moneさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

3.2

中村監督×濱田岳は黄金タッグ。原作は未読だがおそらく映画は原作をかなり忠実に再現したもののように見受けた。脚本が見事。ゴールデンスランバー同様、中村監督の撮る仙台が大好きだ。
免許を持っていない設定の
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

3.0

ブラピ全盛期。ピーナッツバターを物珍しげに食べて気にいる様子がとても可愛かった。

ラストシーンは花火と音楽が美しかったのが印象的。軽い気持ちで見始めたら結構長くてびっくりした

花様年華(2000年製作の映画)

3.5

展開は淡々としているがとにかく雰囲気と映像美に魅せられる映画。耽美的で郷愁漂う香港に酔いしれる。
九龍ジェネリックロマンスで描かれる懐かしい九龍が現実にあったらこんな感じなんだろうなぁと。

モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

3.0

内気な白人の女の子が自分事として黒人の女の子に対する差別やフェミニズムに声をあげたのは素晴らしいし、勇気のいることだと思うけど…

途中まで主人公のヴィヴィアンがフェミニズム運動に協力的態度を取らなか
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ANIMA(2019年製作の映画)

4.0

独特な世界観のミュージックビデオ。
光と影によって形作られる色彩とコンテンポラリーダンスに象徴される身体性の融合した視覚効果が面白く、見ていて飽きない。

特にコンテンポラリーでは壁を効果的に用いてい
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.2

堺雅人×香川照之×広末涼子という大好きな俳優さんたちの組み合わせでしかもコメディ。面白くないわけがないと思って見たら案の定最高の作品。シニカルな笑いと巧妙に作り込まれている脚本。
邦画らしい良い意味で
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

4.0

自分自身をまず愛すること、そして自分を信じることの大切さはもちろん、如何なる人も尊厳を奪われるべきではないというメッセージが響く。いるのが当たり前な家族に対しても、常に感謝と敬意を忘れずにいたい。
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海街diary(2015年製作の映画)

4.7

漣みたいに静かで安らかな映画。淡々と4人姉妹と彼女たちを取り巻く人々の日常が綴られていく。
今のところ邦画で最も好きな作品。

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.8

納得のアカデミー賞受賞。話し合いによる解決、なんて生ぬるいものでは済まないような、社会の根底に流れる断絶性というこの映画の本質を切り取った邦題も美しい。

留学に行ってアジア人差別紛いのようなものを経
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

アナデアルマス目当てで鑑賞。のつもりが、キャスト陣一人一人の個性が光っていてとても見応えがあった。

スピード感、最後まで読めないストーリー、豪華なキャスト陣で言うことなしのミステリー作品でした。王道
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ライムライト(1952年製作の映画)

4.2

トレードマークの髭や道化のメイクをしていない素顔のチャップリン。この作品は容姿という面だけでなく、チャップリンという人間そのものをありのままに描いた作品のように思われる。

「死から逃れられないように
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デンジャラス・ビューティー(2001年製作の映画)

3.9

水着審査のとき、ピザをみんなで食べるシーンが一番好き🍕

インターンシップ(2013年製作の映画)

3.6

高校生の頃Googleの六本木オフィスを見学して受けた衝撃は今でも覚えています。勤務中子供を預けられる保育スペース、世界各国からの出張土産コーナー、毎年エイプリルフールにGoogleが仕掛けた嘘の展示>>続きを読む

独裁者(1940年製作の映画)

4.0

1940年の時点で、ヒトラー批判をこれほど真正面からしていたとは衝撃です。最後の6分間の演説に心が震えました。

モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.0

初チャップリンでした。「資本主義社会や機械文明への皮肉」が枕詞としてつく、彼の代表作を鑑賞。映画史では評価され尽くされた名作であるため、若干身構えて鑑賞しましたが、純粋に一つのコメディ作品としてとても>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.5

東京の「棲み分け」や「格差」について。
東京という都市の多層性は本当に興味深い。エリアによっても歩いている人の感じやお店のラインナップが全く変わってくるし、本当に自分の所属する階級の平行線上で世界が成
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ジュリアの終わりなき旅(2014年製作の映画)

3.8

生き方に対して異なる価値観を持つ2人。ジュリアは見たことのない景色を追い求める一方、パウは愛する人との時間を大事にするという如何にもスペイン人らしい価値観を持っています。

