バラ科さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

バラ科

バラ科

映画(43)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)

3.8

美学が醸成される過程。
誰にも迎合せず、曲げない頑固さを貫き通し、富と名声を自らの力で得た女性の生涯。

彩度は低く、けれど煌びやかに、色気と貞淑さを同居させる。
そんな装いの芯にある強さと気高さの源
>>続きを読む

g@me.(2003年製作の映画)

4.5

いいんですよこのB級感が。表面に纏う空気はされど、しっかりした良作。数年おきに何度も観てます。

チープやダサいといった評価が目立ちますが、趣味嗜好として大変に好きすぎるため主観バリバリで語らせてほし
>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.6

真夜中のパリに迷い込んで、憧れの時代へ。
ウディアレンの夢小説。設定と舞台がベタで良い。真剣に荒唐無稽。おどけた音楽も癖になる。

陽気で煌びやかな社交の場へ集う偉大なる芸術家たち。次から次へと現れる
>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.0

高層ビル、ネオンサイン、猥雑な歓楽街、近未来を意識したメカニック、爆発、混乱と破壊、銃器と重機、そのすべてに心が躍る。
令和の答え合わせではない想像のSF未来。2019年ネオ東京。

要素がもう、最高
>>続きを読む

横道世之介(2013年製作の映画)

3.5

評判知ってたけど観てなかったなあ、と今更吸い寄せられるように鑑賞。

写真を撮るような日常の風景。線になっていく点の連鎖。
生きていると、恋もする。恋もされる。つるむ友人ができる。笑い合う。人も死ぬ。
>>続きを読む

サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.0

くだらなくて馬鹿馬鹿しくってアホらしい。褒め言葉です。
シリアスと対極の気持ちになりたくて久々に再鑑賞。
誰もが一度は考えるようなタイムパラドックスの世界に、低次元で真剣に挑む。でも結局サークルの大学
>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

5.0

変化の過程がきれいに描かれており、簡潔な描写に大事なことが詰まっている。それくらい、場面にあるすべての要素が雄弁に語っていて要所要所でぐっときた。
夫婦、親子、恋人、友人、同僚…それぞれの関係値にそれ
>>続きを読む