シビアな映画だった。
日本人が直面することの少ない難民問題。アフリカやアフガン、シリアなどから「ベラルーシは安全」とだまされてやって来た人たちが、ベラルーシとポーランドの国境を挟んで両国の押し付け合>>続きを読む
冒頭、ドクさんがオートトライシクルから颯爽と降りるシーンで引き込まれた。右足1本ながら、両脇に松葉杖を挟んで普通に歩き、階段昇降もとてもスムーズ。病院職員として、パソコンを自在に操る仕事ぶり。
そし>>続きを読む
アイヌ神謡が無尽蔵にあり、記録され続けていることを今回、初めて知った。どうか絶やすことなく綴られていくことを願う。
事実に立脚していたからこそリアリティーが感じられたものの、史実(早世)に忠実なゆえ>>続きを読む
よくぞ撮った。命がけで取材したジャーナリストに敬意を表する。
次々と眼前に映し出される人の生死に胸えぐられ、涙し、ロシアを憎む。一連の映像をフェイク呼ばわりしたラブロフ外相には退場を求める。
仮死>>続きを読む
面白い。特に前半の巧妙なスリの場面。中盤の中国人(?)男性との賭け合戦あたりからおとぎ話度が増してくる。男性がなぜあの番号を選んだかは、種明かしを知るまで、観客には絶対分からない。
その後もメルヘンの>>続きを読む
遅まきながらアップ。かなり前にしたためた駄文。
ラミ・マレックはフレディ・マーキュリーにちっとも似ていないが、歌い方や素振りはソックリ。見ているうちに本物感があふれてくる。ずいぶんレッスンを積んだん>>続きを読む
「非暴力、無抵抗、不服従」のポリシーを頑なに守り、反乱を鎮めるために断食で体を痛めつける。そして、断食と聞けば、反乱が鎮まる。
ガンジーは神だ。そのガンジーは、撃たれた時、「Oh God」と言って倒>>続きを読む
恥ずかしながら、初見。
誰かが「制作側が突っ走ってしまった映画」と評していた。当たっていると思う。自分が共感できるかではなく、監督の世界観や心境を忖度しながら見るとおもしろくなる映画か。
キーワー>>続きを読む
寺尾聡が、あるインタビューで、自分が俳優になるきっかけは親父(宇野重吉)が主演したこの映画だったと。この映画を監督した熊井啓がメガホンをとる作品に、いつか自分も出てみたい、とも。それが実現したのが、松>>続きを読む
恥ずかしながら、初見。
誰かが「制作側が突っ走ってしまった映画」と評していた。当たっていると思う。自分が共感できるかではなく、監督の心境を忖度しながら見るとおもしろくなる映画か。
キーワードの「メ>>続きを読む
劇映画とは思えない激しいプロレスだった。
フリッツ・フォン・エリックの名は、プロレスファンならずとも、幼心にしっかり焼き付いている。彼の子は、4兄弟のうち3人が早世、次兄1人だけが残されたとは知らな>>続きを読む
主人公の男性(ヘソン)に共感できるか、感情移入できるか、が私にとってのポイントだった。
私は、おおむね共感できたし、感情移入できたから、「見て良かった映画」と言える。
彼の生き方への疑問点が少なくない>>続きを読む
19世紀、デンマークの植民地だったアイスランドを舞台にした両国民の相克。やや前衛的ではあったが、「相克の中でも優しさを感じ、でもやっぱり憎しみは消えない」といったテーマは伝わってきた。
主人公に決して共感したくないと思っている観客もまとめて共感に誘導しようとする映画。
「ニューシネマパラダイス」と同じトルトナーレ監督の作品と知ったのは、鑑賞後。そういえば、タッチが似ている。
DC版よりかなり短いバージョンらしい。船の中で生まれて、誰にピアノを教わったのかが全く描か>>続きを読む
仕事に没入して家族を顧みなかった初老の父親をリリーフランキーが好演。こういう人物の映画を見ると、自分の人生を投影し、共感してしまう。そういうトシになった。
序盤は「フランキーよ、そんなにツンデレする>>続きを読む
重いテーマをコメディタッチで描いており、共感できた。
本年度のアカデミー賞は、半日後に発表だが、作品賞には本作をイチオシとしたい。
主演の俳優さんが、孤独のグルメの久住さんに似ていたなあ。
複数の落語を下敷きにした歌舞伎の舞台を映画風に撮影して映画館で上映する手法。作・演出は宮藤官九郎。中村獅童ら役者も楽しげに演じていた。こういう形式のは初めて見たが、とっても面白かった。
映画というか>>続きを読む
終戦直後の日本社会。戦争に疲れ、戦地に疲れ、人殺しに疲れた人たちが、トラウマに悩み続ける黒歴史。趣里は、朝ドラと同じような時代に生きる女性を演じたが、朝ドラとは全く別人の熱演。坊や役の黒い大きな瞳が>>続きを読む
アマプラで再見。小津の世界に浸った。前に見た時は、原節子が笠智衆夫妻にもっともっと尽くしていたような記憶だった。見返すと、原節子は、笠智衆に「私もいずれそう(山村聰や杉村春子のように親を疎んじる)なり>>続きを読む
ヒッチコックらしいトリック。後半はドイツ対非ドイツの銃撃戦。時代だ。ラストの「フロイおばさんの正体」は、大体予想がついた。
喜劇! おっさん一人で見たが、恥ずかしげもなく声を出して何度も笑った。
ただ面白いだけじゃない。ギリギリまで思わせぶりな北の作戦に、韓国側が「瀬戸際外交」と言ってみたり、高度な?笑いもあった。
韓>>続きを読む
高2のころ、かかっていたのは知っていたが、受験勉強に忙しくて?未見ww あれから47年もたってようやく、初めて見た。まあアマプラ等でサクッと見られるとも思うが、こういうのはやっぱスクリーンだね。午前十>>続きを読む
2時間余の大きな起伏なき映画だが、見終わった時はさわやかな気分。役所広司は安心して見ていられる役者だ。夢に出てくる映像の意味は、最後の最後でようやく分かった。もっと前に気づいた人は多かろう。
トイレ>>続きを読む
2002年の名画。恥ずかしながら、初鑑賞。ポランスキー監督。
終盤の前まで、ナチスの残虐さがこれでもかっと描かれた。「ナチスは非人道的」と言葉では分かっていたつもりだったし、反ナチス映画を何本も見て>>続きを読む
ケネディ暗殺(1963/11/22)から60年でもあり、アマプラで鑑賞。通しできちんと見たのは初めてかもしれない。
CIAやFBI、ジョンソン政権も絡んだ陰謀をにおわせる展開。コスナー扮する地方検事>>続きを読む
ラストが印象深い。市役所が仕切る晴れの晩餐会ではなく、中学校?での講演を選んだ主人公。恵まれなかった人生に報いたのは、キラキラした中学生たちの目だった。
相模原の障害者施設殺傷事件に基づくストーリー。犯人役の磯村勇斗がすさまじい演技。今後も役次第でどんどん化けるか。
本音と建前を問う映画だった。本音を極論化して大量殺人に走る磯村。難病児を亡くし40過>>続きを読む
ラストの浮袋は暗示的。
病室の女性のうなじ、神木が銀座で浴びた黒い雨。
このゴジラはなぜ出現した? 初代ファンとしては、こだわりたい。
映画での最初の出現は戦中だから「水爆実験」が引き金ではない? 途>>続きを読む