Milletさんの映画レビュー・感想・評価

Millet

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バービー(2023年製作の映画)

4.8

名セリフ満載のこれぞ世の中に爪痕を残してくれた非常に社会風刺的皮肉映画。エンディングはハッピーエンドだけれど。

最期の空間で「母親は子供が振り返った時にどれくらいの自分が進んでいるか確認するために、
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愛犬とごちそう(2014年製作の映画)

4.5

シンプルに泣ける。
男は女と結婚した方が寿命が伸びるとはよく言われるが、こういうところなんだろうな。
そして新しい命と共にまた美味しいご飯を食べられるようになった主人公の犬。
寂しい感じもするが未来へ
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天気の子(2019年製作の映画)

4.0

バッドエンドだからこんなにも愛おしいのだ。

エンディングのテロップで地下の奥深くで主人公の名前と担当声優が表示される。次に少し浅いところでヒロイン役。
これは世界に対して反抗した罪の重さというか、社
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

5.0

いつ見ても元気になれるご機嫌な映画。
文句なしの星5!

ノルウェイの森(2010年製作の映画)

1.3

違う!違うんだ!全く違う!
僕たち私たちのノルウェイの森はこんなのじゃなかったはずだ。
どうしてこうなった?

ナオコの解釈違い。
松山ケンイチのワタナベくんはすごくハマり役だったし、ミドリもまぁ、良
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

1.2

君の名は、天気の子、とヒット作にしては面白いなーというのが私の感想だったのだが、ここにきてただの聖地巡礼地域貢献映画に落ちてしまった感。
震災でこの世が一度終わるんじゃないか、みたいな予言的中映画とし
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

2.7

B級かなと思って見たらわりとテンポ良く皮肉たっぷりのA級肉屋さん映画だった。
いや、Aは言い過ぎだろうか…

最後の裁判のシーンで奥さんが放った言葉がまた皮肉めいていて良かった。
もう一度見たいかと問
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.9

たいした出来事はおこらない、ただ少年時代を過ごした人ならどこかしら誰かしらに共感することが出来るだろう。

昔年下の元彼に「人生で一番好きな映画は何?」と訊いた際に出てきたのがこの映画のタイトルだった
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

え?何これ、世界観の説明もなく(理解できてない訳ではない)キャラの深みもなく。普通につまらない。
シュタゲの冒頭だけ見せられてるようなつまらなさ。
いつみに終始イライラさせられるし、
むつみもうっとり
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

マリコの壊れた演技、壊れた笑いが本当に壊れているコマーシャルを見て興味を持った。
見てみるとたいして深みのあるものではない、どんでん返しや裏もない。
現代に蔓延する劣悪な家庭環境。
親からの暴力、性的
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バレエボーイズ(2014年製作の映画)

3.3

男性バレエダンサーはどんなレッスン内容なんだろう?スクールに通ってからバレエ団に入るまでは?という疑問を、仕事かバレエかの瀬戸際で悩みながらそれぞれの未来を行く3人のバレエダンサーのドキュメンタリー。>>続きを読む

バーズ・オブ・パラダイス(2021年製作の映画)

1.0

映像は綺麗だけれど、内容は薄かった。私が汲み取れなかっただけかも。

ちゃんとしたバレエのシーンはあんまりなかったな、ブラックスワンのようなものを求めて見ると全体的に狭い箱の中でヒョコヒョコしてるだけ
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.7

ナタリーポートマンガリガリに減量されてバレリーナらしい体型になってたけれど、やっぱり素人感。
ダンスシーンは違和感を感じるほど胸から上のアップばかり。

それからこれは日本語吹き替えを選んでしまった私
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

最近の黒人贔屓すごいですね。
原作は白人の多い地域のものなので、アリエルが黒人というのはやっぱり違和感。

トリトン王が世界中の海に妻がいて、アリエル達は異母姉妹という設定らしい。

ちなみにアンデル
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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

1.6

このレビューはネタバレを含みます

自分が母親じゃないうえに毒親育ちだったからか全然泣けなかったのかな?
でもこの作品自体がすごく勿体無いことをしているような気もしている。
同脚本家の手がけている『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らな
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

語り尽くせないくらい丁寧に作られた作品だから、見るたびに追記していく。
あと、星が5までしか選べないのに納得がいかないくらい最高評価できる作品。

岡田斗司夫が「最後まで泣くな、泣いちゃダメだと思う」
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フィフティ・シェイズ・フリード(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「どっちが主人かわからないな、それもいい」

結婚とはこういうものなんだよな、というのを思い知らせるような終わり方だった。
途中までは全く、セレブ夫婦のSMごっこによるハネムーンとイチャイチャなので、
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フィフティ・シェイズ・ダーカー(2017年製作の映画)

1.6

このレビューはネタバレを含みます

この続編を作るための前作なのだとしても、やっぱり広告側は間違っていた。
前作よりは納得できる作品になっていたと思う。ただもうドミサブなんてのは出てこない。前半に少しだけ出てきたような気もするが、気のせ
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フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(2015年製作の映画)

