笹川パンダさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

4.2

ちゃんと期待された通りのものを作ってくれた感じがした。おもしろかったです。

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.6

なにやら詩的な感じが出ている気もするが、音楽やら何やらで無理やり醸し出されている感じもする。
分からなくはないが好みではない。
ショットは良くないが、滲む通俗性が必ずしも悪くはない。

三文オペラ(1930年製作の映画)

3.0

ブレヒト『三文オペラ』を読んでいるにも関わらず、なかなか意味が分からなかった。トーキー初期でセリフが微妙。しかし、そのせいか妙な間ができていたり不思議な感じもする。意図せぬものかもしれないがその点は見>>続きを読む

天使の涙(1995年製作の映画)

3.1

奇抜な撮り方でさえあれば、どう映ってても気にしないという感じの撮影、ケバゲバしい色遣い、音楽に合わせたカッティング。非常に分かりやすくて素人が好きそうな作風である。
全編にわたってこうすれば良くなるの
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.0

娯楽映画として平均的な出来。悪くはないが軽すぎる。
金曜ロードショーでやってそう。
ドラマが弱すぎるなあ。

街の風景(1931年製作の映画)

4.1

演劇のような群像劇。
現代的に言えばホン・サンスみたいな作品。
残り20分くらいのところににすごいモンタージュあり。
ここだけでも必見だ。
映画史に残るレベルなのにはじめて知りました。
群衆をかき分け
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ジャン・ルノワールの小劇場(1970年製作の映画)

4.5

ジャンルノワールの演技指導は感動ものである。すごすぎ。

天使のたまご(1985年製作の映画)

1.5

その後に繋がる作家性は見て取れるものの平凡である。重くメランコリックな題材を重くメランコリックに撮ってしまうと意外性がなくつまらなくなる。

ヨーロッパ一九五一年(1952年製作の映画)

4.1

ほぼ成瀬みたいな作風だと気づいた。
イングリッド・バーグマンはどうなのだろうと思った。個人的にはヒッチコックの勝ちだ。役柄の逆をいく自己中心性、自分がどれだけ素敵に見られたいかという傲慢さがメソッド演
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欲望(1966年製作の映画)

3.8

ちょっと普通かなあ。
もうちょっといってほしい。

ティーン・エージェント(1991年製作の映画)

3.4

映画ってなんでもありなんだね。
多様性を感じました。
ババアが殺しにくるの怖い。すごいアイデア。

キートンのセブン・チャンス/キートンの栃麺棒(1925年製作の映画)

3.7

前半ドラマパートは微妙だけど、後半はすごすぎてもう感動です。命懸けだ!

エレメント・オブ・クライム(1984年製作の映画)

3.2

初長編らしい素朴さがちょっと良い。
初長編はやはりその作り手の本質が宿る。
トリアーはタルコフスキーが好きだったとは。ソクーロフもか?

テオレマ(1968年製作の映画)

2.7

これはあまりいい映画ではない気がする。
パゾリーニには偏見があったので観てみたがこれは実際に大したことがない。
題材はともかくひとつひとつのショットがアメリカの70年代B級映画のようだ。クローズアップ
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WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

3.0

自主映画みたいな脚本だと思った。
映像にあまりこだわりがなく会話は何もない感じでダラダラしてるけどそれなりに見れるクオリティー。逆にこの感じが良いのかもしれない?
普通にいい感じに見れる作品です。

言葉の力(1988年製作の映画)

5.0

この時期のゴダールが一番すごい。なんだかよく分からないけれども、ゴダール自身も訳わからなかったものが完成される時期の作品だ。

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.3

ハリウッド式の構成でよくできた脚本。撮影には多少不満がある。ボケ味がキツくて顔以外背景がまるで見えない。しかし、それらを払拭するほどにレースは良い。途中から食い入るように見つめ、感動しながら帰宅した。

ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)(2022年製作の映画)

3.4

ゴダールは大学に入ってから映画にハマったという。それはゴダールが大衆的な映画を志向しなかったことと深く結びついていると思う。そのように断片的な情報からゴダールについての理解を深めていくことが可能である>>続きを読む

憂鬱な楽園(1996年製作の映画)

3.3

一昔前の日本の自主映画みたいだなと思った。こちらが元ネタなんだと分かった。日本の映画祭って、海外で流行った映画に似た自主映画を一週遅れで後追いして評価するのだと分かる。それが今までずっと続いている。こ>>続きを読む

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

3.7

気を衒ったところが一切ないド直球の普通のドラマ映画。その素朴さが良いのかもしれない。あと音が良い。

乾いた湖(1960年製作の映画)

2.7

三上真一郎はなにやら若者特有の艶かしい感じが出ていて良いし、時代の空気は掴めているのでそこも良い。でもまあたいした映画ではない。
男のほうが性的に撮られているのが気になる。やたら男の身体を強調している
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ブラックハット(2015年製作の映画)

3.7

結構いいけどクリス・ヘムズワースは微妙か。なんか印象薄い。よくある系のアクション、サスペンスだけど普通に楽しめる作品です。撮り方は雑で脚本も雑。規模の大きさに比してなんか地味。ロケ地の多さが裏目に出て>>続きを読む