Milletさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Millet

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わたしを離さないで(2010年製作の映画)

4.5

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鬱映画としてかなりレベルが高い。
海外の作品を日本人の監督が撮ったので、洋画だと思って見ると想像以上にジメジメした表現の連発であれ?と思うかも。
でも個人的にはそこがすごくよかった。

それから約束の
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トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン Part 2(2012年製作の映画)

2.8

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なんだかんだケチつけながらもシリーズ最後まで見ました。
最後まで見たらもうジェイコブとエドワードとベラの三角関係とかもどうでも良くなってきて笑えるようになりました。
でもやっぱり散々思わせぶりな態度を
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カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

5.0

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ディズニーピクサー映画でかなり上位で好きな作品。というか人生の好きな映画ランキングNo. 1はぜったいに『カールじいさんの空飛ぶ家』である。

この映画、冒頭10分で人の人生を描ききっている。そしてそ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.4

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閉ざされた村の独自の思想や文化がテーマというだけで、特定の人には刺さる。
私的には大当たりな映画。10回は見た。

双極性障害の妹と両親だけが一家心中で死んで、1人取り残されたダニー。
恋人のクリスチ
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エクリプス トワイライト・サーガ(2010年製作の映画)

1.5

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冒頭からイチャイチャする2人。「結婚してくれ」と何度も囁くエドワードと、まだ学生のうちは無理だ、それより自分を吸血鬼に変えて欲しいと願うベラ。
親たちはエドワードに熱を上げ過ぎてるベラに、もう少し冷静
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ニュームーン トワイライト・サーガ(2009年製作の映画)

1.8

少女漫画にありがちな、主人公や身内を守る為に離ればなれにならなきゃいけないみたいな展開。
ベラが狼人間のジェイコブに思わせぶりな態度を取ったり、父親も手がつけられないほど夜中に喚き散らしたり、エドワー
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トワイライト〜初恋〜(2008年製作の映画)

1.8

日本語吹替が櫻井孝宏で正統派王子様。
ミステリアスでセクシーだが一途で猪突猛進気味なエドワードと、特に何も取り柄のない気性の荒めなベラのラブストーリー。

なぜそんなにベラのこと好きになったの?という
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.8

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話題になっていたが映画館に行くタイミングがなくてNetflixで公開されるのを待っていた。
まず初見であれ?思ったより面白くないぞ?と焦って続けて2回みた。

確かに阿部サダヲの榛村大和は不気味だし、
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.7

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アンハサウェイが可愛すぎて何度も見てるお気に入り映画なので評価甘め。
プラダを着た悪魔とアメリは無限に見られるおしゃれ映画。

恋も仕事もバランス良く生きれたことがないので共感できる部分もたくさんあっ
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エクソシスト(1973年製作の映画)

2.7

ホラーの名作。
リーガンが悪魔に取り憑かれはじめるまでが意外と長い。ので何度も眠くなった。
ショッキングすぎるせいで規制のかかったスパイダーウォークで階段を降りてくるシーンも、何がどうショッキングなの
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怪談新耳袋 劇場版(2004年製作の映画)

2.7

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一番怖くてお気に入りはやっぱり『ヒサオ』
幽霊が出てきてバーン!といった作りではなく、淡々と息子ヒサオに語りかけるお母さん。
最初はちょっと小うるさいお母さんなのかな?程度なのだが、話が進むにつれて過
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ザ・ウォード/監禁病棟(2010年製作の映画)

1.0

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オープニング詐欺。
昔の精神病院での治療の様子などのイラストや写真が続くオープニング。でも本編ではせいぜい電気ショック療法や拘束程度。
入浴シーンでも其々が優雅にシャワーを浴びていて、私物も特に規制さ
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真・事故物件 本当に怖い住民たち(2021年製作の映画)

3.2

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最近のホラー映画らしく、ふざけたYouTuberの撮影という設定で始まって、またコレかーと思って見ていたが、マネージャーが黒幕でした!からの展開やメッセージ性には共感した。

「いいよいいよ YouT
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

2.6

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最初、葉山純子(はやますみこで2ちゃん投稿者のはすみさん)視点できさらぎ駅に着いた時はなぜか一人称視点で、変わった演出だな…?と思っていたが、時間のループを繰り返しているきさらぎ駅に主人公の堤春奈が迷>>続きを読む

下妻物語(2004年製作の映画)

4.5

もう数え切れないくらい見ているバイブル的な存在の映画だ。
BABY,THE STARS SHINE BRIGHT(ベイビー、ザ スターズ シャイン ブライト)のお洋服が大活躍してくれているので、アメリ
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ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.9

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王道ゾンビ映画。
しかしこの映画のゾンビ、走る。

町がゾンビだらけになってとりあえず大型ショッピングモールに逃げ込み、みんながやってみたかったことをやるシーンが凄くいい。
軽快な音楽と共に、おじさん
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.2

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ものすごい作品と出会ってしまった。

リリーを演じた主演俳優の演技がうますぎて、女性用のドレスやランジェリーの質感に全身がそれを求めている感覚、欲求や願望、抑圧に逃避。いろんな感情の表現が完璧すぎるせ
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

