このレビューはネタバレを含みます
美術家だけあって各ショットが独立した映像作品のよう。注意深く選ばれた構図や音、抑制されたカメラワークと演技、それらが束になったときに立ち現れるアピチャッポン的な不思議な世界。
物語の辻褄がどうこうとい>>続きを読む
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テンポの良いギャグは良いが、肝心のドラマやサスペンスが描けていない。トミーとドリトルが親しくなり、ヨシが冷え性を克服?し、ケヴィンがトミーを許し、チーチーが己の弱さと向き合ったのか、物語りのとても重要>>続きを読む
マンゴールド作品は現代の技術で撮られたハリウッド黄金時代の映画のよう。古典的なナラティブは、抑制の効いたかっちりした画づくりによって支えられていて、その中で倉庫の壁を”影”のレースカーが走るような上品>>続きを読む
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“なぜか” 取り憑かれたように仕事を全うしようとするクリスチャン・ベイル。そんなベイルに ”なぜか” 心を許すラッセル・クロウ。もともとあり得ない設定なので、その理由を説明しようとし過ぎて破綻してしま>>続きを読む
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SFでモノクロ、モノローグ、そしてモノリスならぬスポメニックというこれ以上ない組み合わせの予告編に惹かれ観賞。予想通りではあるが、予告編以上のものではないのが残念。
ディルダ・スウィントンの耳心地の良>>続きを読む
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スパイク・リー云々よりも、ステージとしての完成度が高い。スパイク・リーはとある一曲だけのために、スパイク・リー性を発揮する。
ワクチンを打って腕の痛みが増してきたので、仕事をやめて観る。今観ると解像度の低いダイジェスト感が否めないが、無事に解決に向かっていっても目立った英雄が不在であることには現実味がある。おさるに合掌。
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実写映画のリアリズムはマンガのそれとは違う。マンガではファンタジーとして許容できるレイプシーンも、感情移入するには荒唐無稽過ぎて、かと言ってAVに求めるエロスがある訳でもない。
舞台の映像化によくあるミスを犯している。演出が脚本(というか戯曲)と役者の力に頼り過ぎだ。
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「Get Out」のジョーダン・ピールが主演と脚本をやっているからと期待してはいけない。映画小ネタはくすっと面白いけれど、本筋は滅茶苦茶でよく意味がわからない。それならばキアヌの声を持った仔猫をもっと>>続きを読む
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出会って恋に落ちるまで、ファンタジーが現実に流れ込む描写が面白い。待っている男を模型の街の中に見出すウンディーネ、棚が揺れ水槽が割れ飛び出す潜水夫の人形、潜水夫として水中で溶接をするクリストフが出逢う>>続きを読む
阪急電車の橋の下、バー、長屋(?)、写真スタジオなど、いくつかの特徴的なロケーションでゆるやかに接点を持つ人々の、あいまいな関係性が示される。はっきりと追うべき筋ではなく、それぞれの人物が重なる、ある>>続きを読む
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前半は息子主導のスパイ大作戦、後半は一見心優しくいい人な富裕層に対する憎しみが爆発する父の復讐劇。息子は父を助けるため自分が金持ちになることを夢想する一方で、地下室に潜伏し寄生することで父の復讐が続い>>続きを読む
スティーブ・ジョブズが会社を立ち上げ、追い出され、復帰するまでの伝記。それ以上に特に言うことはない。
立て続けに作られた映画のどちらを勧めるかと言われれば、もう一つの『Steve Jobs』の方が面白>>続きを読む
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ジョブズが84年〜98年に行った3回のプレゼンの開始前30分を切り取った構成で描かれるのは、同僚や家族との関係、そしてApple Computerの一盛一衰。プレゼン前だというのに次から次に悩みの種が>>続きを読む
途中で気付いたのだれど、《The Shining》(1980 / UK-USA) のメロディーが流れている。というかこちらがオリジナルか、あるいは更に別の引用元があるのか。
《The Shining>>続きを読む
韓国と日本のジェンダーを取り巻く環境はとても近い。それを冷静に同世代の視点で捉えている。
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2時間以上クストリッツァの妄想に付き合わされた。特に後半の逃亡生活以降はいろんな意味で痛々しくて見ていられない。
出来にムラのあるクストリッツァの、これはこれまで観た中でも特にひどい方。
抑制された画で丁寧に描かれた「作法」。ジャ・ジャンクーの長編SFが観てみたい!
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ステージシーンがとても面白く、それだけで満足できた。ヨーロッパの音楽事情に詳しければ散りばめられた小ネタもわかるかもしれないが、知らないからと言って楽しめないわけではない。ありきたりなサクセスストーリ>>続きを読む
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あとから見返したくなるくらいには複雑で面白いストーリーの、よくできた低予算映画。回収されない伏線や、設定そのものに無理も見られるが、1番の欠点はサスペンスの欠如。ホラーなのかと思ったらコメディで、そう>>続きを読む