シオニズムのプロパガンダ映画。パレスチナ人のその後の大災厄(ナクバ)を思うとあまりに楽観的かつ暴力的である。ただ物語としては非常によく出来ている。
ヴェンダースの良さが失われ、海外向け観光映画になってしまったのではないか。
過去作品に通ずる原点的良さもある。改めてわかったのは、ヴェンダースの根を引き出すには、ペーター・ハントケとの共作が必要だとい>>続きを読む
ヴェンダース映画のルーツが映されていると思う。デビュー作『都市の夏』とブルースとがつながるのが驚きである。
車椅子の青年がヒップホップで自分を表現しようとする。「俺たちはチャンスが欲しい」。第二次インティファーダのときはまだ10歳であり、何が起きてるかわからず紛争に巻き込まれ、3度発砲を受けたという。「信念>>続きを読む