笹川パンダさんの映画レビュー・感想・評価 - 52ページ目

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

1.1

つまらない上に長いし差別描写に辟易する。
名作扱いされる理由が分かりません。

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

5.0

甘美なる魅力。
レストランのシークエンスの緊張感半端ない。
心臓がバクバクする。
冗長になる間際まで、ギリギリまで溜める。すごい。

カルメンという名の女(1983年製作の映画)

5.0

四重奏でありながら、奥にいる人物一人しか映っておらず、手前にいる人物は見切れていることもあり、実際に演奏しているか否かも分からない。
男女が同じ車に乗り込み、次のショットでは二つの車線から合流する大勢
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HANA-BI(1997年製作の映画)

4.7

不意の暴力描写やヤクザ、拳銃、発砲音、鮮血などが普遍的な生活の中にある様を見せる。
どこにでもあるような街の風景がとても良い。ただの住宅街が愛おしい。
位置関係の省略がリズムを生む。

嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

1.0

ご都合主義と杜撰な演出、過剰さが感情に届く瞬間がない。

アルファヴィル(1965年製作の映画)

5.0

久々に観たら面白すぎた。
ゴダールにしては超普通の映画!
本当にSFに見える!
活劇性もたまらん。

そして父になる(2013年製作の映画)

3.5

父親は子供を「見る」存在だと思い込んでいる。しかし、実は子供が親を「見る」のだと気づかされる段階に至るまでの「見る」、「見られる」に異様に固執した演出の行く末に写真を持ってくる周到さに心を動かされる。

さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

5.0

映画における物語への執着という映画史の慣習から遠く離れて、純粋に光学的、聴覚的なものを追求しようとする作者はそれゆえ映画の初期衝動へと回帰する。
3Dとは二重、つまり「2」を徹底的に意識させる遊び心、
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