人間もどきさんの映画レビュー・感想・評価

人間もどき

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ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

3.3

脳裏でニコラス・ケイジが「こいつら殴るか?」って視線をこちらに向けつつ拳を握って問い掛けてきた映画だった
※作中にニコラス・ケイジは出ない

一緒に見に行った友人がスタッフロールでテンション上げていた
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

3.5

中盤から後半に掛けて、餌皿に餌を延々と注ぎ続けられて戸惑う猫の動画みたいな感じで戸惑いながら見た

マジンガーZINFINITYといい、GRIDMANといい、最近は大盤振る舞いロボット映画が多くてとて
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ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突(2024年製作の映画)

3.5

本編がそこそこに「職場あるあるネタ」で笑いをとるリアリティと人間味がある愛嬌のバランスが良い作品であったからこそ、今回の映画を見た際に起きてしまった顛末の責任を誰がとるのか……というリアリティ部分を考>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

「MEN」、「エヴエヴ」の後にこの映画だったら「はいはい、A24、A24」ってカオスを受け止めやすいけど、直前に「トーク・トゥ・ミー」公開後のこの映画はカオスのジェットコースター過ぎる
思わず「ふーん
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

敵対組織が分かりやすい映画

マンガ読んでる時に誰が敵で誰が味方かよく理解しないまま読み進めていた人間だったけれど、この映画では登場人物と展開を絞った結果、鶴見組(軍人メンバー)と土方組(囚人脱走メン
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NOCEBO/ノセボ(2022年製作の映画)

3.5

キラージーンズと女神の継承を混ぜてスープを作ってみたの、おいしいわよ

って感じで出された映画で実際おいしかったです

悪夢や主演のトリップ時の光景が映像的にも伏線的にも丁寧で、オチというか登場人物の
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屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

2.0

見せたいところだけを繋ぎ合わせたパッチワークのような映画

まず第一にこの映画を楽しむには私はすっかり大人になってしまったし、空想よりも現実が好きで、この映画に対して致命的に相性が悪かった

見ている
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.3

これA24作品!?と確認をする程にお手本のようなホラー映画

「MEN」とか「LAMB」、あとはまぁエヴエヴとかで鍛えられているとA24が繰り出すとんでも映像を予見して身構えたりもしたけれど、すごく真
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デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING(2023年製作の映画)

3.0

人はキュウベイと友達になれるのか否かを考えさせられる映画

いや、キュウベイよりは悪意はないんだけども、途中で描かれた価値観の違いや話通じない感の流れは最早ホラーだった

とはいえ、初代が冒険と青春に
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

こういう蹂躙大好き

怪獣映画見に行くぞ!って行って、怪獣映画見てきたなぁ!って満足して映画館を出ることの出来る映画

特にこんなに楽しい気持ちになれるスタッフロールはあんまりないと思う
最後の最後に
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.0

「きさらぎ駅」を見ているからこそ、受け止められるトンチキ絵面もオチの物足りなさも感じる一長一短な映画だった。

「きさらぎ駅」がアクセル吹かすのは物語の中盤なんだけれど、今作はおおよそ物語の3分の2位
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ガールズ&パンツァー 最終章 第4話(2023年製作の映画)

3.0

シモ・ヘイヘやったー!!って映画

主役の華々しい活躍も大事だけど改めて、後進の育成って大事だな〜と思わせることをテーマに据えた一作になっていて、最終章としては相応しい話運びで普段と異なる緊張感を楽し
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.0

共感性羞恥ならぬ共感性恐怖が凄まじい作品

クマと遭遇した時の「あ、これ死んだわ」という感覚が下手なホラーよりも凄まじく、本能的な恐怖を作中の登場人物越しに感じて震え上がる

加えて、圧倒的な脅威を与
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.0

悪辣なディズニープリンセスによる陰惨なニューシネマパラダイス

物語の登場人物には役割ってもんがあるけれど、本来であれば引き立て役やいじわるな悪者役が自分の役割をヒロインだと思い込んだまま舞台に立ち続
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.8

派手さはないけれど、愛嬌と親しみやすさはある感じ

この作品は登場人物の誰もが主人公になり得るし、モブでもある絶妙な匙加減でキャラ設定が組まれているところが「みんなそれぞれに考え方や事情があるよね」っ
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妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク(2022年製作の映画)

2.5

ディアルガvsパルキアvsダークライみたいに、ちゃんとニンジャvsニンジャvsシャークってタイトルにした方が良かったんじゃないかなって作品

ニンジャvsニンジャ要素が多くて、正直最初はそっちで企画が
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グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

4.0

ボク「お腹すいたな、カレーください」

カレー屋「あいよ!チーズカツカレーどうぞ!!ドンッッッ」

ボク「わ、わわわぁっ!」

お前らならこれ完食できるだろ?って作り手の視聴者に対する信頼が感じられる
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

人生色んな可能性があるけど、まずは目の前の現実を大事に生きてみなよ!?でさ!すぐ隣の家族大事にしてる!?

