Yuzoさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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クリスマス・キャロル(1970年製作の映画)

3.0

アルバート・フィニーもアレック・ギネスもドリフみたいなコッテコテのメイクと演技。守銭奴の主人公が改心する話ということは主人公がもともと嫌な奴な訳で、そこからしてあまり話に乗れなかった。庶民が暮らす街並>>続きを読む

長い船団(1963年製作の映画)

3.0

出た、ほぼ誰も観てない状態。バイキング対ムーア人というサッカーW杯グループ予選のような組み合わせが映像的にも新鮮で、巨大な黄金の鐘とか「仮面の忍者赤影」的なケレン味もあり、スペクタクル映画として及第点>>続きを読む

コロラド(1948年製作の映画)

3.0

ウィリアム・ホールデンは若くてカッコいいけど、既にこの頃から怒れキャラ。グレン・フォードは魅力に欠け、人間関係のドラマは面白いけど引っ張りすぎ。エレン・ドリューさんが綺麗。昔の映画は女優さんがみんな綺>>続きを読む

名探偵再登場(1978年製作の映画)

4.0

マニアックな女優さんが勢揃い。私がFan!登録してるマーシャ・メイソン、さすがの貫禄アイリーン・ブレナン姐さん、クールなルイーズ・フレッチャー、メル・ブルックス御用達マデリーン・カーン、地味役ストッカ>>続きを読む

ラ・マンチャの男(1972年製作の映画)

3.0

暴走老人にピュアネスを見いだす話。テリー・ギリアムとかティム・バートンに通ずるがミュージカルとしてはストーリーが弱い。ピーター・オトゥールは「ワンピース」に出てくるようなルックスで怪演。ソフィア・ロー>>続きを読む

砂漠の鬼将軍(1951年製作の映画)

3.0

また「砂漠の鼠」みたいな白黒で地味な絵の戦争ものと思いきや、伝記映画でストーリーとなる史実も知らなかったので面白かった。記録映像も迫力満点。ジェームズ・メイソンは無骨さが軍人役に合っていてレザーのロン>>続きを読む

聖衣(1953年製作の映画)

3.0

この手の史劇はなかなか手が出にくいが、思いきって観るとハズレが少なく本作もそう。私が観たレンタルDVDは画質が悪く(みんな一緒?)映像的魅力を味わえないが、ストーリーの良さで最後まで観れる。リチャード>>続きを読む

怒りの葡萄(1940年製作の映画)

3.0

思ってた以上にポリティカルでびっくり。農民労働争議の映画。貧民キャンプとかリアリティがあって大島渚の映画みたい。ヘンリー・フォンダのキャスケット帽とオーバーオールの農夫ファッションがアイコニック。家族>>続きを読む

嵐ケ丘/嵐が丘(1939年製作の映画)

3.0

NHKBSの録画をミスったので借りてきて観たが、そこまでした甲斐はあった。愛し合った2人なのにすれ違いを繰り返す、可愛さ余って憎さ百倍の愛憎劇。まとまりが良く最後まで観れたのは名匠の手腕か。ローレンス>>続きを読む

騎兵隊(1959年製作の映画)

3.0

ジョン・ウェインはマチズモ全開。最近何作か観た彼の作品にはその手のものは少なかったが、これはバリバリ。今どきの女性には見せられないなあ。かたやウィリアム・ホールデンが演じるのも彼の鉄板芸である反骨の人>>続きを読む

コマンチェロ(1961年製作の映画)

3.0

ストーリーは平板でジョン・ウェイン本人も相方も魅力に欠ける。リー・マービンは頭の皮を半分剥がされた乱暴者を演じたが前半でいなくなってしまう。そんな盛り上がりに欠ける展開の中でネイティブを撃ちまくるシー>>続きを読む

ザ・ロック(1996年製作の映画)

3.0

エンタメに振っている映画だけど、話の設定がだいぶ無茶だし、ショーン・コネリーは立派すぎてリアリティとスリルに欠ける。舞台となるアルカトラズのセットは大そうな照明や色彩がテーマパークのアトラクションみた>>続きを読む

シルバラード(1985年製作の映画)

3.0

美しい映像の正統派西部劇。改めて西部劇は絵的にも優れた素材だと思う。「ワイルドバンチ」や「プロフェッショナル」じゃないけど4人並ぶとカッコいいなあ。キャスティングを楽しむ映画なのはわかっていたけどリン>>続きを読む

夜霧のマンハッタン(1986年製作の映画)

2.0

たくさん出てくるモダン・アートがバブリーな80s感満載のデート用サスペンス映画。テキトーなプロットとかあんまりな邦題とかツッコミどころは一杯あるが、何よりもこれではレッドフォードの未見の後期出演作に手>>続きを読む

ネバダ決死隊(1952年製作の映画)

4.0

これは当たり。リー・マービンはキャラが立ってビンビン。毅然としてても可愛いドナ・リード。「仔鹿物語」の子もいる。小屋に籠城してからが長いのだが、たくさん人がいるのにみんな個性が際立ってまるで舞台劇のよ>>続きを読む

理由(1995年製作の映画)

3.0

こういうベタなサスペンス映画では誰が出演しても大差ないのではと思ってしまう。サー・ショーン・コネリーはルックスは立派だが余裕と貫禄がありすぎて緊張感に欠ける。エド・ハリスも今さらこんな役演らなくてもい>>続きを読む

砂漠の鼠(1953年製作の映画)

3.0

北アフリカ戦線ものは砂漠が舞台なので殺風景で、映像的な面白味に欠ける上に白黒だからなおつらい。リチャード・バートンはまだ若いが、厳格な上官役なのでいつもの険しい顔がずっと続く。ジェームズ・メイソンも迫>>続きを読む

