与えられた状況で120%楽しむという考えが個人的に好きなので、「走れない人の走り方」のメッセージは特に終盤で伝わった。父親とのシーンの、安心感の中で頭が柔らかく明るくなる過程が好きだった。
ただ、映>>続きを読む
観る前は、B級コメディで頭空っぽで観れるやつかなと思ってたら、意外と描写やBGMに哀愁があった。
イタリア映画を観ると、文化に対するベースの感覚が一段も二段も高い気がする。
一日の終わりにフッと笑うか、胸がギュッとなるか。
そう感じさせるのは自分の世界と他の世界との交わりで、その交わりは、記憶を辿っても写真に残しても数えきれない。
終始無口無表情無個性のヒラヤマだからこそ>>続きを読む
とても美しい映画。家具職人というところがまた趣深い。
ただ、「たとえ醜くても」というルッキズムを勝手に感じてしまってモヤモヤしてしまった。
このレビューはネタバレを含みます
優しさで二度保護されて二度出ていったタルラ。一度目は叱ってくれる人のいるマチアスの幸せ、二度目は幸せな家族の中に自分がいて、さらにその一人とより深い関係になりかけている幸せ、幸せに対する恐れがあったん>>続きを読む
今のあなたは色んな「〜な人生だったかもしれない」に溢れてるけど、それはまだその〜になれる可能性がまだあるということ。何にでもなりえるし、あのライバルも、うるさいあの人も、頭の固いあの人も、シンプルじゃ>>続きを読む
モデル級のイケメンも、ド派手でおしゃれな美女も、スポーツカーも出てこないけど、きっとこれは完全にイタリアだった。
イタリアには本当の感動と文化があるんだと知った気がした。
信念に生きる男、情熱に生き>>続きを読む