恥ずかしながら原作の内容を知らずに観ましたが、いやはや凄い話でした。だいぶ振り回されました笑。何百年にもわたるネタバレ禁止モノって感じ。ただこの映画だと大オチはわかりにくいかも。出演者はみんなハマって>>続きを読む
家族を持つ正義漢が過去の因縁を持つ宿敵と対峙する王道の話だが、きれいな空撮や着火する機械のアップや瞳に映る炎など印象的な映像もある。脚本的には途中まで盛り過ぎてクライマックスで失速した感あり。トミー・>>続きを読む
テレンス・ヤング作品らしい英仏独露加国際スター共演のスパイ映画だが、だいぶ地味。ただでさえ実話ベースはそうなりがちだが、スパイはそもそも人に隠れて丁々発止の地味な仕事なのだから、リアリティを追うとそう>>続きを読む
U-NEXTに加入。こんな映画が観れるなんてびっくり。子供の頃は邦画にはこわいイメージがあった。これもそう。ドヤ街、愚連隊、売春、強姦、売血、戸籍売買、ホルモン、首吊り‥。ロケ・シーンになると背景に見>>続きを読む
ハラハラドキドキのアトラクション・ムービー。最初からアクセルしっかり踏んで、立ち止まることなく振り返ることなく、お客が飽きないように話がトントン進む。当時の流行りなのか、アクション・シークエンスの細切>>続きを読む
ブラック・ムービー。伝記モノは映画ではなく偉人自体にフォーカスしてしまい見方が難しい。レイシズムの部分は熱く盛り上がるが、宗教の部分は結局教祖の性的スキャンダルや内ゲバに陥るのが何とも虚しい。ラストの>>続きを読む
昔、世界文学全集とかで「鉄仮面」ってあったような‥。本作もストーリーはなかなかの出来だし、レオ様で史劇を撮るにあたり集められた面子もなかなかの顔ぶれ。親子とか忠義とか時代劇にも通じるし、私のようなオヤ>>続きを読む
説明シーンは謎解き部分に集中させ、かたや人物描写は省略して悪役なんて何者なのか何の説明もないが、その分、話がテキパキ進んで観ていて気持ちいい。アクションシークエンスのスピード感とスケール感は007クオ>>続きを読む
「AI」だなんて正に時代が映画に追い付いた感がある。つまりは「ロボットもの」で、二大巨匠合作の様相を呈しているが、感情的な前半が「ET」的なら、感覚的な後半は「アイズ・ワイド・シャット」的か。男の子が>>続きを読む
ダン・デュリエの悪役っぷりや、ミラード・ミッチェルの相棒っぷりが良く、出演者が皆キャラが立っていて観やすい。昔、先輩がデュッセルドルフに異動するのでサッカークラブのデュッセルドルフを調べたら、クラブの>>続きを読む
邦画のマイベスト。長いセリアズの回想シーンで贖罪が描かれたように東西文明の衝突という解釈もあるが、それよりももっと感覚的な、ホモソーシャルな極限状況におけるセリアズとヨノイのブロマンス映画だと思う。ヨ>>続きを読む
私にとって幻の映画だったが遂に中古DVDで鑑賞。最高のシェフによる最高の素材を使った逸品、のはずがそうはならないのが料理の奥深さ笑。話が全くドライブせず、犯人と思った脚本家は「ファイブ・イージー・ピー>>続きを読む
怪作発掘。イタリア映画みたいな編集のニヒリズム漂う文芸戦争モノ。どこが「大反撃」じゃ!笑。映像もだいぶ攻めていて戦闘シーンも結構ハードだが、調べたら撮影も音楽もフランスの名匠で腑に落ちた。にしても、こ>>続きを読む
チープなテイストを狙ったクレバーな確信犯か、はたまた本人達は大真面目の天然物か、真相はさておき、深読みしたり、あえて浅く読んだり、ヤラセかマジか駄作かカルトかの境界を楽しむB級映画鑑賞は、ある意味プロ>>続きを読む
戦場の映像はリアルで重厚。ドラマティックな戦争映画の様相を呈しているのに対して、スナイパー対決はサスペンス色が強すぎてアンバランスな感じが残った。レイチェル・ワイズがセクシー。エド・ハリスは相変わらず>>続きを読む
ベタなドタバタシーンでも笑ったけど、会話が上手くいかずに場が凍り付くブラックなおかしさの方が売りなのだろう。けど一番笑ったのは、空港での席の予約で係の女性のPCのキーを叩く音がむちゃ速いシーン。にして>>続きを読む
主題(テーマ)や起承転結(プロット)が作為的(まるで映画みたい)になることを避けて、人々の日常を断片的かつ自然に描写するタイプの映画。物語(ストーリー)らしき物語は、最後に長回しでハーベイ・カイテルが>>続きを読む
本作でもマーロン・ブランドの画力は素晴らしく、ユル・ブリンナーが普通に見える。後半にインパクトのある反ナチ・反戦のシーンがどんどん出てくるものの、本筋のスパイ・ミッションの遂行にもたつき感があり、ドラ>>続きを読む
