに相応しくない作品はない。とんだ嫌味な野郎だと思われるかもしれないが、大好きな二人が結婚して僕は本当に嬉しくて、一種の祭り状態であ>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.5

映画を見ていると「おもしれぇ」と脳内のアドレナリンが分泌され、楽しさのあまり口元がゆるんでしまうことがある。
本作もまさにそんな映画だった。

「ソウ」「インシディアス」シリーズを手掛けた盟友リー・ワ
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恋する寄生虫(2021年製作の映画)

4.1

「世界が僕を拒絶した」「私は世界を拒絶した」「自分を苦しませた世界に復讐したいと思わない?」「それはこの世に未練のあるやつがやることだ」

この平成モラトリアム感というか、拗らせ感というか、ラノベ感と
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.8

久しぶりの再鑑賞。やっぱり白石晃士監督はこれ。
呪い、幽霊、都市伝説などなど…。
不可思議な出来事をとらえた一般人からの投稿映像の真意を確かめる「戦慄怪奇ファイル!怖すぎ!」というDVDを制作していス
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ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット(2021年製作の映画)

4.1

4時間という長丁場に躊躇していたが、ようやく鑑賞。
見始めてみると意外と退屈することなく、それぞれのキャラクターに感情移入しつつ、ザック・スナイダーらしい演出も堪能できる作品だった。
意外というべきか
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.2

レーザーIMAX2D字幕版にて。
2021年MCU劇場公開映画3作目、残念ながら「スパイダーマン」新作の日本公開が来年へと持ち越されたため、日本では本作が劇場鑑賞でのMCU見納めとなる(といっても年3
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讐 〜ADA〜 第二部 絶望篇(2013年製作の映画)

4.1

結局第二部も続けて見てしまった。

第一部で、被害者側にも何かしらの罪があるのは仄めかされていたが、これがなかなかのひどさで、加害者側にすんなりと感情移入できる。
あれだけ残忍極まりない行いにある種の
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讐 〜ADA〜 第一部 戦慄篇(2013年製作の映画)

3.8

白石晃士監督作品は結構色々見ているつもりだったが、本作は存在すら知らず今回初めての鑑賞。
怪しげな教育法で実績を挙げているとある塾に二人組の女性が押し入り特定の生徒を殺害する。
そのうち生き残った女性
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

4.0

京都に住む若き殺し屋、国岡を追った(フェイク)ドキュメンタリー。
殺し屋を追っているのにテロップは、「家ついって行って…」みたいなほっこりドキュメンタリー風なのが面白い。
阪元監督らしいオフビートなギ
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悪魔の棲む家(2005年製作の映画)

3.9

学生時代以来ぶりの鑑賞。
ウォーレン夫妻が関わった事件としてもおなじみで「エンフィールド事件」にも冒頭で出てくるお屋敷の話。
でもって当然「実話」。
恥ずかしながらオリジナル版は未見だが、一連のマイケ
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ハロウィン KILLS(2021年製作の映画)

3.7

ハロウィン新シリーズ2作目。前作に続けて劇場鑑賞。
前作の記憶はおぼろげながら「あれ?家に火を放って終わったんじゃなかったっけ?どう続けるの?」なんて思っていたらなんてことはなく、その直後から始まる。
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.9

遅ればせながら、レイザーIMAX2D字幕版にて鑑賞。久しぶりのレイトショーにて。

僕のデューンに対しての前知識と言えば、まず名作とされる原作小説があり、それは色々な作家に影響を与えているということ。
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JUDGE/ジャッジ(2013年製作の映画)

2.8

イカゲームに続けて何かデスゲームものでも見てみるか、何せ有村架純だし(←これ重要)という至って軽い理由で鑑賞。
原作があるらしいが未読なのであくまで映画としての評価になるが、面白いくらいにツイストがな
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EVIL IDOL SONG(2016年製作の映画)

4.0

見たり、聴いたり、読んだりしたら死ぬ「呪われた〇〇モノ」はホラーではよくある設定。
今回は曲な訳だが、これまた結構あって秋元康企画、原田眞人監督、AKB48主演の「伝染歌」とか「ゲゲゲの鬼太郎千年呪い
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ゴメンナサイ(2011年製作の映画)

4.0

アイドル(今回の場合はハロプロ)主演で、学園が舞台のよくあるティーン向けホラーではある。
というかそれ以上でも以下でもなくて、それ自体なんにも悪くない。
でも、本作その中でもなかなかよくできていると思
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ひらいて(2021年製作の映画)

