ルッコラさんの映画レビュー・感想・評価

ルッコラ

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ロード・トゥ・パーディション(2002年製作の映画)

4.0


面白かった。
サムメンデスの作品は初見なのかな?

ずっと見ようと思っていながら放置していたんだけど、ディズニー+やめる予定なので消化しようと思って。


映像は終始よかった。
急ぐことなく余裕を持
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赤い河(1948年製作の映画)

4.0


西部劇づいているので観られるうちに観ておく。
勢いがないと見られないので。


とても面白かった。さすが名作と言われるだけの所以はある。

唯一、ラストのチェリーのもらい事故だけが可哀そうではあった
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.5



開幕から、キューブリックの作品だったんか!
という驚きでスタート

戦争映画はどうしても重い話になりがちなのでそこまで積極的にみないんだけど、めちゃくちゃよかった。


とにかくバランス感覚に優れ
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わが谷は緑なりき(1941年製作の映画)

4.5



素晴らしかった。
ジョン・フォードはそこまで多く見ているわけではないんだけど、個人的には「駅馬車」に並ぶ傑作。
駅馬車 がアクションの傑作なら、こちらはヒューマンドラマの傑作。

とにかく美しい場
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真昼の決闘(1952年製作の映画)

4.0



ジョンフォードの作品をみよう!
と思って見始めたのに違ったのか。

とはいえ面白かったからいいんだけど。
とてもよくできている。
話もシンプルな勧善懲悪ではなく、自分が守っていた市民から徐々に見放
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

4.5


2024/4 再鑑賞

社会背景がわからずに上手く咀嚼できなかったのでしっかり下調べしたうえで再鑑賞。
かなり理解できた。こういうのを一発でわかるようになりたいもんだなー。

撮影過程を知ると映像と
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ウエスタン(1968年製作の映画)

4.5



素晴らしかった。
昨日の続夕陽のガンマンが最高だったので連日。

結論から言うと続夕陽のほうが好きではあるけど、ラストの展開は熱かった。
主人公なのに最後まで謎で、最後の最後で正体がわかる。これを
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

4.5



とても面白かった。

けど邦題の付け方は最悪。
時代的に仕方ないのかもしれないけど。


それはともかく。
セルジオレオーネって一体何者なんだ?
という作品のクオリティ。
画面の美しさがすごい。
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荒馬と女(1961年製作の映画)

3.5



アステロイド・シティの関連で見てみた


マリリン・モンローに注目せざるを得ない作品なんだけど、やっぱり魅力がすさまじい。
「みんな好きになる」にすごい説得力がある。
ただ撮り方がグラドルのイメー
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

4.0

短いのが見たくて「コントラクトキラー」をみる。
アキ・カウリスマキは5本目だけど今ひとつわからなくて、これで寝落ちしたらしばらくは離れようと思って見始めたら案外楽しめた。
空気感に浸れるかどうかが1番
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

犬ヶ島 が日本人だけ見方が違ってしまうという感想があったとおもうけど、それに近いものを感じた。
日本人だからか(もしかしたら個人だからかもしれないけど)かなりバイアスのかかった見かたになってしまった気
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0




DUNEすさまじかった。
圧倒された。
オッペンハイマーにIMAX譲る直前に足運べて本当に良かった。

IMAX LASERとの相性が良すぎて今まで体験したことのない感動だった。

DUNEが流
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アネット(2021年製作の映画)

4.0



レオスカラックスは唯一「ホーリーモーターズ」だけ見たことあって。
自分が見た数多くの映画の中でも最もわからん、つまらんと感じた映画。
なので警戒していたんだけど、想像以上にちゃんと面白かった。
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欲望という名の電車(1951年製作の映画)

4.0

  
欲望という名の電車
恥ずかしながら初見。
とてもよかった。

主人公のブランチの生き方に自分を重ねてしまって見ていて結構きついものがあった。

元が演劇らしい、狭い空間での会話劇が中心。

登場
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オアシス 4K レストア(2002年製作の映画)

4.0

ハッピーエンドかというとそうでもないんだけど、明るさを感じさせる終わり方だった。出会いや最後に至る経緯はどうあれ、主役二人の会話をみていても、二人が本心でお互いを必要としているのはわかるし、本人たちは>>続きを読む

ブリキの太鼓(1979年製作の映画)

4.0

「ブリキの太鼓」はナチス政権下で生きた人間の葛藤を描いているのかなと結論付けたけど、それはオッペンハイマーも同じなのではないかと感じている(勿論未見)
先日のNHKでのラストシーン。自分がしたことが
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.0



これは。
「オリバー ニューヨーク子猫物語」
のオマージュだな!