ってメッセージ性を土鍋に入れて、ベーグルと下ネタとマルチバースとカンフーを入れた闇鍋をじっく
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ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

要所要所でいいシーンはあるものの以下の2点がどうしても納得出来ずに、物語として没入出来なかったのがもったいねぇー!と脳内で叫びまくった作品

・リューモンの次期体調としての葛藤と成長
ここの課題を出し
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オールド(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「老い」というテーマに対して、人道に反するけど、すごい合理的なオチをというか真相を用意して腑に落ちる作品

しばらくはあの世界の世間がざわつくだろうけど、落ち着いたら似たような会社かさらにデカいところ
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劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥(くら)き夕闇のスケルツォ(2022年製作の映画)

2.5

折角プログレッシブを映像化するなゴンドラ編見たかったよ〜〜〜!とどうしても叫びたくなった映画

話のまとめ方良かった!映像も戦闘シーンかっこよくてすごく良かった!本編より幼いアスナがすごくかわいくて良
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RRR(2022年製作の映画)

4.0

泣いた赤鬼は激怒した。必ず、かの邪知暴虐の王を除かなければならぬと決意した。

途中までは泣いた赤鬼怒りのデス・ロードじゃんって思っていたけれど流石は3時間映画!バッドエンドで終わりそうな展開を全て乗
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.0

ヤクルト1000飲んだ後でもこんな悪夢は見ない。

現実と虚構の線引きがかなーり曖昧な映画。
どこまでが現実世界で起きたことで、どこからが主人公の空想なのか読み取ることが出来なかった。

虚構的な描写
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

私は「ゾンビーバー」が好きだ

「ゾンビーバー」の始まりと終わりが重なるようなオチの付け方が本当に好きだ

「すずめの戸締まり」というあんなにいい映画で開口一番ゾンビーバーの話を出すのは本当に申し訳な
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カラダ探し(2022年製作の映画)

3.0

日本版「IT」的映画。

度々、今すべき優先順位が違うだろ!って行動が作中で見受けられたけれど、学生設定なので大分飲み込めた。

そこそこちゃんとグロいので、そういった面も楽しめた。

貞子DX(2022年製作の映画)

2.5

ホラーコメディでホラージャンルに対する新規層の開拓を狙った作品と受け取った。

笑いと生命力に溢れているように感じられる本作はめちゃめちゃ作りが優しい。
そもそもこの映画は人を怖がらせようとしていない
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

2.0

映画の直後に食ったジンギスカンとハイボール最高。

鍵盤の「ミ」をずーーーっと押し続けるような映画だった。
「ド」を押し続ける程、陰鬱な空気ではないけど、「ファ」以上の明るい空気や展開にもならない感じ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.5

前作を未視聴だったにも関わらず「この雰囲気!知っている!覚えがある!」となり、幼少期に見ていたのか……?と記憶を手繰り寄せたら……

\私が見たのはホットショットだった!/

そっちか〜〜〜!って自分
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.0

\ノーバだ!/

\シルバーブルーメだ!/

\ウルトラ怪獣じゃん!/

座席に座りながら心がワクワクした映画。
だがしかし、この映画はウルトラマンではない。
人類の脅威に立ち向かうのは人類しかいない
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劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド・パール ディアルガVSパルキアVSダークライ(2007年製作の映画)

2.0

ディアルガVSパルキアVSダークライVSテンポワルイ

3体のポケモンの名前をタイトルに持ってきていただけあって、迫力はあるんだけど作中のテーマがブレブレだったのがもったいなかった作品。

最後の最後
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女神の継承(2021年製作の映画)

4.0

いくらかけ放題丼にしたって限度ってものがあるでしょ!?な映画。

素材の美味しさをしっかり丁寧に説明されて、いざ実食!って時に丼からいくらがこぼれる程かけられて「もういい!もういい!」って逆に引いてし
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.0

助けてニーえもーーーん!

終始ニールのファインプレーと賢さに救われた映画だった。

世界観の仕組みを理解しようとしてもかなり複雑に入り組んでおり、視覚的な面でも見慣れない画面が展開されるので、主人公
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劇場版ポケットモンスター/ピカ★ピカ星空キャンプ(2002年製作の映画)

2.5

水の都との同時上映だったので久々に視聴。

水の都に対して、こっちはものの見事に記憶の中からすっぽ抜けていたのでノスタルジックに涙腺タコ殴りにされた。

あと、改めて当時はこういうポケ達が主役でわちゃ
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劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス(2002年製作の映画)

3.0

サトシの夏休み〜水の都の守神編〜

超人バケモン体力のサトシ以外の登場人物が人並みの努力と優しさと倫理観で事態に対応しているので、人間の行動によるカタルシスみたいなものは本作にないが、とにかく演出、音
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

2.5

超アップグレードされたオマツリ島映画という印象。

やりたいことが先行しすぎて説明不足感がどうにも否めないところがとにかくもったいなく感じる作品。

時系列をあえて分かりづらくして、謎解き要素を出そう
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

全て少年が成長する為の舞台装置

その割には少年視点、妹視点の切り替えが多くて煩雑だったように思う。
妹を守りたい!みたいなヘンゼルとグレーテル的な話運びでなく、シックスセンス的な能力の説明の為だけに
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