話の設定は面白い。昔マックス・ヘッドルームってあったなぁ。「ガタカ」のような先鋭的な映像が出てきたりするが、芸術の創造性を題材にしたアイロニカルなコメディ、なんて難しい映画にしないで最後はハリウッドメ>>続きを読む
映画的にはモンローはハマっていなかったと思うが、歌うシーンの画力はさすがだし、激流での濡れっぷりはなかなかエロい。ロバート・ミッチャムは高倉健的キャラなのだが、モンローに襲いかかるのには放送事故並みの>>続きを読む
撮りだめした「どうする家康」を2本消化した後に続けてこれを観たらだいぶ体力を消耗してしまった笑。CGなしの圧巻の背景と莫大なエキストラ。観客に圧倒的な映像の迫力を提示しようという製作意図でいうなら、本>>続きを読む
恋愛モノはあまり観ないので慣れていないのもあるけど感動して泣いてしまった。つらい経験をして心を閉ざした女性が男性と出会い葛藤しながらも再生していく話。余計な話は交えず2人だけを追い、押し付けがましさが>>続きを読む
クリストファー・ウォーケンは繊細さが魅力。様々な表情を見せ、表現力の豊かさが素晴らしい。この手以外のノーマルな映画にももっと一杯出ればよかったのに‥。話の設定は面白いが、映画全体としてはエピソードの羅>>続きを読む
話が進んでもさほどロリコン演出はなく、思い過ごしかと思った矢先に13歳の女の子が向こう向きで裸になり、脇から小さなバストの形まで見えて度肝を抜かれる。エロの懐古趣味ではなく、計算ずくのシャロン・ストー>>続きを読む
典型的な90s映画。カロルコ。過激さを装っていてもリッチで破綻していない。私が好きな70sとは真逆なのだ。シャロン・ストーンの男前っぷりにプロレスラーの神取忍を思い起こすようなセンスの私がこのエロサス>>続きを読む
「愛し合う者達の話」から「妻と死別した上流階級の男の話」ヘ。映画的な盛り上がりがなく多くの前作のファンを置き去りにするが、リアルに徹した脚本に説得力があり観ていて唸らされることばかり。喧嘩の会話がお見>>続きを読む
「エイリアン」同様、プロダクトデザインが素晴らしい。SFはデザインが命。サスペンスで始まり、まさに「ハイ・ヌーン」的な決闘に至り、宇宙での決闘がどのような物になるのかが提示される。ブラウン管越しの家族>>続きを読む
ドン・シーゲル作品として「殺人者たち」「突破口!」同様に暴力性みなぎる作風が素晴らしい。都会のカウボーイというコンセプトよりもニューヨークの描写の方が趣き深く、サイケデリックまで出てきてびっくり。リー>>続きを読む
甘々のホームドラマ風西部劇。ジョン・ウェインは頑固親父(おじいちゃん?)を演じているが、もちろんハマっている。銃の撃ちっぷりも衰えていないし、胸に刺さったぶっといナイフを自分で抜いたりタフネスぶりは堂>>続きを読む
ユーゴスラビア映画。戦士の帽子にレッドスターが輝く。世界中の俳優が並ぶ中、ユーゴ代表のシルバ・コシナが可愛い。延々と延々と戦場が描かれ観ているこっちもおかしくなってくる。山と泥と雪と煙と炎とチフス。戦>>続きを読む
映画然としたストーリーがなく、登場人物達のありきたりの会話や日常を切り取って取り巻く空気を表現するたぐいの作品だが、出演者が立派すぎてそんな映画を普段は観ないような多くの観客を惑わせ、メグ・ライアンま>>続きを読む
私なんかの世代なら全然違和感なく観れるクオリティ。あの手この手で楽しませてくれる。なんか「8時だョ!全員集合」の探検ネタを思い出すなぁ。「隊長ーっ!」って言っていろいろ起こるやつ。エディンバラとかスト>>続きを読む
偶然「マンディンゴ」に続いて観たのだが、こういう映画を作るアメリカってやっぱ南北戦争(内戦)や奴隷制という負の歴史は避けて通れないところがあるのだろう。クラーク・ゲーブルはリベラル臭ゼロで米南部と相性>>続きを読む
いわゆる胸糞映画だが低俗で過激な見世物小屋的なところは70s映画の重要なエッセンスで「ゴッドファーザー」も元々この手のもんだったのでは。ジェームズ・メイソンも鬼畜だがなんと言っても一流のやられ役スーザ>>続きを読む
ル・カレ原作らしく地味だけどリアルなのがいい。とはいえ、映画はロマンティック対シリアスが6対4の割合。モスクワやリスボンの街並みに趣きがある。イケおじショーン・コネリーは貫禄と余裕がありすぎなのに対し>>続きを読む
やっぱシナトラ一家ものって、とんねるずの番組と一緒で徒党組んでる感がして、あまり好感を持てないなあ。ストーリーが弱いので、映画の出来が悪いのを親分に怒られる前に誰かに責任取らせるのであれば脚本家かな。>>続きを読む
