リリさんの映画レビュー・感想・評価

リリ

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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

カオスなマルチバースの向こうに愛があった。
この感情を瓶に詰めて永久保存できないだろうか。こういう映画に出会えて嬉しく思う。

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.0

何者にもなれない焦燥感、才能への嫉妬、家庭と仕事との関わり方、義理家族とのお付き合い。女性•男性と分けるのはナンセンスであるが、ただ特に女性は共感できる範囲が大きいのではないかと思う。

失った愛情や
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.1

小説を読んでいる感覚がする映画だった。
冒頭のシーン、前世がヤツメウナギの少女の話が不思議とスッと頭に入ってきて、難解さも違和感もない。何回も味わいたくなる。

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.3

ディズニーの安定に楽しめる感なんなんだろう。ほんとすごい。

顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)

3.3

哲学者ハンナ•アーレントはこう言っている 「悪とは、システムを無批判に受け入れることである」

戦争は政治家だけが先導するものではない。健全な判断ができなくなった一般市民も加害者•傍観者側に回ってしま
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トップガン(1986年製作の映画)

3.1

若い頃のトムクルーズ、すごく可愛い。
あとはラブシーンがとてもしっとりしていて良かった。

バブル(2022年製作の映画)

3.8

映像美。
進撃の巨人を彷彿させるアクションと音楽。
映画館スクリーンで再鑑賞したくなる。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.1

結末そうきたか!と思わずにいられない。映画という虚構にどんな思いを入れたんだろうか。
あとピッピーに関しては映画のイメージのみで終わらせず、どういう思想のもと発展した文化なのかをちゃんと調べようと思う
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.1

独り部屋の中で、私の名前で恋人を呼んでみる。慣れ親しんだはずの自分の名前が急に響きを変える。
きっと、恋人が私を呼ぶように私の名前を呼んでみたからだ。相手の愛情が感じられる。こういう気持ちで名前を呼ん
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.0

“I’m the ‘money’”
“Every penny of it” ・・・
から始まる観光列車のシーンを何度も観てしまう。さりげないユーモアとウィットが織りなす会話は、聞いていて観ていて惚れ惚
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.3

ネットリテラシーの世代間ギャップを感じてしまった。仮想空間で素顔が曝されることって、そんなに美しいものか?危険性の方が圧倒的に大きいように感じる。
そんな違和感も圧倒的な歌と映像美で思考が止まる。引き
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

黒人差別のみが差別問題ではない。白人が白人を白人と認めない差別も存在するのだ(イタリア系アメリカ人)。
肌の色というある意味”わかりやすい”差別問題のみを主題としていないところがこの映画のミソな気がす
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るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.3

シリーズ全部通して佐藤健凄すぎる。beginning 観ないという選択肢はない。

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.0

主人公アーサーの心情変化が言葉少なく語られている。その余白を埋めているのが微妙な表情の変化だったり、目つき、奇妙なダンスで、まさにこの役者さんありきの作品だと思う。
単なるエンタメで終わらせるのはもっ
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.5

「愛」とか「好き」のラベルに収まりきれない感情の行き着く先は。
テルちゃん、めちゃくちゃあざとい女だと思う。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

2.7

そこまで仲がいいわけではない顔見知り程度の同級生の恋バナを聞いたときと同じ感覚。

私が観たいのは『カルテット』のような生々しい人間が生きる坂本裕二作品であって、こんな綺麗事で片付く物語ではない。残念
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.7

明け方のレム睡眠 ペルソナの人型に追いかけられる 足元は沼 前に進めない 走る 殺される 走れない走る

ハッと目が醒めると気色の悪い感覚が残る夢を、見ることがある。
ただ現実を一日でも過ごしてしまえ
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クルーレス(1995年製作の映画)

3.3

ホットでイケてる女の子が
性格まで良いときたら向かうとこ敵なし。
高飛車な美人は痺れるけど、
brainのある美人は憎いほどdopeね。

ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

5.0

サンライズからの3部作、全て最高。
恋人同士がとことん対話をする。対話を通して愛と人生を築いていく。人との対話は人生の大きな醍醐味であることに改めて気づかされる。
愛、政治、自己、セックス、人生の葛藤
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.4

普通に面白かった。コン・ユの安定イケメンさ。
ただ続編がバイオハザード風なのが個人的にはかなり残念。伏線回収してよ。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.8

猗窩座vs煉獄さんのバトルシーン、半端なくカッコ良い…!BGMといい、声優さんの割り当てといい、文句の付け所とかないです。

ただ最後は、
  「「相討ちにもならないか〜〜」」
と思った次第。残酷な結
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.7

海外ドラマの主人公って、ブレクファスクラブがお気に入り映画なことが多いから、ずっと気になっていた。
観てみると、青臭くてコミカルで、大人のエゴと学生のリアルが詰まった、ごった煮のような映画だった。
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

3.9

辛い。切ない。だけど間違いない、ライフイズビューティフル。2回目観れるかな。

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.7

こういう話をする時、大抵「女性の意見ばかり注目されて男性側の意見も尊重されるべき」って反論が必ず出てくるけど、先ずはこういうことが現実起こってることを直視してほしい。実際、私みたいな何でもない人間でも>>続きを読む

告白(2010年製作の映画)

3.4

犯人が誰か、が結末ではないサスペンスは初めて。全ての事象が綺麗に線で結ばれていて腹落ちする。

複雑な考察は色々あるけど、単純に絶望を与えた人間が地獄に落ちる話は、どこか救われるところがある。現実は不
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.0

評価高いなと思ってたけど、ほとんどブレイクライブリーへの称賛やないか。
彼女が出演する映画はほとんど彼女自身の存在感しか後に残らない。他を霞ませるくらいの圧倒的な美。この映画もしかり。

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.1

実話であることにゾッとする。組織が巨大化するとロクなことがない。

嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.0

長澤まさみの演技がめちゃくちゃ好きで観た。内容どうのこうのよりも。

(2020年製作の映画)

3.1

中島みゆきの「糸」がもとになっている映画だけど、個人的には「ファイト」の方がグッときたし、そっちの歌から発想されたことの方が大きいと感じた。
人生に憔悴しきってもそれでも歩いていかないといけないわけで
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花様年華(2000年製作の映画)

3.5

女性の魅せ方がとてつもなく綺麗。所作から滲み出る官能を監督はよく分かっていらっしゃる。