ロビン・フッド(1991年製作の映画)

3.0

ケビン・コスナーのナルシスティックなオレ様映画と思いきやエンタメの王道を行く映画だった。出演者といいエンドロールのブライアン・アダムスといい思いきりアメリカンな人達が並ぶ中、最後に出てくるノンクレジッ>>続きを読む

東京上空三十秒(1944年製作の映画)

3.0

出た、ほぼ誰も観てない状態。戦中公開だもんな。ヘンな日本の描写が出てきそうでドキドキしたけど日本人は登場せず、傷痍軍人となった主人公は中国人達に支えられる。脚本に何かひねりがある訳ではないが、まっとう>>続きを読む

ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

3.0

このはじけた映像を観るとタランティーノが関わったのはホンだけだったのか疑ってしまう。逆に彼の名前が無ければ、この監督のいつものえげつなくてあざとい映画で終わってしまっただろう。ジュリエット・ルイスは溢>>続きを読む

ゲッタウェイ(1994年製作の映画)

3.0

オリジナル版に忠実なところは素直というか、けなげというか、まんまじゃんというか。逆に変なものを盛ったりしてないから(セクシーなシーンの追加は歓迎笑)、オリジナル版のファンから反感を買うことも少ないかも>>続きを読む

フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

3.0

コーエン系の不条理モノか、ブラック・コメディか、マイケル・ダグラス得意の悪趣味スリラーかと思って観ていたが、最終的にはオーソドックスなサイコ系サスペンスに収まった感じで少し拍子抜け。ここ数年に観たロバ>>続きを読む

最後の谷(1970年製作の映画)

3.0

出た、ほぼ誰も観てない状態。しかしマイケル・ケイン出演作の消化試合のつもりが、美しい映像で欧州バーバリズムと宗教色に溢れ、登場人物もみんな人間性豊かでなかなかの作品でした。兵士の一団が渓谷の村人達と交>>続きを読む

悪魔の棲む家(1979年製作の映画)

2.0

昔のちゃんとした監督がオカルトを撮るとこうなってしまうということは、「エクソシスト」や「オーメン」がいかに70s的ケレン味に溢れていたかがよくわかるのだ。ロッド・スタイガーはボール球を強振して空振り三>>続きを読む

新・おしゃれ泥棒(1974年製作の映画)

3.0

出た、ほぼ誰も観てない状態。レンタルDVDのジャケにはデカデカとゴキブリのイラストが載っているが確かに出てきた。キャンディス・バーゲンがお綺麗。英国を代表する脇役陣が豪華だが主人公は地味。クールなノリ>>続きを読む

3人のゴースト(1988年製作の映画)

2.0

ビル・マーレーのクリスマスキャロル。面白くないけど出てくる人は面白い。もはや作り物のようなロバート・ミッチャム、ニューヨーク・ドールズのデビッド・ヨハンセン、「俺たちに明日はない」のマイケル・J・ポラ>>続きを読む

カーツーム(1966年製作の映画)

2.0

英国伝統の帝国主義映画。野望や理想を追って彼の地で客死するのが男のロマンか。チャールトン・ヘストンは老け気味で迫力不足。ローレンス・オリビエは塗ってかぶって原型をとどめず変装状態。女性は不在。さて今日>>続きを読む

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.0

ジェームズ・ウッズ目当てでしたと言い訳しなくてもいいのだろうが、そんなに自意識過剰にならず印象的な映像も多くて良かった。もっとミステリアスでもよかったかな。やっぱ女の子って猫みたいで、男の子って犬みた>>続きを読む

黒い罠(1958年製作の映画)

2.0

チャールトン・ヘストンとジャネット・リーはギラギラしていて魅力的だが、オーソン・ウェルズとディートリッヒはアクが強すぎてなんかもう妖怪みたい。コントラストの強い映像といいラテン調の劇伴といいフィルム・>>続きを読む

白い砂(1957年製作の映画)

3.0

うわっ、また誰も観てない状態。キャストが2人しか載ってないがエキストラ以外は本当にこの2人しか出てこない。朴訥なところがスタローン的なロバート・ミッチャムもいいが、彼の魅力を引き出してなおかつ美しさと>>続きを読む

ドノバン珊瑚礁(1963年製作の映画)

3.0

舞台は南国の島だが、市井の人々の日常を描く西部劇のように、時代小説の長屋の住人たちのように、大らかにみんなで喧嘩したり惚れたり祝い事に出たりしてワイワイやってるお話。リー・マービンは完全にコメディ・モ>>続きを読む

ピンク・パンサー2(1975年製作の映画)

3.0

「インサイダー」からクリストファー・プラマーつながりでここに辿り着いたが、いやはや懐かしい。下らないナンセンスギャグのオンパレード(オンパレードってもう言わないか笑)。女優さんの笑顔がすごくかわいい。>>続きを読む

インサイダー(1999年製作の映画)

4.0

マイケル・マン、アル・パチーノ、ラッセル・クロウと私が得意としない名前が並んだが、途中から「ああ、この映画に流血はないな」と見切って集中して観る事ができた。ジャーナリストや内部告発者の苦悩をスタイリッ>>続きを読む

ロックアップ(1989年製作の映画)

3.0

意外とハード。刑務所モノの王道で主人公が散々痛ぶられるが、次に何が起きるかではなく次はどんな酷い事が起きるかという話なので精神衛生上よくない笑。それでもスタローンのやられっぷりにはマーロン・ブランドや>>続きを読む