最初はいわゆる観光地を巡っ
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.1

私的には最近まとめて見たどのエヴァシリーズをも超える作品。終始包み込むような温かみを感じた。ありがとうとさようなら。シンジくん、大人になったね。

エンドロールまで完璧。One Last Kissとb
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.3

終始頭の中にクエスチョンマークが浮かぶ展開が続きました、、難しかった、、。
そして全く本筋からは逸れますがシンジくんの音楽的センスの高さにビックリです。
ピアノ上手すぎでは???笑

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.9

アニメより全体的に明るい印象。個人的にはアニメ版より面白かったです。

加持さんの声(山寺宏一さん)を聞くとどうしてもカウボーイ・ビバップのスパイクがちらつく😂

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.9

最後のエンドロールの主題歌で鳥肌が立ちました。
Beautiful world は本当に名盤。こないだ出た新しいリミックス版も最高でした🥲
宇多田ヒカル以上にエヴァの主題歌たるアーティストはいないと思
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

5.0

ビフォアシリーズの中で一番最初に見た作品。これに感銘を受け、観終わった後、他の2作品を直ぐ借りに行った。見る順番を間違えたのも良い思い出。

ウィーン、パリを経て舞台はギリシアへと行き着く。本作はロマ
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.0

性差を浮き彫りにした作品。新春逃げ恥スペシャルでも扱われていた問題も多く、この映画で描かれた「生きづらさ」や「呪い」は、紛れもなく韓国社会のみならず日本の社会にも根深く蔓延るもの。

子育て真っ只中の
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はちどり(2018年製作の映画)

3.7

14歳ウリの世界は学校、家、塾が全て。荒んだ家庭状況、恋人との出会いと別れ、友達の裏切り、病気、極め付けはソウル大橋の転落。主人公に容赦ない理不尽が連続する展開で、ウリにじわじわと感情移入していた私も>>続きを読む

ベイビーティース(2019年製作の映画)

2.5

色彩やカメラワーク、ストーリーの紡ぎ方など、どことなくフロリダ・プロジェクトに通ずるものを感じた。特に音楽の使い方にインパクトがあったので、映画館の音響で見れて良かった。

主演のエリザ・スカンレンは
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

初っ端、「余裕のある男はだいたいこっちを見下してる」というきぬちゃんの言葉を聞いて、この映画との相性の良さを確信。本当に坂本作品は裏切らない。そして菅田将暉の鼻のつんとした感じが好き。笑

ただ、鑑賞
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天空の結婚式(2018年製作の映画)

2.8

イタリアを舞台にしたLGBTQの作品だとCall me by ur nameが一番最初に思い浮かぶのですが、本作はそれと対局にあるような、シニカルで陽気な作品です。
ただ、終盤にかけての火事のシーンや
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.8

バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズに引き続き、スピルバーグ作品には本当に夢が詰まっていますね〜😌

ヒッチコック的なマッチカットが使われていたり、恐竜が襲ってくるのをバックミラー越しで写したりと、
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.0

ダヴィンチコードシリーズを見終わってから本作を鑑賞したので、無意識に両者のストーリー展開を比べてしまいました。結果、本作はいまいちストーリーがどこに向かっているのか、落としどころはどこなのかがわからず>>続きを読む

インフェルノ(2016年製作の映画)

3.4

今回はトムハンクスが負傷、そして謎の人物に追われる場面から始まり、中々鑑賞者も状況を掴めないままストーリーが進んでいきます。
美術品や歴史からの伏線回収や、予想を裏切るストーリー展開は最早このシリーズ
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天使と悪魔(2009年製作の映画)

4.0

このシリーズはとにかくテンポよくストーリーが進み、サクサクと伏線も回収されるので見ていて気持ちが良いです。展開も二転三転するから先が読めず全然飽きない。

秘密文書館でのハプニング?は話の本筋に必要だ
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

4.0

美術品にまつわる謎、キリスト教の隠された真実、秘密結社と守護者たち👼
美術と歴史を一応専門にしている一学生としてはグサグサくる要素がありすぎて…最高でした😳

全部フィクションだと思ってましたがダン・
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

一言でジャンルをまとめられない、だけどとにかく面白かったのが正直な感想。こんなエンターテイメントあるんだ、という新しい映画体験にむしろワクワクしました。なんだろう、ここまであっという間に2時間が過ぎる>>続きを読む