笹川パンダさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

抱擁(2002年製作の映画)

4.1

まるでアメリカ映画には見えない。
派手さはないが上品で演出も俳優の演技も良い。切り返しの会話の撮り方は少し気になるが演技は良い。
余韻を残さない編集も好き。
一番はやはり撮影。
偉大なる撮影監督の仕事
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Exit The Matrix(2021年製作の映画)

3.7

自分も人里離れたところでこのように暮らしてみたいと思う。たぶんすぐに帰ってくることになるとは思うが、人生には本来そういう時間があって良いはずだし、どのような生き方も選べるはず。少し何かが変わって帰って>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.2

アクションシーンだけめちゃくちゃ良い。アクションを見るためだけでも一見の価値あり。

ディメンシャ13(1963年製作の映画)

3.8

ヒッチコックかよ!と思わされる。コッポラの映画愛をとても強く感じてそれだけで素晴らしい。古典的で正統な演出。分かるぞコッポラ。
その中でも自然光やクローズアップの撮り方はヨーロッパっぼさを感じさせるお
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サタン(1919年製作の映画)

4.1

謎の断片ワンカットは観れました。たぶん。良さそうな気がする。失われてるのは残念です。

Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.2

撮影監督が良くない。脚本も。
照明ダメすぎでは。
編集でテンポ良くして見やすくはあるけどあまりいいところはないかな。

スクリーム2(1997年製作の映画)

3.9

おもしろい。
人が大勢いるところで襲われても誰も助けてくれないというのはヒッチコックが発明したやつですね。敢えて大勢の中で危険に晒される。
ウェス・クレイヴンは本当に上手い。

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

4.4

めちゃくちゃ笑った。
撮り方もいいし、ホラー好きなのが伝わってくる。
企画も素晴らしいです。

理由なき反抗(1955年製作の映画)

3.6

特別よく出来てるとは思わないけど普通の映画なのが良いしおもしろい。
当時の若者の気持ちを代弁していたのね。
世相が反映されてる。
特別な何かをこれ見よがしにせずにおもしろいってのは良いですね。
たしか
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

3.6

なんとも言えない気持ちになる……。
考えさせられました。

Playback. Ensayo de una despedida(原題)(2019年製作の映画)

4.1

おもしろい。超貴重な記録だ。
すごい。なんかいい。
知らない国の当時の雰囲気がめちゃくちゃ伝わってくる。映像ってすごい。

The Potemkinists(英題)(2022年製作の映画)

3.1

美術館でかかってそうなコンセプチュアルな作品。多少なりとも興味深いけどなんとも微妙。映像も悪くないし、コンセプトは面白い。

調子の狂った子供たち(1964年製作の映画)

3.9

興味深い。やはり作家は最初の作品に最も現れるのか。ガレルも変わってない。

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

3.4

よくできているとは思うが、筋書きにどうも興味が持てず大袈裟な演技もうるさくて苦手でした。またいつか観たら違うかも。

国境の町(1933年製作の映画)

3.7

戦争に対する強い想いを感じさせる。
暗くて重い。

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

4.3

この時代に再評価される理由が分かる。
スローシネマに飽き飽きした私たちが、次に目指すのはそれとはちょっと違うもの。あくまでもフィクションとして、リアリティーを必ずしも志向しない劇映画。
よくできている
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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

3.8

気楽に観れる。おもしろい。
テンポの良い編集やアクションが凝ってるところも良い。

サブウェイ(1984年製作の映画)

3.1

若さ溢れる感じとフランス感がまるでなくハリウッドを完全に志向している点が試みとして面白い。出来はまるで良くないし演出も下手だけど、ここからこの先に繋がるのはおもしろい。音楽も全く効果的ではないけれど試>>続きを読む

Transfer(原題)(1966年製作の映画)

3.1

基本的にこの頃から変わらないのだなと分かる。このブレなさすごい。

恋のエチュード 完全版(1971年製作の映画)

4.0

ジャン=ピエール・レオはヌーヴェルヴァーグを象徴する俳優であることが如実に分かる。演技派ではないが存在そのものが魅力的で、カメラに愛されていることが分かる。ただあるがままにその場にいる、眼差しを向ける>>続きを読む