リプリーさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV(2021年製作の映画)

4.3

もとの「ロッキー4」も僕はそんなに嫌いじゃない。しかし、誰が見ても「ん?へっ??」なんてなるへっぽこなシーンがあるのも事実で、本作はそんなシーンはバッサリとカット。
ロッキー、アポロのドラマに厚みや説
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呪怨(1999年製作の映画)

4.0

おそらくこれで5回目くらいの鑑賞。
清水崇といえば「呪怨」!と言われることを本人はどう思っているのかはわからないが、それだけエポックメイキングな作品であったことは間違いない。

結果として俊雄と伽椰子
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らせん(1998年製作の映画)

3.8

なんやかんやでこちらも見てしまった。
「リング2」のとき正統な続編と書いたが、そもそも一作目「リング」と同時上映という形態と、原作らしさという意味で考えれば当然、本作のほうが正統な続編といえる。
しか
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リング0 バースデイ(2000年製作の映画)

4.0

結局こちらも再鑑賞。とはいえ、本作は今回で2回目な上、あまり覚えていなかったため割合フレッシュな気持ちで見れた。

リング2の感想で「パート2は、謎を明かさなければいけないため怖くなくなる」というよう
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リング2(1999年製作の映画)

3.8

パート1を見ると結局こちらも見直したくなり再鑑賞。
ホラー映画の二作目は得てして理屈っぽくなり、結果怖さが薄れるものというのが僕の持論。おそらくそれは、パート1が比較的ミニマムな世界で展開されるのに対
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NY 心霊捜査官(2014年製作の映画)

4.5

僕の大好きなスコット・デリクソン監督の最新作「ブラックフォン」は今思い返しても頬が緩んでしまうくらい傑作だったと思っているのだが、本作「NY心霊捜査官」も負けず劣らず大傑作。
2回目の鑑賞だが、相変わ
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リング(1998年製作の映画)

4.0

久しぶりの再鑑賞。そしてこれで4回目か5回目くらい。
始めてみたときは小学生で親が借りてきたレンタルビデオだったと思う。とにかく呪いのビデオが薄気味悪過ぎて、怖くて、その上母親に「本当に死ぬかもよ」的
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

3.6

まあ楽しかったです!以上!というタイプの映画。
一応それなりに筋の通ったお話はあるが、基本はギャグのつるべうち。MARVELでもDCでもベタでも脈絡が大してなくても見境なくパロディネタを詰め込んでくる
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希望と絶望 その涙を誰も知らない(2022年製作の映画)

4.2

「希望と絶望」という何とも意味深なタイトル。
それでも何となく「コロナ禍で大変でした、的な話でしょ?」なんて高をくくってはいけない。

オープニングでキャプテン佐々木久美が以下のようなことを言う。
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3年目のデビュー(2020年製作の映画)

4.3

まずはじめに日向坂46に対する僕の立ち位置を書いておくと…。
基本的に僕は坂道グループの中でも乃木坂一本で、ある時ねるちゃん(長濱ねる)という存在を知り、完全にやられてしまい(彼女の写真集発売タイミン
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ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷(2019年製作の映画)

3.3

イーライ・ロス制作ということでそれなりに期待して見たものの…。
お化け屋敷(?)に入った若者たちが次々に襲われる…というジャンルにしては、全体的に手数が少ない。ジャンプスケア的なものでもいいので、もう
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チャイルド・プレイ3(1991年製作の映画)

3.9

ドラマ版鑑賞に向け復習中。といってもこのシリーズきちんと見たのは2までで、本作はおそらく初。
パート2で「これでどうやって続けるの?」と実に素人くさいことを思っていたわけだが、なるほどそうきたか、と納
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女神の継承(2021年製作の映画)

4.2

今年はホラー映画が実に豊作だが、本作は怖さという意味においてちょっと頭ひとつ抜けているんじゃないかと思う。
上映時間に対して退屈する場面はほぼなく、ラスト40分くらいはクライマックスと呼ぶに相応しい畳
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.7

レーザーIMAX3D字幕版にて。
色々と言いたいことはあるが、まあそれなりに楽しかった。
このシリーズ、全作品2回、3回以上見ているくらいに大好きではある(特に旧トリロジー)。
新三部作に関しては、一
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チャイルド・プレイ2(1990年製作の映画)

4.0

Huluで配信されているドラマ版を見るためにシリーズを復習。
だいたい2作目は1作目の人気を受けて作られるので、予算は増える。そしてその分、見せ場やら何やらが足し算されその楽しさが2作目の魅力な訳だが
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.9

口コミで評判が広がっているのか、劇場は前列の一部を除きほぼ満席。
なるほど、これは確かに…と納得できる出来だが、予告編からなんとなく何気ない日常を淡々と描いているのかと思いきや、ハードな出来事が割と起
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.9

上半期ベスト10を考えたとき城定秀夫監督作品が2つとも入ってしまった(愛なのにと女子高生に殺されたい)身としては、たとえ原作未読でも予告編をみて「これはどんな話なんだ??」と?がいっぱいになっていても>>続きを読む

ほんとにあった!呪いのビデオ3(2003年製作の映画)

3.5

シリーズ三作目にして、「一作目のビデオが出され、それを見た視聴者から不可解な出来事が…」というメタ構造を取り入れている。
投稿映像でも、映像の中に撮れるはずのないアングルが紛れ込んでいて…、ラップ音の
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ほんとにあった!呪いのビデオ18(2005年製作の映画)

