iamさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

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堂々めぐりってこと?かと思ったが、
そう見えて、少し、ほんの少しだけ、次に進んでいる。
そういうプロットだった気がするけど、それをうまく考察してくれる人がいない。
中国語がわかれば、登場人物たちの会話
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羅生門(1950年製作の映画)

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「嘘」というのは、なにかを都合の悪いものを覆い隠すものであると同時に、他人に傷つけられたくないなにかを守るものでもあるのだと感じた。

是枝監督が『怪物』は『羅生門』の応用だと感じた、と雑誌で言ってい
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

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眼で楽しむ時間が長い。内心、この映画はどこへ向かってるんだろうと疑う瞬間もある。
が、そう油断してると、キャラクターたちが、さりげなくハッとするような台詞を口にする。
あー、このシーンのためにこの映画
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

小さい空虚が時間をかけて溜まっていき、静かに溢れる美しい映画だった。

決して不幸ではないのに、間違いなく幸せではないマルコが感じる寂しさや虚無感が冒頭に描かれている。中盤からエル・ファニングが演じる
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七人の侍(1954年製作の映画)

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初。黒澤映画。
いままで気が乗らず、なんとなく避けてきた。
時代劇だし、3時間だし、合わなかったらしんどいなーと思っていた。
はぁー...なんと浅慮。なんと愚か。もっと早くに観ておくべきだった。文句な
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台風クラブ(1985年製作の映画)

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選曲のセンス抜群。
定点でとられる構図も良い。
でも、ケン。お前はダメだ。
一発パンチさせろ、アウトだ。

キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

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1作目とのギャップ
これは1本ではやりきれないな
ストーリーは一連だけど、別モンみたいだ

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

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寝相の悪さのせいで脚が痺れて動けなくなるときがあるけど、そのときは「Wiggle Your Big Toe」で解消することにしてる。

ハッピーアワー(2015年製作の映画)

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5時間オーバーのスーパーロングな映画。だけど、みんなに観てほしい。
つべこべ言わずに。
いいからとりあえず、半日をこの『ハッピーアワー』につかってほしい。
いってくれればBlu-ray貸すので。

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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

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今までで、一番笑った映画かもしれない。
こんなので笑っちゃいけないってのは倫理的にはわかってるんですよ。
だってさ、人間がぐちゃぐちゃになったり、血噴き出して死んでくんだよ。それをみて、面白いって、ダ
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バービー(2023年製作の映画)

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映画館でバカほど笑ったのに、帰りの電車の中で面白かったなーって振り返えると、ジワジワとあたたかい芯のある感情が湧いくる。観てる時とは全然ちがう余韻に驚いている。

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

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日本で、アメリカと同じくらい薬物が身近なものになった場合、依存者の数ってどうなってしまうのだろう。
流通していないからこそ、さすがにそんなのやらないわ!って言えるかもしれない。
でも、居場所のなさから
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

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隣に座っていた、お母さんと娘さんの親子が、しっとり鼻をすすりながら観ていて、終わったあとに、よかったね、よかったねと静かに言い合っていた。
は、なにそれ、めっちゃいいじゃん。と思った。

モヒカン故郷に帰る(2016年製作の映画)

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沖田監督作品は基本大好きなのだけれど、なにが好きなのかあんまり言葉にできてなかった。「なんか、いいんだよね笑」としか言いようがないと思っていた。
でも、この作品を観ていて、「挿話の扱い方がずば抜けて上
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イノセンツ(2021年製作の映画)

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にしても、だいぶ恐ろしい映画だった。
そのうち夢とかに出てきて、うなされて、たくさん寝汗をかきそう。

滝を見にいく(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

バスの運転手、お前が、捜索届ださんかい!どこいってんだ、バカ!

イカとクジラ(2005年製作の映画)

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ノア・バームバック監督の描く離婚の解像度にゾッとした。

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

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キリスト教における「懺悔」のような風習に馴染みはないけれど、心のうちを、誰かに「話す」ことによって、自分の肩に乗っかった重荷が少しとれる気持ちはものすごく、わかる。
現実が好転したわけじゃないのに、な
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さかなのこ(2022年製作の映画)

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ミー坊に、ナイフ貸してよ、と言われて誇らしげな表情の青鬼くん→ドヤ顔でバタフライナイフの小技をカチャカチャカチャッと披露する青鬼くん→そのナイフで魚をしめて、借りたナイフを血だらけにするミー坊→しょん>>続きを読む

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

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周りの目線、空気に流されて、自分の中にある自分の大切で身近な存在を、自分で押しのけてしまうことの辛さと葛藤を感じた。
正しく、普通であること、つまり、大きな世界に順応して生きていくことが幸せである、と
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横道世之介(2013年製作の映画)

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スローモードなのに、飽きず、どのシーンも魅力的でユーモアがある。
日常の温度感を設定できる装置があったら、僕はずっと、沖田修一監督の温度感で生活したい。

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

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傍観者という立場の人は、事実をいつくか手に入れることはできたとしても、視界がスッキリするような真実に辿り着くことはできない。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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ものすごく壮大で変な夢をみた気分になった。
この映画のことはまだ複雑であまり表現できない。
たぶん今は、まだ、そんな状態じゃない。
ベットの中で半分眠りながら、みたばかりの夢の香りをなんとか思い出して
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

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舞台を観に行ったことはないけれど、面白い舞台を観たあとってこういう余韻が残るのかなー、と観たあとに思った。

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

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山ほどツッコミどころはあるけれど、不思議と引っ掛からず、そういったところもぜんぶひっくるめて愛せる。バランスが良く、心の憑き物が少し軽くなる映画。

どのキャラクターも気分が悪くなるような邪気を発して
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

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成功主義に打ちのめされたとき、またこの映画にもどってこよう、とそう思いました。