のらさんの映画レビュー・感想・評価

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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

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別れたひと、疎遠になった友人のことを思い出した。イニョン。たとえ今また会えたとしても、今の自分に必要か、本当に合うかはわからないし。会っている間は、あのころを懐かしんだり、「結婚しなよ〜」とか人生のイ>>続きを読む

カオス(2000年製作の映画)

3.5

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雨、疾走。これぞ90年代映画。中谷美紀が輝いてる。萩原聖人もよい。脇役も今見ると豪華。この時期の邦画の瑞々しさって、何なんだろう。

Saltburn(2023年製作の映画)

4.2

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英国上流階級ものは好き♡と思って見始めたら、とんでもなかった。監督の前作より好きだった。

ほつれる(2023年製作の映画)

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子どものいない専業主婦の、表面的には何不自由ない日常生活。いま住んでる家は賃貸にだして、もう一軒家を買おうかなんて話をするのは、この年齢にしてはわりと裕福な夫婦。
門脇麦にはそんな役が自然と似合ってい
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

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ちょっと思い出すかもしれない。

ショーイング・アップ(2022年製作の映画)

4.8

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こんな物語、自分でも書いてみたくなった。主人公のリジーがつくるセラミック作品がかなり魅力的で、陶芸もやってみたくなった。ものづくりと日常。

包帯を外された鳩はもうすっかり治って飛び立つのだった。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

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東京の西と東を往復する生活。銭湯、フィルムの現像、コインランドリー、行きつけの飲み屋。植物への水やりと、ひげ剃り。日々のルーティン。読書と音楽。文化のある暮らし。捨てた過去、老い、家族。
役所広司はも
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スモーク(1995年製作の映画)

4.0

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「秘密を分かち合えない友達なんて、友達といえるか?」

作り話のなかにも真実。バレバレの嘘にも思いやり。

昔に付き合ってた男が、二十歳そこそこで「沁みた…」って感想言ってた映画。ようやくちゃんと見た
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.5

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中年男女が主人公。お互いにびびびっときたら、表情にはそこまでださないけど、けっこう素直にデートや家に誘ったり誘われたり、付き合う前にアルコール依存はお断りなんだとピシリと宣言することは、信頼関係構築に>>続きを読む

春に散る(2023年製作の映画)

4.0

クリント・イーストウッドの映画を観てるようだった!
老人と青年、世代の違う者たちのコミュニケーションによって、人生の花が咲く。

片岡鶴太郎の場の馴染みっぷりに笑う。
試合シーンのライブ感、胸熱。振り
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

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最後の台詞に持っていかれた。

が、名前と顔がうまく認識できなくて、そして睡眠不足ぎみでけっこう寝てしまったのだった。パンフレットの人物相関図を頭にたたきこんで、もう一回観にいこうかなと思っている!

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

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母を亡くした少年が、新しく母となる父の再婚相手を受け入れるまでの物語。

母の死というのはある意味、絶対的な困難さの象徴みたいなもの。生きていくなかで受け入れがたい悲しみ・過酷な出来事をどのように乗り
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.3

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31歳になる父と、11歳の娘の数日間の旅の時間。40歳なんて想像できないし、30歳も驚きだよみたいなセリフあったな。

プール、ゲーセン、ビリヤード、大人の真似事のキス、太極拳、カラオケ、絨毯、バスツ
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.6

近年のクリント・イーストウッド映画に通じる感慨を覚える。年老いた名人が、まだ老いぼれてねえぞと燻し銀を光らせる。あとどれくらいこういう映画をスクリーンで見られるんだろうかと思う。

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.5

不気味の谷。お人形AIは現実にはいらないなあ。レイトショーでポップコーン食べながら観るのには最高。ブラムハウスの映画はシネコンの大スクリーンで観たい。

帰れない山(2022年製作の映画)

4.3

自分にも心当たりがあることが描かれていた。
ケリー・ライカートの『オールド・ジョイ』を思い出したり。

ジョンベネ殺害事件の謎(2017年製作の映画)

3.9

1996年に起きて未だ未解決のアメリカのジョンベネ殺害事件を、なかなかユニークな形式で考察するドキュメンタリー。

さまざまな(無名の)役者が、この事件の登場人物を演じる。彼らは演じるにあたり、あくま
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裸足で鳴らしてみせろ(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

若かりし頃の名付けようもない関係、見てみぬふりをするしかない感情。同じ場所にいると思っていたらいつのまにか追い越されて、留まっていたのは自分のほうだった、そのことを知る一瞬の交差。すでに懐かしさすら感>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.5

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冒頭のトレーニング、コンビネーションの場面から涙目になった。純粋に、集中すること、夢中になることの美しさ。意思疎通に言語はいらない。

目標に向かって猛進していくこと、そこから立ち止まってしまうこと、
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RRR(2022年製作の映画)

3.7

3時間全力ぶち上げ。なんというか、全編ミュージック・ビデオ的な編集といいますか、そりゃ楽しくなるわなと思った。虎とかがうわあっと飛び出す場面や、ナートゥダンスとか、かわいいもかっこいいも“映え”もてん>>続きを読む

彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

4.8

思いもよらない感情でいっぱいになって、映画館を出た。こんなに激しく揺さぶられる映画ってない。これほど感情を動かす、それもなんか抽象的なエモーションそのものに直接触れてくるような、独特の話法。ヴィッキー>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.4

トムのなにがすごいって、もう30年くらいずっとトップガンしかやってないんじゃ…と感じさせる年季の入りかた。その間、スパイやら弁護士やらドラキュラとかほかの職業もいろいろやってきてんのにね。
ペニーは日
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わたし達はおとな(2022年製作の映画)

3.4

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ドラマ「きれいのくに」が得体が知れず凄かったので、大いに期待して劇場へ行った。
会話、仕草、表情。頭をぐるぐるさせる構成、俳優たちのリアリティー。見ごたえがあった。登場人物たちのこの感じを味わったこと
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Love Letter(1995年製作の映画)

3.9

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95年の映画。岩井俊二の長編デビュー作。これまで縁遠かったのだが、たまたまつけてたBSで始まったのをそのまま観たので、感想走り書き。

中山美穂の美しさに見惚れた。あのショートカット似合うのは上級者。
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ボストン市庁舎(2020年製作の映画)

4.3

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観ていたら、私も人前で話したくなった。マイクを持って。それが当然のことであるように見えたから。

退役軍人の人たちの話、心打たれた。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.2

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親友の仇討ちのために、身を挺して男どもに復讐する30歳・実家暮らし・コーヒーショップ勤務の女が主人公。
どこか男性目線の女性映画。製作陣も女性たちの名が連なってはいるのだが。
30歳という年齢設定にし
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