主人公やロシア人男性らに感情移入できないまま終わってしまった。私には合わない。アップはよそうと思ったが、正直に上げる。
沈着なトヨエツの梅安、良い。緒形拳と遜色ない。手作り料理もグー。太めの年越し蕎麦が頭から離れず、帰路、蕎麦屋の暖簾をくぐってしまった。
天海祐希が美しい。悪女になってしまったヒロイン。存在感が際立った>>続きを読む
長すぎたかな。前半はテンポ良く進んだが、後半失速の感。
ラストはファンタジーのままで良かったと思った。
綾瀬はるか、グー! 特に前半はセリフもアクションもキレが良く、かっこいい。八重の桜や精霊の守>>続きを読む
なんと後味の悪いことよ。これだけで帰るつもりを変更し、ハジけるやつをもう1本見て、気分を落ち着けた。
凄惨なシーンは一切ない。会議のやりとりだけでナチスの狂気が伝わってくる。
異を唱える高官が少し>>続きを読む
光と映像に見入った。
映写機の口から噴き出る光。チンダル現象のほこりも交えてキラキラ光る。車窓からの立ち木などの風景も映像に。
フィルム映画はただ回せば見られるものだと思っていたが、そうではなかっ>>続きを読む
ハチャメチャな無国籍映画。世界のミフネがよくもまあ、こんな映画に出たもんだ。でも、とても久しぶりに見て、とても面白かった。
ン十年前の小学生のころ、〈女性の裸体(実は彫刻)に見とれ、「あ゛〜」と奇>>続きを読む
しゃべりすぎ。特に前半とラスト。
音楽家の伝記的ドキュメンタリーなのだから、もっと音楽をそのまま聴かせてほしかった。
もちろん、本人がその音楽が生まれた経緯を話す場面は貴重。絶対音感の持ち主だろ>>続きを読む
偶然、「アルジェリアの日揮人質事件から丸10年」を伝える中日新聞の連載を読んでからこれを見た。吉沢亮夫妻が巻き込まれたテロは、その実話を基にしているようだ。「実話」と分かるつくり方ではなかったが。
日>>続きを読む
遅まきながら鑑賞。
映画を見終わると、タイトルへの答えが浮かぶ。向いていないのだ。首相に。国会議員にも。
敗者復活のおかげで何度も当選した。とはいえ、そのたびに党派の離合集散に身を任せているよう>>続きを読む
メリル・ストリープほどの女優が、こうしたコメディーを熱演していたことにびっくり。何でもこなすんだなあ。すごい。
客席は若い女性の2人連れが目立ち、ほぼ満席。抑留を体験した?(あるいは戦中派?)ともみられる高齢者もちらほらと。
シベリア抑留という理不尽な黒歴史を人気俳優で映画化し、若い世代に見てもらう試みに好感>>続きを読む
非常宣言の中身は何だった?
自衛隊機の威嚇発砲こそが非常宣言だったような。本当は気球すら撃ち落とせないのに。自民党保守派が喜びそうな演出。こういう描き方をやってのける韓国映画はパワフルだ。日本映画で>>続きを読む
主人公ジルの緻密な頭脳に脱帽。これも実話か。
コッホ大尉は、ナチスにあるまじき善人というか性善主義者。これも実話か。軽い気持ちで入党した過去をジルに話し、怒りを増幅させるも、それに気づかない。
2人の>>続きを読む
スクリーンでは初めて見た。4Kデジタルのおかげで、1956年作とは思えない画面のきれいさに驚いた。
怪獣映画の常連佐原健二、学者がはまり役の平田昭彦、現場回り系新聞記者役がぴったりの田島義文ら、安心>>続きを読む
ファーザーを見た時と同じく、「自分がああなったらどうすべき(してもらうべき)か決めておかねば」と思わざるを得なかった。この手の映画には客観的になれない。
山崎努、すごすぎる。清潔感を纏ったままおとし>>続きを読む
朝一番の上映だったので、朝めし抜きでぎりぎり間に合った。腹が減っていた。
いやー、参った。沢田研二が掘り、洗い、刻み、煮込んでいく精進料理のおいしそうなことよ。ざっくりと輪切りし、みそ?で煮て、出来>>続きを読む
楽しい!
1920年の英領インドを舞台に、英国からの解放闘争を描いた。ストーリーのベクトルは明解。インドの、そして英国の黒歴史が迫ってくる。英国人にはつらい映画かもしれない。
ストーリーの背骨はしっか>>続きを読む
いやー、参った。映画を見ているこっちの方が認知来てる? っていう感じの映画だった。あるいは、「この映画が分からないあなたは既に入ってますよ」というメッセージめいたものまで感じた。
で、本人と長女以外>>続きを読む
幼児から少年、10代後半と、主人公サトシはありのままの姿をさらし、正直にしゃべる。母親はそれを受け止め、精一杯の愛情を注ぐ。どちらも、すごい。
指点字でのコミュケーション発案は奇跡だ。
映画は抑えめ>>続きを読む
初見。コメディかと思っていたら、全然違い、渋い映画だった。劇場に入る前、ワンカップを飲んだのが災いして、途中で短時間だが眠ってしまい、エディが指を折られた場面を見逃した。これは痛かった。
身勝手さとこ>>続きを読む
スケールのでかいSF映画。こういうエンタメにも南北問題を絡ませる構成に脱帽。北の工作員を人間味たっぷりに描いた脚本に拍手。
コロナ禍で落ちていく(落とされていく)人たち。格差、パワハラ、セクハラに苦しむ人たち。それが見えていない政治家やそのシンパたち。コロナ禍があぶり出した現代社会の矛盾が、見る者にストレスを投げつける。>>続きを読む
良い映画だった。主人公は発達障害とみられる市職員。孤独死した人を私費(市費にあらず)で葬式してやり、お骨を執務室で保管。引き取りを拒んだ遺族の心変わりに備えて、お骨を執務室に保管している。
変人、の>>続きを読む
第48話のあのカミングアウトシーンをスクリーンで見ることができて、ハッピーだった。
その場面が近づくと、大げさでなく、胸が高鳴った。ダンがポインターのヘッドライトを浴びる。降りたアンヌが近づく。そして>>続きを読む
よくできているが、実話に忠実になりすぎた分、脱獄モノにしては起伏が乏しいような。
通気口を削ったり、ダミーの人形を作ったり、ホントにこんなことしたのかーという、実話への驚きがそこここに。
彼らは脱獄に>>続きを読む
延々と続く男たちの行軍。誰か。どの陣営か。ゲルマン人とスラブ人、それにユダヤ人の見分けがつけにくい私にとって、この映画は説明不足で、途中までは「とりあえず、この時代の雰囲気だけは、つかんでおこう」と開>>続きを読む
たばこをやめて15年近くになるが、紫煙が嫌われる今の時代に、あんなにうまそうに吸う姿に、思わずこっちもすんごく呑みたくなった。峰不二子ご愛用だった由のMORE。指を立て、吸い込んだ後もVの字の右手をホ>>続きを読む
今年のベスト。
中村哲医師の活動を日本電波ニュース社の谷津さんが21年間撮り続けたドキュメンタリー。とてもまじめな映画。
朴訥とした中村さんのどこにあんなパワーがあるのだろう。深く尊敬する。
そして、>>続きを読む
2時間余、不思議な世界に浸った。境目なく過去と現在を往復し、ストーリーについていくためには眠気は大敵。後味の悪い結末だったが、記憶に残る映画。1+1=1の非日常。1=2あるいは2=1でもいいかなと思う>>続きを読む