4.3

「かそけきサンカヨウ」を2回目(今回は、志田彩良さんによる舞台挨拶付き)を見て、続けて本作を鑑賞。
「かそけきサンカヨウ」と同じ年代の人物が出てきて、手紙が大切な役割を担うという点では同じなのにこうも
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ルパン(2004年製作の映画)

4.0

昨日見て、感想があまりに個人的で取り留めのないものになり過ぎるのでどうしたものかと考えたものの、結局個人的で取り留めのないことを書くことに。

本作が日本公開されたのは2005年で、友達をやや強引に誘
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かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

4.3

20211024 志田彩良さんによる舞台挨拶付きの回を再鑑賞。

最近ヒリヒリするような映画が多かったせいか、やたらに心が温かくなり何度も目頭が熱くなった。

今や多作にして傑作ぞろい、脂が乗りに乗っ
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.2

マット・デイモン&ベン・アフレック共同脚本作品が進んでるのはかなり前から知っていたが、まさか監督がリドリー・スコットとは…。
もはや安定のブランドというか面白くないわけのない映画、だとは思っていたが、
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007/ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999年製作の映画)

4.5

クレイグボンドを連続で見ているとどうしてもブロスナンボンドに帰ってきたくなる。
007で一番好きなのは?と聞かれると迷わず「ゴールデンアイ」と本作を挙げる。
何ならこの2作は僕にとってオールタイムベス
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.6

こちらも確か劇場では2回見ていてこれで4回目くらいかな。
なので、決して嫌いじゃない。
でもいかんせん釈然としない気持ちは久しぶりに見返しても同じ。
クレイグボンドの方向性を突き詰めほとんどアート的な
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光を追いかけて(2021年製作の映画)

4.1

周りの人間のやっていることがバカバカしく思え、大人も偽善的に見える。変わり映えもせず、閉塞感だけが高まる毎日に「いっそ世界が滅びればいいのに」とすら思う。でも完全に拒絶している訳でもなく、声をかけられ>>続きを読む

トムボーイ(2011年製作の映画)

4.1

「燃える女の肖像」のセリーヌ・シアマ監督作品ということで鑑賞。
なので事前情報としてはポスタービジュアルだけなので、作品で割と早々に明かされるある秘密を一切知らずに見たので感想でもそこは伏せます。
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.3

おそらくこれで6回目くらいではあるが、かなり久しぶりの再鑑賞。
アバンタイトルの楽しさ、素晴らしさはもちろんだが、オチやテーマをわかって見ると毎回感慨深い。
スカイフォールは、突き詰めばボンドが身ぐる
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ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)

4.0

ジェームズボンド=ダニエル・グレイグがプロデューサーとともに作品を振り返るドキュメンタリー。
今となっては少し想像もできないが、ダニエル・グレイグがボンド役に決まったときはそりゃもう叩かれた。そのとき
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黄龍の村(2021年製作の映画)

4.0

何というかまあ今回も楽しかった。
監督による舞台挨拶付きの回で「ネタバレオッケー」と頂いたのでざっくりとあらすじ説明すると、調子こいた若者がある村に入り込んで、そこで超怖い目に合う!みたいなスラッシャ
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.5

こらまたとんでもない作品に出会ってしまったという印象。

テレビのドキュメンタリー制作している女性を主人公に展開される物語は、観客に正義や真実、嘘、偽善、保身など様々な問い掛けをしながら二転三転してい
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空白(2021年製作の映画)

4.0

予告編から感じられる加害者、被害問題(一体誰が加害者なのだろうか…的な)だけに留まらずもっと多面的で人生の普遍的な問題、人としての生き方まで問い掛けてくる大変良くできた作品。
人によってどの部分でどう
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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

4.0

ドルビーシネマにて鑑賞。
このシリーズはスピンオフ含め、ほぼ全て(アナベル一作目を除く)映画館で見るくらいにファンで、特に二作目エンフィールド事件はオールタイムベスト級に好きなシリーズ。
でもスピンオ
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.9

ドルビーシネマにて鑑賞。
延期に次ぐ延期で心待ちにしていたファンも多いであろう大作!
ちなみに僕の007に対するスタンスはDVDBOXは所持しているほどにはファン。
世代的にはピアース・ブロスナンで初
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レディ・イン・ザ・ウォーター(2006年製作の映画)

3.8

世間一般、評論家、そして興行面でも総スカン&大惨敗となったのはもちろん、シャマランファン(シャマラニスト)の間でも賛否ある本作。
僕も正直初見時は口ポカン状態だった。
でも不思議と何回も見直していて、
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