ショーン・コネリーが007デビュー時に粋人テレンス・ヤング監督に紳士道を指南されたように、実は本作のような無骨なテイストが彼本来の持ち味なんだと思う。それをも上回る魅力を発散するのがゴッホの絵のような>>続きを読む
たまたまハッピーハッピーな「ホリデイ」を観た翌日に観たので、より暗さが際立ちました。キャメロン・ディアスからキャシー・ベイツだからなあ笑。役者さんは皆いい面構えをしている。ジェニファー・ジェイソン・リ>>続きを読む
どこでどう勘違いしたかマイク・ニコルズ作品と思い込んでて、何故か字幕でも気付かず、セリフに何度も「セックス」が出てきてそれらしいけど毒がないなと思ってたら間違えてました‥。盛りすぎだし都合良すぎな気も>>続きを読む
サスペンス映画はインパクトのあるシークエンスが命。本作ならカーフェリーから車が落ちるシークエンスで、なかなかリアルでコワい画になっていていい感じ。しかし後半ニューオーリンズに行ってからは話のテンポも映>>続きを読む
おなじみNHKBSレア西部劇。やっぱ70s製作の西部劇は、ピークを過ぎているのに西部劇を撮る製作者の意図をすくい上げたくなる。本作でいえばライトコメディベースのブラックスプロイテーションムービーの趣き>>続きを読む
演出不足というよりは余計な演出がなく、行って帰ってくるまでの話がトントン進み引き込まれる。出演者ごとに無理矢理見せ場を作ったりしないし、回想シーンもないし、彼女も親も出てこない。ジョークは切れるし(瀕>>続きを読む
刑務所ものX法廷もので面白くない訳がなく、ケビン・ベーコンがやりきった感満載の凄まじい熱演で映画の中でも突出しているが、他の演技・演出・映像はフツーで、エグすぎることなくバランスが取れているのかも。ゲ>>続きを読む
若き医学生達の無謀な死のゲームによる臨死体験から、原罪・贖罪の話へ展開していくのが文学的で小説の方が面白そう。かたや青や赤の照明のトーンや逆光によるアトラクション会場のような映像が既に90sらしい。色>>続きを読む
ゲスな雰囲気プンプンな人達が集まり、映像や音楽もダークなムード満点なのだが、エロもグロもそれほどでもなく、どんでん返しが本筋とわかってくるものの、最後の方は置いてけぼりをくってしまった。どんでん映画っ>>続きを読む
家族で観れる良質サスペンス。ケビン・ベーコンは既に堂に入った悪役っぷり。メリル・ストリープの凄さは普通っぽさだと思うのだが、本作でもスーパーウーマンではなく、夫婦関係に悩む普通の主婦が事件に巻き込まれ>>続きを読む
当時の若手監督達が「小さい頃観たけど面白かったよね」なTV番組をみんなで撮ったオムニバス映画だが、日本のライダー映画みたいに重々しくならず、80sの明るいテイストで楽しそうに作られているのがいい。ジョ>>続きを読む
エキセントリックな珍作かと思いきや、映像も音楽も立派な、王道のハリウッド大作路線。なんと言ってもユル・ブリンナーのルックスが凄まじく、映画全体の「ごっこ」感が皆無に。こだわりを感じる大迫力の騎馬合戦の>>続きを読む
おなじみNHKBSのレア西部劇。71年製作だけあって一周回ってのマカロニテイストが散見され、画面から浮いていたユル・ブリンナーもマカロニ的なおとぼけキャラとわかると映画に収まる。メキシコ女性が皆美しい>>続きを読む
私の好きな群像劇。ただ、ソダーバーグの、それも傑作「トラフィック」の後の製作ということからすると、特筆すべき人物やシーンは見受けられなかった。業界ネタで劇中劇の構成もあるが、映画業界とかは、次から次へ>>続きを読む
ジェームズ・ガーナー目当てだったのですが、涙腺崩壊、参りました。ド純愛ストーリーと老夫婦ネタのダブルソース。私は両世代の中間なので、自分に置き換えてリアリティを測ることなく、物語に素直に身を委ねられた>>続きを読む
ドラマ部分がこんなにいいとは思わなかった。ハーバート・ロスの映画ということか。屈折したヒロインの両親がジョン・リスゴーとダイアン・ウィーストだもんな。二人の抱擁シーンにグッと来たけど、青春映画の親のと>>続きを読む
保守本流のアメリカン・ファミリー・コメディ。ベタだったりくどいところもあったけど楽しめました。ただ今のご時世だと女装ネタはビミョーなのかも。ロビン・ウィリアムズは結局サリー・フィールドのような保守本流>>続きを読む
ずーっと怒っているリチャード・ハリス、慇懃なロン毛のアレック・ギネス、それぞれ持ち前の魅力を発揮。前半の合戦シークエンスも上出来。後半はイデオロギー論争に展開して二度おいしい。007関連のチャールズ・>>続きを読む