閉鎖的空間に突如男が現れて平穏が崩れる話と大袈裟に解釈すれば「家族の肖像」や「テオレマ」と同じ。昔からジャケ写でウィリアム・ホールデンが脱いでいるのか謎だったが、映画の中でもやっぱ脱いでいて笑った。ま>>続きを読む
マーティン・リットとポール・ニューマンの名タッグによる、西部劇というよりも群像劇。駅馬車や籠城戦のシチュエーションにより密室劇にもなっている。導入部の閉塞感はテネシー・ウィリアムズ的だし、本題の先住民>>続きを読む
ジャケ写ないのか‥。作家性溢れるニュー西部劇。合戦シーンの丁寧な撮り方に西部劇愛を、残酷描写にポスト・オールド・ハリウッド精神を感じる。ある意味マカロニ・ウエスタン的。綿密な脚本も素晴らしくクライマッ>>続きを読む
劇中劇で最初はフックが効いた展開を見せるがネタ切れで徐々に失速。ヘップバーンの映画を製作するので、やっぱパリを舞台にして、相手役もはずしたくないのでベテランを使って結局ウィリアム・ホールデン、おまけが>>続きを読む
リッチなおじ様達との恋の駆け引きに残念ながら感情移入できず。ウィリアム・ホールデンの女たらし役は許容範囲内としても、ボギーはミス・キャストでは‥? かたや名匠のコメディ・タッチは満喫できる。新開発の高>>続きを読む
1941年製作でさすがに古いが、ウィリアム・ホールデンはいい面構えをしている。スタジオでのセット撮影では違和感はないが、屋外でのロケ撮影になると演出や編集がサイレントっぽくなるのに驚く。最初のボクシン>>続きを読む
全編反戦ブラックミュージカル。話の筋らしきものもなく最後まで観るのに一苦労。英国俳優図鑑の様相を呈しているが心ときめくカメオ出演はなし。なんかヨーロッパのドメスティックな面やネガティブな面が強調されて>>続きを読む
アルバート・フィニー目当てで選んだヘップバーン作品は傑作だった。ドライブをキーにして男女が過ごした年月がランダムに幾重にも映し出される前衛的とも言える作り。ヘップバーンにとってもポスト・ハリウッド的な>>続きを読む
文学の香りはするけどそんな重々しくなく、映画としてはキャスティングの妙が味わえる。スティーブ・マックイーンみたいな顔をしてキラキラしているジーン・セバーグ、タカビーなデボラ・カー、こりん星人ミレーヌ・>>続きを読む
私にとっては幻の映画だったが中古DVD購入後NHKがオンエアしたのにはびっくり。幻とは程遠い画質の良さとコンラッド・L・ホールの美しい映像。アメリカン・ニュー・シネマのテイストが嬉しい。レッドフォード>>続きを読む
「恐怖の報酬」とかと一緒で、抜群な話の設定一本で最後まで持っていくワンシチュエーション映画。主人公2人の会話の内容もいいし、追手の悩める保安官もいいし、途中のエピソードもいい。白黒の画面が鮮烈で劇伴が>>続きを読む
昭和25年製作で栄枯盛衰をテーマに実名アリの業界バックステージものを演るところがハリウッド・バビロンの歴史の重さ。更に実際の元大女優にあんな演技をさせて、公開当時はオスカーどころか結構ブラックでスキャ>>続きを読む
いつもは怒れる反逆児のウィリアム・ホールデンだが今回は元弁護士の軍人役で、珍しく出撃前にビビったり、らしくない最期を迎えたりする。もっぱら興味は日本ロケとなり、富士屋ホテルとキャバレーショウボートの画>>続きを読む
映像が美しく英国パブリックスクールの絵も素晴らしい。学園モノと思っていたのにもっぱら堅物教師の格差婚の話で進みスカくらったと思いきや、戦争が始まると一気にドラマが展開する。最後のスピーチで主人公が感極>>続きを読む
アルバート・フィニーもアレック・ギネスもドリフみたいなコッテコテのメイクと演技。守銭奴の主人公が改心する話ということは主人公がもともと嫌な奴な訳で、そこからしてあまり話に乗れなかった。庶民が暮らす街並>>続きを読む
出た、ほぼ誰も観てない状態。バイキング対ムーア人というサッカーW杯グループ予選のような組み合わせが映像的にも新鮮で、巨大な黄金の鐘とか「仮面の忍者赤影」的なケレン味もあり、スペクタクル映画として及第点>>続きを読む
ウィリアム・ホールデンは若くてカッコいいけど、既にこの頃から怒れキャラ。グレン・フォードは魅力に欠け、人間関係のドラマは面白いけど引っ張りすぎ。エレン・ドリューさんが綺麗。昔の映画は女優さんがみんな綺>>続きを読む
マニアックな女優さんが勢揃い。私がFan!登録してるマーシャ・メイソン、さすがの貫禄アイリーン・ブレナン姐さん、クールなルイーズ・フレッチャー、メル・ブルックス御用達マデリーン・カーン、地味役ストッカ>>続きを読む