ろまらんさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ろまらん

ろまらん

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幻の光(1995年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

是枝監督のデビュー作で期待し過ぎたのかも。文学作品の映画化の難しさも改めて感じた。原作はゆみ子の一人語りの小説でとても映画的だけど、違和感があったので読み直した。やっぱり別物になってる。大切なエピソー>>続きを読む

ガールフレンド・エクスペリエンス(2009年製作の映画)

3.5

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ソダバーグのカメラと編集が大好き。ピントはどこに合わせるのか教えてください。ソダ好きにはたまらない感じの画面が続く。
クライエントが誰が誰だか、これはいつだかややこしくても、飛行場を歩く男たちの横移動
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ロビンソンの庭(1987年製作の映画)

3.2

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大好きな町田康が出てると知ってびっくりした私は、今頃ながら、早速見た。二日酔いの日曜の朝にぴったりの映画、
これは危ない感じするなー敬愛する町田先生が変な役してて下手やったらどうしよう、との心配は、す
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ステップ・アップ(2006年製作の映画)

3.4

クラシックバレエとストリートダンスを合わせるという無理めな設定でも、逆に両方の良さが際立つ感じなのが面白い。
チャニングテイタムの可愛いさと、まさに抜群のダンスを楽しめる。ダンサーってうまいだけじゃな
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ラッキー(2017年製作の映画)

3.6

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静かでゆっくり、なかなか良い映画。横の方はすぐ爆睡。私には身に染みる。
ラッキーお爺の朝のルーティーンから始まる暮らし。毎日の体操と一箱のタバコは体にいいとわかる。毎日会える人たちも優しくていいね。マ
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モヒカン故郷に帰る(2016年製作の映画)

3.5

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さかなの子気に入ってもう一度見た。のんびりな監督らしさに共感して見ると楽しい。
身内の不幸のような人生で最も悲しい時にも、笑いのタネがそこここに散らばってた。それを懐かしく思い出すような優しい映画。
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午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

3.7

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この監督さんらしい繊細さと優しさのある映画。泣き虫でいいの。
DJが御大べアールなので彼女が絡むラジオに関わるお話かな、と思わせてしまったのと、時折入る80年代当時の映像は少し残念な感じ。無くてもいい
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.7

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いいな。自然な不自然さとでも申しましょうか。リスキーな題材を気負わず、くどくならないようにうまく切り上げたりまとめたりしてて好感が持てる。
長らく大きな謎だったさかなクンの生いたちがこんな愛溢れるお話
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クリミナル(2004年製作の映画)

3.2

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ソダバーグ風でテンポよく、詐欺合戦みたいな軽いお話を楽しめる。これもあれも嘘でしょう、みたいな展開は見慣れた感じもあるけど、嘘をつくにも程がある、と成敗される所は、倫理観のかけらがあってちょっと嬉しか>>続きを読む

蝶採り(1992年製作の映画)

3.6

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田園詩に引き続き、また綺麗な題名に呼び寄せられた。
前半、美しい画面とほのかなユーモアで楽しい。のんびりしてるけど退屈しない。公証人の家で歌のレッスンする場面が最高。靴下履かされてたナポリタンマスチフ
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.6

始め面白かったのに、難し過ぎて段々わからなくなって、コーマ状態に。大逆転して儲けたはずなのに、みんな悲しそうでよくわからんみたいな。邦題詐欺に乗せられた典型。でもやっとリーマンショックってこーゆー事だ>>続きを読む

落穂拾い(2000年製作の映画)

3.8

何本かドキュメンタリー見た後選んだら、やっぱり流石のヴァルダでした。カメラ片手に楽しんでる感じ。
退屈にならないテンポの良さと、いろんな所や人を撮った寄せ集めなのに一本筋が通ってる編集。
パリに住んで
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三百六十五夜(総集篇)(1948年製作の映画)

2.7

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「恋人」より好き。市川先生ありがとう。新東宝映画のロゴから可愛い。続き物ドラマの総集編かな。みんなが着物着てた時代、すごいな。
照子さん上品、昔の話し方の美しさ。高峰秀子の蘭子、綺麗でお洒落、大阪弁い
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ディオールと私(2014年製作の映画)

2.9

ラフシモンズが偉大なメゾンの重圧で始終ピリピリしてるのが伝わる。準備期間が短いのは辛いよね。でも元々なぜこの人選か不思議な感じはしてた。
比べて申し訳ないけど、ジバンシーに抜擢されたアレクサンダーマッ
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ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

3.0

児童養護施設に対するステレオタイプな暗さを払拭するお話を可愛いクレイアニメで表しているのは良い。辛い環境のサバイバーたちを優しく支えて誠実に働いてる人たちがいるんだぞって。
会話も子どもたちの声で自然
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今宵、212号室で(2019年製作の映画)

3.0

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ドンファン女性バージョン高年齢層向け。ちょっと舞台っぽい作り。とんでも展開だけどけっこう真面目でもある。スカルラッティがいい。
若き日のリシャールが好きなヴァンサンラコストなので嬉しいけど、似てない。
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MIFUNE:THE LAST SAMURAI(2015年製作の映画)

3.0

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三船敏郎の生涯や人となりがわかったのはよかったけど、物足りない感じもある。
インタビューした貴重な話が聞けるけど、何だかバラバラな感じ。主演作の画像も最初からなぜかつなぎ方が気になった。
ドキュメンタ
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恋人(1951年製作の映画)

1.9

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市川崑の古い映画見たくて選んだけど、何だかほんとに古かった。池部良はすごく可愛い。彼のアップに、綺麗な人を綺麗に撮る監督らしさが出ててほっとした。女の人はサザエさんみたいでした。そして挙式前日にこんな>>続きを読む

