不妊治療の権威と呼ばれていた医師。実はその医師は、治療を施す際、患者の同意なく「自分の精子」を注入していた…。
そんな耳を疑う、にわかには信じがたい事件を題材にしたドキュメンタリー。
子どもが自分の>>続きを読む
是枝裕和監督最新作にして、初の韓国映画。しかしこれまた(疑似)家族をテーマにしており、まさに是枝印が深々と刻印されている作品だった。
本来なら、クドい泣かせ部分になってもおかしくない場面でも実に抑制が>>続きを読む
スティーヴン・キングの「ファイアスターター」二度目の映画化。
といってもキング作品にしては珍しく、本作に関しては原作も未読。さらに旧版の未見(というか旧版は、今も昔もなぜか見づらい状況にあるし、原作も>>続きを読む
劇場で見逃していたので、ようやく。
スタントウーマン。僕らは映画を見ているとき彼女たちの存在を意識することは、ほとんどないが当然彼女たちの貢献は非常に大きい。それは近年の超大作アクション、アメコミ映画>>続きを読む
こらまたドギツい作品。
「恋は光」と同じく大学生が主人公で、恋愛を扱っていて、何なら略奪愛的なものも出てくるのに、こうも違うのかと思うと、映画って本当に楽しいよな、と思えた。
「恋は光」がある種の理想>>続きを読む
本来なら食指の動くタイプの映画ではないし、「キラキラ恋愛映画は苦手」なんて言うこともある。しかもタイトルが「恋は光」。
それでもあの「殺さない彼と死なない彼女」の小林啓一監督作品となれば話は別(プラス>>続きを読む
語弊のある言い方だが、大変面白かった(もちろんこの面白いは、トップ・ガン マーヴェリックを見て面白いというのとは訳が違う)。
実話ではあるが、アニメーションという手法を取ることで抽象化されるので、誰も>>続きを読む
「ピクサーの中で一番何が好き?」「いやーアレもいいし、コレも好きだな。一番見直してるのはコレで。最初に見たのはアレで……」なんてお酒のアテに最高の話題に僕は本作を間違いなく挙げる。
とにかくウォーリー>>続きを読む
まずはじめに断っておくと、僕は超のつくガンダム弱者で、最初のテレビアニメシリーズの総集編である劇場版の2作目(哀・戦士)までしか見ていない。
※つまり本作のもととなるエピソードは劇場版ではバッサリカッ>>続きを読む
本作を初めて劇場見たとき(調べてみるとファインディング・ドリーの同時上映だった)「おぉ…CG技術もここまできたのか」ととにかく感嘆した。
波打つ海、砂、気泡、小鳥の羽など、その一つひとつがとにかく実写>>続きを読む
デヴィッド・クローネンバーグ作品は割と多いので、見ていない作品も実は結構あって、本作も有名ではあるものの恥ずかしながら初見(中でも一番好きなのはイグジステンズだったりする)。
まず、体の変容描写のグロ>>続きを読む
ロマン・ポランスキー監督最新作(といっても2019年の制作ではあるが)。
19世紀末、実際にフランスにあった冤罪事件を基に作られた作品で、ほぼ前知識なく見たわけだが、問題なく楽しめた。いやむしろ下手に>>続きを読む
永江二朗さんの作品を見ていると「俺が次世代を担うホラー監督になってやる!」という気概を感じる。
特に前作「真・鮫島事件」で確かな手応えを感じたのか、本作もネットの掲示板が元ネタ。
映像手法においても「>>続きを読む
コロンバイン高校銃乱射事件を題材にした映画で、実はオールタイム・ベスト級に好き。どのくらい好きかというと初めて本作をレンタルしたとき勢いで3回連続で見てしまったほど。
演出としては、その日の出来事を>>続きを読む
監督、脚本、キャラクター原案、そして主演二人のキャストを見て「これは…」と要チェック(クリップ)した人は多いハズ。アニメ(漫画)、映画(ドラマ)、音楽といずれかにある程度の造形があれば、期待せざるえな>>続きを読む
TCX字幕版にて。
公開が延びに延びたせいで、予告編だけやたらに見せられて「もう見た気分になってる」なんて半笑い。一作目は世代じゃないし、前日に見返してもあんまり気分が盛り上がらずにいたわけだが…。>>続きを読む
15年ぶり以上の再鑑賞。
当時はハリウッド映画をむさぼるように見ていた時期だが、本作に関してはほとんど記憶に残っていない。それこそトニー・スコット監督作品でも、トム・クルーズ主演作品でも、それぞれ後々>>続きを読む
後に「ドント・ブリーズ」という傑作を撮り、「蜘蛛の巣を払う女」でも手堅い仕事をしてみせたフェデアルバレス監督のデビュー作は「死霊のはらわた」のリメイク。しかも、本家であるサム・ライミ制作のもとで。
オ>>続きを読む
