ディザスター作品の中でも、圧倒的上位にくる良作だった
王道でありながら、予定調和が存在していない
さすがとしか言いようがない、エメリッヒの靴なら舐められる
ディザスター作品に、宗教的要素をここまでしっ>>続きを読む
ハリーウィンストンの指輪よりマノロブラニク、ロイヤルブルーのハンギシを一足
跪まずいて履かせたら、どんな女もプロポーズを受けるだろう
一生幸せでいたいなら庭の手入れをしろ、と彼は言う
雑多なようで統制>>続きを読む
今から10年か20年後、君は結婚している
結婚生活はかつての情熱を失った
そうして君は、昔出会った男たちのことを思う
その中の誰かを選んでいたら、と
これは、若い頃失ったかもしれない何かを探す旅
もし>>続きを読む
4番ホームにて
ミラとホームズは出会った
洗剤は何使ってる?このシーツすごく良い匂いがする、と言ったあの男は人を殺したことがあるのだろうか
頭に輪っかがあったあの子は、誰かと同じドレスなんて着ないでほ>>続きを読む
ブラムハウス製作の現代版ミザリー
いつもと全く毛色の違うタッチで、ブラムハウスのポテンシャルを見せつけられた
ストーリーのテンポも良く、終始不快感を感じられる良作
ひとつ惜しかったのは、ミュンヒハウゼ>>続きを読む
神は、宇宙を相手に隠れんぼはしても、サイコロ遊びはしない
映画や小説の影響で、ロマンスに固執した私たちとも
長続きするたったひとつの恋愛は片思い
結婚は、ひとりで死なないための手段だ
ウディアレンとミ>>続きを読む
ダークウェブとは、匿名性の高い特別なネットワーク上に構築されたWebサイトのことである
ダークウェブは通常のWebとは異なり、基本的にはGoogleやYahooなどの検索エンジンにヒットせず、一般的な>>続きを読む
低予算など問題ではない、限りなく100点に近いB級ホラー
安っぽくないサスペンス要素をベースに、ジャケで食らわすミスリード
クリーチャービジュアル、スプラッター描写もハイクオリティだった
ジャケによっ>>続きを読む
これはもう、傑作以外の何でもない
ここまでカタルシスを得られるなんて、ひとつのセラピーだ
ひとりの女性がAirbnbを利用して、とある一軒の家に到着するとすでに宿泊客がいた、という場面から映画はスター>>続きを読む
アクションアドベンチャーゲーム、アンチャーテッドシリーズの実写映画版
無難ながらも無駄がない、王道のアドベンチャーストーリー
観客がこの冒険を楽しめるかどうかを考えて、新たに挿入されたオリジンストーリ>>続きを読む
マンネリ化しているスプラッターホラー界の、未来が動く瞬間を目撃した
至るところに大胆な伏線を張って観客に食らわすミスリード、そしてストーリーテリングの上手さ
これはホラーというよりも、優れたミステリー>>続きを読む
海で過ごすうちに現実を忘れた男の戯言を
人生は不条理だが完璧だ
善く死ぬために、善く生きる
マリファナで人生はすこし楽になるだろう
惨めさを飲み込む、全ての大人たちのために
キーティング先生ともうひと>>続きを読む
2003年、実際に起こった事件を基にしたアニマルパニックムービー
ソリッドシチュエーションスリラーのようだ、とも言われるようにこの作品の主軸は遭難要素
ワニが画面上に映る時間と回数はそう多くなく、もっ>>続きを読む
ジャドアパトー監督、アダムサンドラー主演によるコメディ映画で、なぜか2時間半もの尺がある大作
前半は死の享受、後半はラブコメディという完全分離の二幕構成
ジャドの趣味趣向、彼の映画を観る度に思い出すな>>続きを読む
本作は、両派閥の分裂をモチーフにしたもので片方に傾倒する意図はない
富裕層が娯楽として人間狩りを行う、ブラムハウス製作のサバイバルアクション
上流階級と庶民階級との格差対立やネット上での陰謀論、人種差>>続きを読む
パニックスリラージャンルの中では頭一つ、いや二つも抜けた良作だった
B級ホラー界隈では評価が高く有名な作品だけれど、未鑑賞だったのでやっと
冒頭のインパクト、パニックものならではのショックシーン、そし>>続きを読む
青春は痛いもので、何も起こらないのが人生か
東京のど真ん中、地べたに座って食べたカップラーメン
あの時笑っていたのか泣いていたのか、もうよく覚えていない
わざとまずいメシを食わせる、その場所に長く留ま>>続きを読む
南米で失神者続出!ラスト15分、あなたは映画史上最もおぞましい超常現象を目撃する!