3.5

このシリーズ、見たり見ていなかったりで(当然見ていないほうが圧倒的だか)、気まぐれでなぜか18を。
黒狐の顛末はモヤモヤするが、何より白眉はこの手の恐怖映像であまりに有名で、多くの人が初見時に衝撃を受
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怪談新耳袋 劇場版(2004年製作の映画)

3.8

テレビも映画館も配信サービスも今年の夏は何やらホラーづいているということで、久しぶりの再鑑賞(ちなみに配信で話題の例のアレ、ホラー好きとして当然
見たいんですが、ある恐怖症の人には絶対的に向いていない
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

5.0

「エルヴィス」からのバズ・ラーマン監督続き。
本作を中学生のときに見た衝撃はこらまたすごくて。好きすぎて連続して何回も見たのはもちろん、フックオフでオフィシャルブックも購入。さらにセリフが原作に忠実だ
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X エックス(2022年製作の映画)

4.3

結論から言うと、点数の通りで僕は超面白かった。
予告編でなんとなく興味が湧いた人は、見て損はないと思う。

クール、なんて褒め言葉があるが、本作はまさにぴったりくる。
不穏な空気を纏った不気味なストー
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.2

エルヴィス・プレスリーに関しての知識といえば、海外ドラマ「フルハウス」でジェシーおいたん(おじさん)がファンだったことでその名前を知った程度。あと、「死霊館 エンフィールド事件」で、ウォーレンが歌って>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.6

IMAX3D字幕版にて。
一見して僕にしては点数が低いのでは?と思うかもしれないが、大いに楽しんだことは断っておきたい。
監督のタイカ・ワイティティらしいギャグの数々には笑ったし、宇宙のイルカ、船をひ
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

4.5

僕の大好きなスコット・デリクソン最新作。
結論から言うと、彼のフィルモグラフィーの中で、最も人に勧めやすくウェルメイドな出来だったと思う。
要所に挟まれるフィルムの荒い映像は過去作「フッテージ」を思わ
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.7

TCX吹き替えにて鑑賞。
ピクサーが久しぶりにスクリーンに帰ってきた!これはファンにとって喜ばしいことだが「バズ・ライトイヤー」を主役にした企画を聞いたとき、少し懐疑的だったので、あまり期待せず…なん
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.7

ウイルスにより人々が凶暴化(狂暴化)街は阿鼻叫喚の地獄絵図と化す…。これ自体は珍しくもないが、本作の場合、感染者が軒並みゲスくなるのがポイント。襲いかかる前もゲスいセクハラ発言連発。肉を噛みちぎるだけ>>続きを読む

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.5

「ヒメアノ~ル」「空白」等などの吉田恵輔監督最新作。
個人的にこらまたやってくれたな…と感じた超ド級の傑作。正直、もうしばらくは見返したくないくらいにズシンときた。

まるで“神”のように“いい人”で
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我々の父親(2022年製作の映画)

4.0

不妊治療の権威と呼ばれていた医師。実はその医師は、治療を施す際、患者の同意なく「自分の精子」を注入していた…。

そんな耳を疑う、にわかには信じがたい事件を題材にしたドキュメンタリー。
子どもが自分の
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.3

是枝裕和監督最新作にして、初の韓国映画。しかしこれまた(疑似)家族をテーマにしており、まさに是枝印が深々と刻印されている作品だった。
本来なら、クドい泣かせ部分になってもおかしくない場面でも実に抑制が
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炎の少女チャーリー(2022年製作の映画)

3.9

スティーヴン・キングの「ファイアスターター」二度目の映画化。
といってもキング作品にしては珍しく、本作に関しては原作も未読。さらに旧版の未見(というか旧版は、今も昔もなぜか見づらい状況にあるし、原作も
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スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

3.8

劇場で見逃していたので、ようやく。
スタントウーマン。僕らは映画を見ているとき彼女たちの存在を意識することは、ほとんどないが当然彼女たちの貢献は非常に大きい。それは近年の超大作アクション、アメコミ映画
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わたし達はおとな(2022年製作の映画)

4.0

こらまたドギツい作品。
「恋は光」と同じく大学生が主人公で、恋愛を扱っていて、何なら略奪愛的なものも出てくるのに、こうも違うのかと思うと、映画って本当に楽しいよな、と思えた。
「恋は光」がある種の理想
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恋は光(2022年製作の映画)

4.3

本来なら食指の動くタイプの映画ではないし、「キラキラ恋愛映画は苦手」なんて言うこともある。しかもタイトルが「恋は光」。
それでもあの「殺さない彼と死なない彼女」の小林啓一監督作品となれば話は別(プラス
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

4.0

語弊のある言い方だが、大変面白かった(もちろんこの面白いは、トップ・ガン マーヴェリックを見て面白いというのとは訳が違う)。
実話ではあるが、アニメーションという手法を取ることで抽象化されるので、誰も
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ウォーリー(2008年製作の映画)

4.8

「ピクサーの中で一番何が好き?」「いやーアレもいいし、コレも好きだな。一番見直してるのはコレで。最初に見たのはアレで……」なんてお酒のアテに最高の話題に僕は本作を間違いなく挙げる。
とにかくウォーリー
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