4.0

最後にどんでん返しもあってストーリーもしっかり面白い。ただこれが現実だと思うと単純に映画として面白いというのも不謹慎な感じになってしまう。
だが、あえてアニメーションにして、メイン言語は世界共通語の英
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カーゴ(2017年製作の映画)

2.2

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何も知らずに見ると穏やかなゾンビ映画(どいうこっちゃ)
ドロドロ系ゾンビ映画なので本当にほのぼのして見えるのだ。

元々はYouTubeにアップされていた7分程度のショートムービー『cargo』
オー
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ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

4.3

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沢尻エリカといえば「別に」を流行らせた話題の映画、これは役作りで追い詰められてしまうのもわからないでもない。
私個人は沢尻エリカを特別美人だとは思わないが、配役は完璧だと思う。

緑のワンピースを着て
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さくらん(2007年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ほんっっっっとうに何回見たかわからないくらい見た。
蜷川美香と花魁という最高の組み合わせ。
桜が造花だろうが全く違和感を感じない。障子の色から着物のデザイン、ライトの使い方、椎名林檎の歌全てが良い。
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.0

思ったよりストレスなく見れた。
白い花が落ちてくるシーンは美しかったし、蜷川美香作品の中ではわりと控えめな演出。

じゃあ死のうか!って入水自殺のノリが明るくて、蜷川美香って感じだった。
いざ死ぬとな
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ホリック xxxHOLiC(2022年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

HOLIC原作勢的にも蜷川美香か~アリだな~とは思っていた。
見た目だけはとにかく忠実で、キャストにもそれなりに満足。実写の割にはアリ。

ストーリーはイマイチだったが、侑子さんのセリフの重みなどは原
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

2.4

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原作の著者「平山夢明」のファンなので、映像化は嬉しかった。
でも私たちのボンベロは藤原竜也ではない。
スキンが死んだシーンでもただただ声を荒げて怒鳴るのが納得がいかない…

蜷川美香が撮りたい人と色を
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累 かさね(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まず累の顔の傷について映画版だけでは理解するのが難しかった。

漫画版では醜い顔でいじめられていた累が“晒し者として”いじめっ子のイチカちゃんから主役に推薦される。

しかし持って生まれた演劇の才能に
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子宮に沈める(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画は、ただ「子供が可哀想だ」と思うだけではないのがよく出来ているポイントだと思う。
しかし可哀想以外の感情を持ったから虐待する人間だという訳ではない。

まず子供に対して無責任なのは夫だ。
作る
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仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ものすごく怖い。
個人的にJホラーの中ではダントツで怖い。

これを見た時まだ子供だった私は“お母さんが取られてしまう恐怖”を強く感じたのを覚えている。
完璧じゃなくても、弱くても、自分を育て守ってく
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ノートルダムの鐘 II(2001年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

蛇足だろうと思って見たら純粋に楽しめてしまった。
見た目しか取り柄のないと思われていたマデリンはカジモドの中身をきちんと見ることが出来る人だった、というのは出来すぎた話ではあるが、補足でもハッピーエン
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ジャパニーズホラーの金字塔『リング』の脚本を書いた高橋洋先生が、今までのJホラー史の中で画期的だったのは『残穢』と仰っていたので視聴。

今までの因果因縁といったものをどう断ち切るかで奮闘するのではな
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魔法にかけられて2(2022年製作の映画)

1.2

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正直駄作、前作が良過ぎたのもあって冒頭からコレジャナイ感。

CGの進歩なのか、ピップが前より可愛くなった気がする。よりシマリスらしい動きをするようになってる。

冒頭ではモーガンはティーンエイジャー
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魔法にかけられて(2007年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これを子供の頃見た時はいつでもヒロインのジゼルにしか目がいかなかったけれど、大人になるとナンシーの振り回され具合に同情できるようになった。正直これはやっつけ仕事感満載の放り投げられたエンディングの物語>>続きを読む

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画の元になった事件に関するエピソードを三木大雲さんのYouTubeで聞くことができるのですが、その動画の中でこの映画もよければ見て下さい、とのことだったので気になって視聴してみたものの…これは和>>続きを読む

呪詛(2022年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

ところどころホームビデオ風なので見にくい部分や、見にくさを逆手に取った手法で見る側に読ませようとさせるシーンが多かった。

映画全体のテンポは映画リングくらいのように感じたので、見やすい方。
個人的に
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シド・アンド・ナンシー(1986年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

退廃的なのに依存しあってる2人が最高に美しく見えてしまう。死んで終わるせいで美化して見えてしまうのかもしれない。
現実でいたらただのDQNカップルでしかないのだろうけれど。

脱線するが、矢沢あいの『
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Love Letter(1995年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

お元気ですか?私は元気です。

初めて見たのは子供の頃、大人になってから撮影された小樽まで聖地巡りをするほど大好きな作品。残念ながら藤井樹の家はもう存在しない。

藤井樹(故)が渡辺博子のことを初恋の
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