と、あまりに自信満々のパッケージだったのでサブスクが上がるのを楽しみにしていましたが、つまらなすぎて失神するところで>>続きを読む
2人がそこから去ってしまえば、痕跡などなにも残らない
運命の人という概念は、自分を安心させるための道具に過ぎないと、いつから気付いていただろう
英語を話せるのに翻訳機能を使って話しかけてくる男も、ホテ>>続きを読む
97年の1月、世界の果てに着いた
南米で一番南の灯台だ
この先はもう南極、故郷が恋しい
ファイの悲しみをここに
97年の2月、地球のこちら側に戻った
帰り際にチャンの写真を一枚盗んだ
確信した、会いた>>続きを読む
フロイトによれば、人間全ての行動に理由がある
ヒッチコックが、アメリカで実際に起きたレオポルドローブ事件を、全編ワンシーンワンカットという実験的な手法で描いた作品
当時のフィルムは最長で10分ほどしか>>続きを読む
フレンズのスピンオフじゃん、というレビューを見かけたけれどまさにそれ
90年代に流行したような、スタイリッシュでクレイジーなシットコム
キースがセックスアンドザシティのサラジェシカパーカーのファンだと>>続きを読む
シャマランの作品を観るとき、最高にギャンブルという感じがしてゾクゾクする
今作、評価は低いけれどわたしは結構好きだったな
シーンごとのメッセージが意外としっかりしていて、印象に残るカットもあり、何より>>続きを読む
ドランが8歳のとき、タイタニックに出演していたディカプリオにファンレターを書いたという、自身の経験から着想を得た作品
わたしも6歳のときディカプリオに恋をしてドランと同じように手紙を書いたけれど、好き>>続きを読む
最高のジュブナイルホラー、忘れられない夏になった
来年から夏の金曜ロードショーは、スタンドバイミーとブラックフォンで決まり
エンドロールが流れ始める頃、自分がとてつもないカタルシスを感じていることにみ>>続きを読む
老いて遊びをやめるに非ず、やめるから老いるのだ
ワシントン州スポケーンに暮らす男性たちが、毎年5月を丸々鬼ごっこに費やす生活を28年にもわたり続けた、という実話をウォールストリートジャーナルが掲載した>>続きを読む
家族連続殺人事件の真相を探るため、殺人現場の家に引っ越して来た犯罪小説家が、家に残された手がかりを見つけ、事件の顛末を明らかにするサスペンスホラー
監督脚本はスコットデリクソン、主演はイーサンホーク>>続きを読む
巨匠ジョージロメロが1973年に手掛けた幻の未発表映画で、2017年に発見され4Kレストアが行われた
元々は、年齢差別や高齢者虐待について世間の認識を高めるために、ルーテル教会がロメロに依頼した企画>>続きを読む
数字の1のように堂々としていて、カラスウリの花のように気紛れなあなたに
人間の精神は決して、無限を理解することはできない
万物には論理があり、愛についてなど本当は分からないのだ
恐らく、わたしたちが生>>続きを読む
LA史上最高額の銀行強盗を企てた血の繋がらない兄弟が、逃走のために乗り込んだ救急車を舞台にしたノンストップアクション
ジェイクが出演していなければ観ていなかっただろうこの映画に、殴られたような感じがし>>続きを読む
エドガーライト監督とサイモンペッグ、ニックフロストの主演コンビで制作された、スリーフレーバーコルネット3部作の2作目
この主演コンビニにハズレなし、ということを知っているのは人生の強みとさえ思う
前半>>続きを読む
この映画は、バラ色のレンズで過去を振り返ることへの反論である
古き良き時代など、本当は存在しない
ノスタルジックとは現代への対処
エドガーライトが強い執着と憧憬を抱く60年代のソーホーを、ダイアナに捧>>続きを読む
ソウシリーズの監督、マーカスダンスタン
と脚本家、パトリックメルトンによるスプラッターホラー、ワナオトコの続編
序盤にニュースの一部が流され、前作で起きた事件の概要やアーキンの正体が説明されているので>>続きを読む
劇場公開を予定していたのに、新型コロナウイルスの影響でアマゾンの配信公開に変更されたらしいけれど、これは映画館で観たかったなーーー
アマゾンで最高記録の再生数、続編企画も立ち上がったのは納得
めちゃく>>続きを読む
1990年代に多く製作されたバイオレンスムービーのひとつで、連統殺人を研究しているカップルがカリフォルニアに向かう途中、本物の殺人犯を便乗させてしまうロードムービー
実生活でも恋人同士だったブラッドピ>>続きを読む
これぞまさに気狂いピエロ、道化死ていた
低予算スプラッターのジャンルとしては、ほとんど満点に近いんじゃないかな
クラファンで集めた製作費の30倍以上の興行収入というサプライズヒットも納得
古き良きスプ>>続きを読む