1.6

このレビューはネタバレを含みます

まずこの映画全くエロくはないです。
色っぽいだけで。

この映画めちゃくちゃレビューがわかれたと思う、トレーラーや謳い文句はSM(細かく言うとサブミッシブとドミナント)やエロティックな部分をメインとし
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ミッドサマーみたいな映像的華やかさはないものの、ラストシーンは完全に一致。
途中まで訳わからない映像の連続でも、ミッドサマーはお花綺麗…くらいの気持ちで見られたが、ヘレディタリーは基本的に薄暗い一軒家
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マーターズ(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

おそらく映画ファンはオリジナルを評価するのだろう。
もちろんオリジナルにはオリジナルにしか出せなかった恐怖やスリルがあったし、リメイクのこちらはアンナが強くなり過ぎている。

バイオハザード2で、ただ
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マーターズ(2007年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

スプラッタ耐性があっても、この殴った時の重さや音、自傷行為の皮膚を切る生々しさなんかはこの映画飛び抜けて良い。

ストーリーは前半と後半でかなりひっくり返るので、画面をずっと見ていないとわけがわからな
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笛を吹く男(2015年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

オカルト系なわりに、ネズミ駆除するまでは画面も音楽も明るく、地図にない村のよさというものはあまり感じなかった。
村人も村長が「大丈夫」と言ってからは主人公らを気に入っていたし、村の中にいる間は「もう戦
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PicNic(1996年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

人生で一番好きな映画は?と訊かれたらコレだ。

冒頭のバラを並べている上を車が走ってくるシーンだけでもう心が掴まれて画面から目が離せなかった。

1人だけ真っ黒の服のココ、とにかくかわいい。
こえては
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FRIED DRAGON FISH(1996年製作の映画)

3.7

昔見た、見てよかったなと思ったけど内容が思い出せない、もう一度見たい[≡] 〆(・⺫・‶)

花とアリス(2004年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

学生の頃、学校までの1時間の道のりの間でこの映画のサウンドトラックを無限に聴いた。
くすぐったいような春の若い匂いと、まだ冷たい風、朝も暗い頃から家を出て1人歩く。
電車に乗って塞いだ耳に流れ込む唯一
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

1.3

最近の、よくある日本の若者映画。
特別面白くもないし、想像通りのオチ。
死を取り扱ってる割にはライトで見やすいのかも。

ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

これ、国際的なネタや同性愛がものすごく風刺的に、しかもハッピーエンドで表現されててものすごく感動した。
男同士だって女同士だって愛があれば関係ないし全部キモチイイ!
最後は腐敗という時間的な縛りのある
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ハード・フィーリング!(2023年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

これはすごいですよ、合法的に無修正の女性器がたくさん見られますから(脳死)
そしてこれドイツ映画なんですね

学校ではイキってる男が、ベッドの中では雑魚で、でもやっぱり学校ではイキってるので「あの女と
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

2.2

死ぬほどつまらないプロメテウスはコヴェナントを見るための前菜だったんだろう。
コヴェナントになってからテンポよくなった。

それにしてもこの手の映画って似たような展開というか、どうせ他と同じならもっと
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プロメテウス(2012年製作の映画)

1.6

最初エイリアンシリーズだとわからなかったし、出てくるエイリアンもあの見慣れた私たちのエイリアンとは少し違う。

シリーズの中で一番退屈だった。

エイリアン4(1997年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

これまでの正義感が強いが人間味のあるリプリーというキャラクターがごっそり捻じ曲げられてしまっているので、なんとも見始めの印象が悪い。

しかし「…シテ…殺シテ」展開は良い。
オープニングの奇形のような
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エイリアン3(1992年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ラストの溶鉱炉に飛び込むシーンは本当に何度見ても苦しい。

今作でリプリーがやっと男と寝たが、今作が一番エロさを感じさせなかった。
全体的に女に飢えた囚人達が盛ってるが、まあリプリーは大丈夫なんだろう
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エイリアン2(1986年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

子供心にものすごく刺さった作品だ。
テレビで放送されるたびに何度でも見た。

初代から監督脚本がジェームスキャメロンに変わり、女子供の活躍するロマンチックな作品になったように感じた。
ジェームスキャメ
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エイリアン(1979年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

子供の頃に見て強烈なトラウマを植え付けてくれた映画。

H.R ギーガーのデザインする『古代エジプト王妃ネフェルティティ、最愛の彼女、恩師サルバドールダリ、男性器』を組み合わせたデザインによって生まれ
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

異物は外に出すもの。

主人公ハンター自身が間違いによって生まれた子供で、納得のいかないことを強いられ飲み込むだけの生活は辛かったのだと思う。
シリア出身のヘルパーは唯一彼女の気持ちに寄り添い続けたが
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