オリ・マキの人生で最も幸せな日(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ライヤはオリに何も言わない。静かにそばにいてにっこりしてる。いない方がいいと思ったらいなくなる。
接待も減量も大変、コーチのエリスも大変。みんなを失望させたら、ってオリ君の感じる重圧。「勝手に期待して
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映画女優(1987年製作の映画)

2.7

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吉永小百合に田中絹代を演じさせること自体に無理があると思う。それぞれが素晴らしい女優さんで、持ってるものが全然違うし。「ある映画監督の生涯」「西鶴一代女」「望郷」等見たので、どうしても比べてしまう。こ>>続きを読む

リベリオン(2002年製作の映画)

3.1

クリスチャンベイルが綺麗でうっとりする。その上ものすごく強いので安心して楽しく見られる。
ベイルが真剣な顔でバーニーズの子犬を持ち上げるシーン可愛すぎて笑う。後でここだけ何回も見た。

田園詩(1976年製作の映画)

3.4

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イオセリアーニって良さそうと、何も知らないままで見に行った。勝手にイタリア人と思ってた。タイトル出たら字が謎。お洒落なフォントみたいな可愛い字。
グルジアなのねーと後で知った。あのピロスマニの。今はジ
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.2

始めテンポよく面白かったのに、だんだん普通になってちょっと残念。オフの声が本人でなく、田舎町の他の男の子目線なのか最後にチラッと絡んだり、うまく機能してない感じ。
でもちょっと残念な脚本でも、主演3人
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ホームズマン/ミッション・ワイルド(2014年製作の映画)

2.5

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トミーリージョーンズ監督の「〜の三度の埋葬」が好きだったので、見た。
綺麗な画で始まって流石、と思ってたら、奥さんたちの場面、これ誰?なぜ家族は行かないの?など疑問がフツフツ、トミーがいてよかった、と
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アデル/ファラオと復活の秘薬(2010年製作の映画)

3.3

ベッソンの映像センスとテンポの良さは好きなので、楽しめました。
タルディTardi っていう人のバンデシネ、ハードカバーの漫画本のお話が元なので、あれ?的な展開もありますが、俳優さんの服やメイクもそれ
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フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

3.5

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昔に予告編見て想像してた映画と違ってた。けっこう笑える要素多くて面白い。見てる方もイライラするような脚本が上手。
何しろマイケルダグラスがいいから、こんなにキレ過ぎてても、何かわかるみたいな気持ちにも
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未来よ こんにちは(2016年製作の映画)

3.8

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シャブロルの「沈黙の女」でイザベルユペールまで嫌いになっててすみませんでした。謝ります、素晴らしい。皆さんがユペールを褒めてる訳がよくわかった。歩き方からフィロの先生。
そして人生は続く、フランス版。
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地下室のメロディー(1963年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

昔一回見たきりの再見。覚えてたの最後だけでほとんど初見。モノクロにびっくり。それもカバンしまってた所からプールのポンプで吸い出されたとか思ってました。どんな仕組み考えだしてんのか、違うしー。オーシャン>>続きを読む

水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

3.3

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監督が2006年に脚本賞もらって作った映画なんですね。瑞々しいけど、不器用な思春期の痛みも感じる。微笑むアデルエネルが可愛い。時々ハッとするほど綺麗で、この歳から不思議な魅力がある。マリーはちょっとシ>>続きを読む

スノーデン(2016年製作の映画)

3.5

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賢くてどんだけ勇気ある人、偉い。インサイダー系はいつもそう思う。監督さんも勇気ある。怖い世界になってるなー。
好きだったファミリーツリーの女の子、また一緒になれてよかった。レヴィット声や喋り方までいつ
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心の旅(1991年製作の映画)

3.5

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BSの録画してて、心の旅路のリメイクかな?ハリソンフォードやん一応撮っとくかーぐらいだった。邦題が‥。
見始めた時は甘々のお話かなーとかハスに見てたのに、最後は泣きそうになってたら、マイクニコルズかー
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

2.5

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父と娘関係は微妙なテーマ&基本ブレンダンが好きなせいか、積年の恨みとは言え、弱ってる父親を何回も責める娘に元アガサのママも参戦した時はしんどかった。親切なリズも怒りっぱなし。純粋な男の子にもみんなガン>>続きを読む

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.0

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好きなエルファニングが可愛すぎて、心配で心配で。危ない写真撮ってた子が絡んで来るのかな、と思ったけど違った。
ドライブで学んだ監督さんの恐ろしさ、挑戦したブロンソンも怖すぎた情けない自分なので、いつ来
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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス(2016年製作の映画)

3.9

大好きなBVSC の続きが見られて嬉しい。
オマーラはほんとにイブライムのこと好きだったんだなとわかってよかった。
ティンバレスしてた人とか、ベースの人とか他の人のその後も知りたかった。
アディオスは
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目の見えない白鳥さん、アートを見にいく(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

題名に惹かれて見に行った。
白鳥さんって何だか名前に合ってる人だった。立ち姿が綺麗。大学生の頃に彼女と行くために、とか一人で行くことの意味とかすごく共感した。中学の時友だちと二人だけで美術館に行けたの
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ラ・チャナ(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「魂が手や足に感情を伝える、私の感情はコンパス、リズムに根ざしているから」と語ってた。こんなこと普通の人には言えないな。若い頃の可愛さ、習わずに自然に踊れてたのもすごい。
久しぶりの公演では、開演前は
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