笹川パンダさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ドライヴ(2011年製作の映画)

4.3

基本的に活劇感が全編貫かれているのが良い。退屈しないでサラッと観られて面白かった。B級映画みたいな脚本でこれをやる着想が良い。

トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

3.1

あまりショットが良くないのと、知的操作に合わせようとしすぎてるのが気になる。
ある程度うまくやってるとは思うが話自体が嫌い。河瀬直美みたい?

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.9

『エッセンシャル・キリング』みたいな系統のシンプルな映画ですね。
素直で結構良い作品。
ハンス・ジマーがうるさすぎる。

マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

1.0

全てが平凡になってしまった。超凡作。ある意味泣ける。金曜ロードショーでかかってそう。そもそもの脚本がつまらなすぎるためにどうやってもおもしろくできないのだろう。

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

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おそらく手持ちでカメラがカタカタ揺れながら顔のアップとか多めにパンパンカットを割っていくスタイルかなと思って見始めたらそのまんまだった。
社会を描く主題といい、ある意味真面目というか。
最近のフランス
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マトリックス(1999年製作の映画)

4.8

おもしろーい。舐めてましたすみませんでした。大変気に入りました。
ノーランのインセプションがあくまで観念的に処理するところを視覚的に見せているところがとても素晴らしいですね。
後半これでもかというほど
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アクション、ヴェリテ(1994年製作の映画)

3.4

とても上手い短編だなと思う。
基本顔しか映さないやり方で思春期の男女を捉えて気まずい雰囲気を出す。
ラストのオチまで上手い。
カサヴェテスみたい。
でもなんか頭で作ってる感じが好きにはなれないかな。い
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スピオーネ(1928年製作の映画)

5.0

この時代にここまでの完成度を誇るのは驚異。というか映画って現在に至るまでほとんど変化してないんだなと思う。現代映画におけるサスペンスやミステリーの演出が100年近く前にすでに完成していたといこと。スピ>>続きを読む

ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択(2016年製作の映画)

4.1

ひとつとして取り損なったショットのない丁寧な秀作だとは思うが、最近の私の関心はもはやここにない。良い映画だとは思う。
照明が禁欲的。

良いビジネス(2017年製作の映画)

3.0

技術的に高いし、オチまでよくまとまっていて減点の少ないコマーシャルな作り。
ありきたりだが5分でちゃんとオチをつけてるのは偉い。
売れそうなものを作るときの参考にできる作品。

サムライ(1967年製作の映画)

3.5

かっこいいけど乗り切れない感じがある。
セリフを抑えたクールな感じのノワールというのは好きなのだけれど。
たとえば部屋に入り込んでいた男が、突如ガラス?壁?をぶち抜いて銃を向けるショットに活劇性を感じ
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

3.6

娯楽映画としてはまあまあの出来だが、時代性を掴んでいたがための評価で質はそれほどでもないと思う。脚本も少し無理があるのではないかと思う。

アルメンドロスの淡い照明と色彩は美しい。たとえば自転車のシー
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