ジンロクさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ジンロク

ジンロク

映画(51)
ドラマ(1)
アニメ(0)

初恋(2020年製作の映画)

3.8

『初恋』というタイトルに戸惑います。
三池監督の真骨頂。ベッキーの振り切れ方が素晴らしい。小西桜子のゆるふわ感も良いと思います。まさに喜怒哀楽ごちゃ混ぜの三池ワールドでした。

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.2

ヤクザは必要悪ではない。不必要悪です。暴対法も徹底すべきです。ただそこで社会からはじかれた構成員を、どうやってもう一度社会の中にソフトランディングさせていくのかという制度設計がとても脆弱であるというこ>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.1

個人の感想です。
①西島君の代表作となるでしょう。
②できるだけ映画館で鑑賞しましょう。映画館が無理なら、自宅でも一人鑑賞をお勧めします。ながら鑑賞・トイレ休憩・食事休憩は避けましょう。何よりも言葉が
>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

4.3

スパイは人目についてはいけない。派手な立ち回りで公安に目をつけられるなどもってのほか。善良な市民生活で社会的信用を得るべし。いざとなったた何をも犠牲にしてミッションを遂行する強い精神力が求められる。>>続きを読む

ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

-

昔はアメリカのお姉さんがたが選ぶセックスシンボルno1として君臨したレイノルズを引っ張り出した時点で、この映画は成功が約束されたといっていいのでは。栄枯盛衰盛者必衰の無常観で哀切をまとったレイノルズが>>続きを読む

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.0

ヒットしなかったし上映期間も短かったので勝手に「低評価」なんどろうとおもっていたけど、平均で「4」の評価で安心しました。
不器用な主役二人。世間とかみ合わないもどかしさと面白さ。不器用な二人のまわりに
>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

5.0

皆さんはこんな話聞いたことがありますか。

ある映画専門学校で、次週のテーマをクロサワとしたところ、若い学生たちはクロサワを観たこともない。そこで「七人の侍」を授業の予習として鑑賞するように指示しまし
>>続きを読む

ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像(2018年製作の映画)

3.6

サブタイトル長すぎでは。なんとなく内容が予見できてしまう。頑固な老画商、不器用でまっすぐで周りと軋轢を生みがちな孫、二人の間で戸惑いながらもどちらも大切に思い普通の生き方を求める老画商の娘が主な登場人>>続きを読む

野球少女(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

少女がプロ野球を目指す大変さという切り口から、女性が抱えて苦悩せざるを得ない社会の理不尽を描き出していると思いました。非力が故にプロは無理だと決めつけられる少女、容姿を基準に何も試してもらうことさえで>>続きを読む

シコふんじゃった。(1991年製作の映画)

5.0

コメディというオブラートで包んではいるけど、とても上質な成長物語です。真摯に向き合うことは、時には笑われたり馬鹿にされたりするけど、向き合うことの大切さを教えてくれます。大笑いしながら、胸が熱くなり、>>続きを読む

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

4.0

矢本悠馬がボソリとつぶやく言葉がなんだかおもしろい名言みたいで笑ってしまう。伊坂幸太郎はこういうキャラに意外に大事なことを語らせるのが上手いですよね。

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

スクールカーストなんかで苦しんでたり振り回されたりしてる女の子たち(男の子たちにも)に見てほしい。同時にスクールカーストの上の方にいる子たちにも見てほしい。大事なのは確固たる自分はあるや無しや。ホッコ>>続きを読む

ANNA/アナ(2019年製作の映画)

4.0

彼女には幸せになって欲しいという感情が湧き上がって来るいい映画でした。ベンソン監督復調の兆し。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.5

親友との約束を果たす復讐話だけど、陰湿にはならず、ユーモアもある素晴らしい作品でした。これで馬鹿な男が1人でもいなくなればいいなぁ。

|<