劇場鑑賞。
本作を初めてみたのは、10代後半の頃で、それこそゴダール、トリュフォー、ミケランジェロ・アントニオーニ、フェリーニなどなどを貪るように見ていた。その中でも本作は、かなり気に入っていたように>>続きを読む
何となく軽い気持ちで見たら、結構、いやかなり面白く、色々と“刺さって”しまった。
なにかの裏側(制作過程)を描いた内幕ものであり、人々が僕らの知らないところで懸命に働く姿を描いたお仕事ものでもある本作>>続きを読む
「シン・ウルトラマン」で何となく怪獣映画が見たくなり久しぶりの再鑑賞。
平成ガメラシリーズ一作目。監督は、僕の大好きな「ゴジラ・モスラ・キングギドラ」を撮った金子修介。特技監督は樋口真嗣。
世代的に子>>続きを読む
李相日監督最新作。「悪人」「怒り」と吉田修一原作作品は、読んだ上での鑑賞だったので、今回も…と思ったが間に合わず未読のまま鑑賞。
地元のシネコンで小さめのスクリーンながら、年配客を中心に結構入っていた>>続きを読む
初日レイトショー。TCXにて鑑賞。
変な言い方になるが思っていた以上にウルトラマン!な感じで、もうこれ以上でも以下でもない。
ちなみにウルトラマンとの距離感としては、いわゆる特撮マニア的な立場ではない>>続きを読む
数年ぶり三度目くらいの鑑賞。
現在公開中の「ドクター・ストレンジ マルチバースオブマッドネス」で、やれ「これぞサム・ライミ映画!」「なんなら死霊のはらわた4だ!」なんて声をチラホラ聞くが、その実本作「>>続きを読む
割と乱発されているVSモノのはしりとなった作品。
これを始めてみたのはおそらく中学生の頃で、深夜テレビで放映されたのを録画し、中間テストだか期末テストの最終日にいそいそと見たのを思い出す。
当時は、1>>続きを読む
歴史的な傑作とされる一作目、「恐竜、都へ行く」とわかりやすくサービス方面で割増にした二作目の続きとなると、90分台という上映時間も相まってややB級感も漂う本作。
とはいえ、僕は大好きでそれこそテレビの>>続きを読む
見ている間も見終わってからも自分の中にある何かが揺さぶられグラグラする作品で大変僕好み。
多作にして良作揃いの白石和彌監督最新作。
主人公のもとに届いた死刑囚からの手紙。彼は、24の殺人を犯したが立件>>続きを読む
前作を見直して改めて面白さを感じたのでこちらも続けて鑑賞。
ホラー映画のパート2は、理屈っぽくなる(それに伴い恐さがなくなる)、というのが僕の持論なのだが、本作もご多分に漏れず理屈っぽくなっている。>>続きを読む
初日朝イチの回。レーザーIMAX3Dにて。
マルチバースという設定、予告編で匂わせるサプライズからかなり警戒し、期待値は低めに挑んだ。
というのも「このキャラクターがここで登場します!すごいでしょ?」>>続きを読む
設定から勝手にジャウマバラゲロの「スリーピングタイト」みたいな話だと思っていたが、横恋慕している女性のベッドの下に忍び込む…という部分以外はまるで別物だった。
とはいえ、監督の安里麻里さんは決して嫌い>>続きを読む
個人的にゼロ年代のホラー映画ベストに入れる一本。
何せリアルタイムで、見たときはPOVならではのリアル感と、ジャウマバラゲロらしい陰鬱な感じに結構怖いと感じたのを覚えている。
この手のジャンルにありが>>続きを読む
米軍が隠蔽していた映像を復元した、という体のフェイクドキュメンタリー。
UFO目撃談のある地を訪れた男女が目にする真実とは…。
言うまでもないことだがこの手のジャンルはとにかくたくさんあって、「ブレア>>続きを読む
劇場公開時は他に見たいものも多く、優先順位が個人的に低かったため見逃していた作品。
というのも、僕自身バイオハザードというものにあまり縁がなかった。
ゲームもしていないし、友達がやっているのを横で少し>>続きを読む
原作は未読だし、ましてや蜷川実花のファンというわけでもないのだが、予告編から僕好みの設定な気がしたので鑑賞。
蜷川実花監督、先ほどファンではないと書いたが、世間で言われるほど嫌いではない。もちろん「>>続きを読む
前から見よう見ようと思いつつようやく鑑賞。
入江悠監督はインタビューなどを読めばわかるが、多くの映画好きな人がそうであるようにハリウッド大作を見て憧れてきた人だ。
そんな監督が挑戦するのは日本では予算>>続きを読む
間違いなく本年度ベスト級の出来。
フィンランド製のホラーということで勝手にもっとアート志向というか、変なバランスの映画だと思っていたのだが、ストレートに面白く、それでいて実に身近で共感性の高いテーマで>>続きを読む