というのは冗談だけど。
フェイギンという人間社会から蔑まれた孤独なホームレスが、たくさんの犬との愛情と絆をもって一緒に暮らす姿。
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(1954年製作の映画)

4.5




めちゃくちゃよかった。


途中、小石の比喩で仲が良くなり、憎まれ口を叩きながらもうまくやっていくのかと思ったらそんなことなくて、こういう結末なんだけどそれが本当にいい。

ザンパノの身勝手さ。
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0



おもしろかった。
ただ夢オチ的なラストはちょっと。
全体的に皮肉に満ちているので不自然ではないんだけど。


「笑える面白さじゃない、哀れな面白さ
三本足の犬」
こういう感覚がアメリカの笑いの感覚
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

4.0


あらすじ全然知らなかったので「女は女である」みたいなコメディだと思っていたので驚いた。

ライトな作風で、コミカルな場面も多い。特に劇中劇のサングラスの場面で「案ずるより産むがやすし、何でも暗く見え
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

1日経ってやっと頭の中で整理できてきた感じする。



なんかそもそもボーという主人公がとても魅力的にみえてきた。
小汚いおっさんで、自分の意志が弱く、ノーともイエスとも言えない薄弱さ。相手にどう思わ
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終わらない週末(2023年製作の映画)

4.0


おもしろかった。

同監督のどんとルックアップが親の仇レベルでキライだったので、多分ダメだろうなと思いながら観始めたんだけど、最後まで楽しく見られてしまった。

方向性やクセとかも結構そのまんまなの
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オー・ブラザー!(2000年製作の映画)

4.0



美しい南部を舞台にした音楽軸のロードムービー。
王道とも言える美しさがある。

コーエン兄弟らしく軽く毒を感じさせるが基本いい話でどこかおとぎ話のような雰囲気すらある。
置きに来たと言っても過言で
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ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人(2023年製作の映画)

3.5



悪くはないし面白いんだけどそれだけという感じ。

衣装と映像だけは本当によかった。
それだけのために見る価値はある。


最初にマイウェンが出てきたときは、さすがにヴィジュアルきつくないかな?と思
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.5

公開日に見に行ったけど全く咀嚼できなくて。
先日改めて鑑賞。
「映像が良かった」「ウェスの世界観が最高」は勿論そうなんだけど、それで終わりたくない。自分なりに答えを出したい感覚が強い。
色々な人の感想
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ロボコップ(1987年製作の映画)

4.0



子供の頃何度かみたけど、友人と話題になり改めて見てみた。
いや傑作。
時代を超える力のある作品。


暴力描写残酷描写やりたいだけ感もあるけど(それもいい)
オムニ社という悪を通した風刺の効いた演
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ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)

3.5


話としても面白かったんだけど、映像、演出、音楽、ファッション、色調、映画全体を包む空気感が2000年代の平成日本文化に与えた影響なものすごく大きいのかなとおもった。
例えばアメリとかウェス・アンダー
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

ランティモスの作品にしてはしっかりテーマと起承転結、因果関係がはっきりしていて見やすい印象。
「で?」
とはならない。
とはいえ、メタファや引用はおおい印象でシンプルでライトな作品ではない。
映像的な
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.5



めちゃくちゃ面白かった。
公開当時迷ったけど漂うB級臭から避けていたんだけど後悔しかない。


前提として、登場人物の行動にツッコミどころが多くバカな人物ばかりで、かなりご都合主義な展開が多い。
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